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島根県

森を育て未来を創造する。暮らしに寄り添う林業の魅力を次世代に伝える広報戦略プロジェクト!

大原森林組合

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

森を守る林業の魅力を発信し未来を創造する

森を守るためには林業の存在が欠かせません。その魅力を次世代に伝えることで林業従事者が増え、森を守り続ける循環型林業が成り立つのです。

このプロジェクトについて

【林業の魅力を次世代に伝えよう】
林業について、どんなイメージを持っていますか?林業は危険で大変な仕事というイメージを持つ人も少なくはないでしょう。
こうしたイメージは林業の一場面に過ぎず、森林を守るために職員さんは関係者と調整を図り、作業計画を立てる班長さんは仲間とコミュニケーションを行い、危険な状況に陥らないように準備を丁寧に行い仲間同士で支え合います。今回のインターンシップでは、世間一般に知られる林業のイメージを上書きし、若手人材がやりがいを感じて働く場所となるように、広報戦略の提案と採用現場で活用できるチラシの作成をしていただきます。

【雲南市と林業】
大原森林組合のある雲南市では森林が市域の約79%(43,529ha)を占め、古くからたたら製鉄の薪炭林が形成されるなど人々の生活にも密接に関わりながら豊かな自然がつくられてきました。しかし、木材価格の低迷や国産材の需要の減少などから、森林所有者の森林経営が困難となり、戦後に造林された人工林の多くは伐期を迎えてきているものの、伐採して次世代の森林へと更新していくことができていません。そのため、成長した森林はかつてないほどの豊富な資源として存在していますが、それを活用し次の世代に森林をつないでいく役割を持つ林業・林産業が持つ課題は深刻化しています。

【森づくりはまちづくり】
わたしたちの日々の暮らしの中で、森林を意識することはどれほどあるでしょう。実は私たちの気づかないところで、森林は暮らしの手助けをしているのです。例えば防災の観点において、森林は雨水をたくわえ、ゆっくりと川へ流すことにより渇水や洪水を防いだり、樹木の根が土壌を抱えこみ、落ち葉や下草が表土の侵食を抑えることで土砂災害を防ぐ事にも役立ちます。また森林は再生可能な資源であり、建築用材、合板材等の用途に加え、近年では木質バイオマスといったエネルギー源としても再注目を浴びています。他にも地球温暖化の抑制や、動物たちの住処、遊び場としての活用など、森林は私たちの生活において重要な役割を担っています。

しかし、林業に携わる人材が減り、森林整備がままならなくなってしまったり、技術や知識が失われてしまえば、山は荒れ、動植物の生態系はくずれ、いずれは大災害をも引き起こすやもしれません。こんなにも暮らしに密接した雲南市の森林が健全であるためには、森の手入れをしていかなければなりません。森林は長い年月をかけてやっと木材として切り出せるほどの大きさに育ちます。森林組合はそうした森林の一本一本の木を長期的な目線で保全していく使命があります。大原森林組合では、主に木が健全に育つための森林整備事業、育った木を伐採・搬出する利用事業を実施しています。

【魅力的な仲間と共に森林(もり)を育て未来をつくる】
林業とひとことで言っても、その内容は多種多様で、植林、伐採だけでなく、安全に作業できるような下準備、作業計画や関係者と調整を行うなど多様な業務があります。また、昨今では、ドローンを活用した山林管理が普及し始めているように機械の進化も著しく、これまでは危険で、体力勝負だった場面でも機械の力を借りて、より効率的に作業できること増えてきました。しかし、世間の林業に対するイメージは未だに危険で大変というものであり、林業という仕事についてよく理解されないまま、就職先の選択肢から外されてしまいます。実際に、大原森林組合はもちろんのこと、林業業界は深刻な人手不足に悩んでいます。そこで、今回のインターンシップでは、職員へのインタビューやあなた自身の体験を基に、世間一般に知られる林業のイメージを上書きし、若手人材がやりがいを感じて働く場所となるような広報戦略の提案をしていただきます。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ まちづくり農林水産・6次産業
職種 マーケティング・広報リサーチ・コンサルティング
活動支援金 あり
活動内容 ■STEP1
・大原森林組合の事業理解
・大原森林組合のステイクホルダーについて知る
・現場作業の見学をし、雰囲気を知る
・広報戦略を練るために必要な社員へのインタビュー内容決定
■STEP2
・社員へのインタビューアポイント
※受け入れ担当者と調整
・社員へのインタビュー
・若手人材(採用の対象となる方)の調査方法を検討
→若手人材のターゲットを絞る(高卒生・大卒生等)
→直接orアンケート等の媒体についても検討
■STEP3
・若手人材の調査開始
・社員へのインタビューをまとめる
・若手人材の調査内容をまとめる
・インタビューや調査内容から得た情報を元に、採用のための広報戦略パターンを検討する
・社内メンバーからフィードバック等をいただく
■STEP4
・報告会においてインタビューや調査内容、広報戦略パターンを共有する
・広報戦略を参考に、採用現場において活用できるような、林業の魅力が伝わる大原森林組合のチラシ(A4)を作成する。
・インターンシップ終了後のネクストアクションを社内担当者等と定める
期待する成果 ・社員へのインタビューを全員(約35名)に実施すること
・若手人材の林業業界への印象調査を実施すること
・インタビューや調査内容を受けて、採用のための広報戦略を提案すること
得られる経験 ・一つの産業、職業の意義や価値を多面的に調査し、理解する経験
・企業の広報戦略を1から考え、社員の皆様と共に議論する経験
・自然や環境に関する仕事である林業の現場に触れる経験
対象となる人 以下のような方が対象です。どれか一つでも当てはまる方はご検討ください。
・自然や環境保護の仕事に興味がある人
・広報や情報発信に興味がある人
・人材確保等に関心のある人
・何事にも関心を持ち、積極的に質問を投げかけられる人
・一定程度の体力がある人(現場見学の際に山を歩くため)
活動条件 【期間】令和5年8月〜9月の間の6週間程度
【活動頻度】週4〜5日、1日8時間程度(週40時間程度)
【活動時間】8時15分〜17時15分
※滞在拠点からの移動手段により、活動時間を変更することがあります
【滞在拠点】雲南市内で宿泊(コーディネート団体で準備・滞在費無料)
【参加条件】
・ご自身のパソコンを持参してください。
・インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします。
【ご質問・お問い合わせ】
一般社団法人umi(担当:伊藤・山下)
活動場所 大原森林組合 組合事務所(〒699-1223 島根県雲南市大東町下阿用401-1)

私たちはこんなチームです!

森林(もり)を育て未来をつくる

森を守り育てる意識を高く持ち、地域への奉仕の精神を忘れず地域の期待に応えに、地域の方々に寄り添った事業運営を行っています。また、アットホームな雰囲気の中で仕事に取組んでいます。
「伐って、使って、植えて、育てる」循環型林業の実現に向けた森林づくりを推進しており、その主役である若い方達の活躍出来る職場です。
スマート林業を目指しています。(ICT技術を活用した面積測量、写真撮影、木材量の積算等に向け研究中です)

受け入れ企業からのメッセージ

常務理事/宮川浩二

集中豪雨などによる土砂災害が起こるたびに、私たちは元気な森林づくりの重要性について実感しています。 下刈りや間伐など、定期的に森林を手入れすることで、根の発達が促されて風雪害に強い森林となるほか、林内に光が差し込み、 下層植生が繁茂し、表土の流出を防ぐという本来の役割を果たす森林になります。 それらの結果が出るのは50年後という息の長い、そして大切な仕事です。

当組合は、森林の持つ多くの機能を持続的に発揮できる森林づくりを推進するため「伐って、使って、植えて、育てる」循環型林業の実現に向け取組んでいます。そのためには、主役となる「ザ・モリト(森を守る現場作業員の愛称)」の皆さんの力が必要です。自分が植えた木を自分で伐ることは、無いかもしれませんが、手入れした森林が豊かに育ち、次世代に引き継がれることを期待しています。

環境にとって、とても大切な仕事だと思いますが、森林で働く「ザ・モリト」の募集をしても、なかなか応募がありません。森林組合を知ってもらい、仕事を知ってもらい興味を持ってもらえるよう一緒に考えてくれる方をお待ちしております。

団体概要

設立 平成14年4月1日
代表者名 代表理事組合長 安達幸雄
従業員数 36名
資本金 1億2,158万円
売上高 2億7,548万円
WEB https://www.ooharashinrin.jp/
住所 島根県雲南市大東町下阿用401-1