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宮城県

プロもうなる「骨までおいしいお魚」を届けたい! 地域漁業に貢献する高付加価値・無添加食品のマーケティング戦略を立案せよ!

マルアラ株式会社及川商店

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

骨まで安心・無添加、高付加価値の商品が売れる仕組みを構築する

前浜の新鮮な食材を原料に、こだわりの技術で生み出した無添加の「骨までおいしいお魚シリーズ」。ありそうでなかった商品の魅力を伝え、自社サイトからの購入へとつなげるマーケティング戦略を確立します。

このプロジェクトについて

■漁業不振が深刻化する中、高付加価値商品で地域を支える
今、日本の漁業が危機に瀕しています。ホタテが貝毒で売れなくなったり、シロザケが極度の不漁に見舞われるなど、浜では暗い話題が多くなっています。こうした不安定な水揚げに対応するのは、水産加工会社にとって容易なことではありません。
そんな中、マルアラ株式会社は、少量多品種の水揚げや漁獲される水産物の変化にも臨機応変に対応できる体制を模索してきました。
東日本大震災後の大変な時期も、地域を引っ張り、地域とともに乗りこえてきた社長には、「自分たちが高付加価値商品を世に送り出して、漁業者や地域を支える」、という強い思いがあります。

■挑戦を続けるマルアラのラボ・ファクトリー
マルアラ株式会社は昭和49年創業のホタテやカキなどを主に扱ってきた水産物食品加工会社です。東日本大震災による工場流出、その後の水揚げ激減による原材料の高騰など、これまで幾多の逆境に直面しましたが、これらを逆手に、さまざまなアイデアで会社の変革を実現させてきました。
2017年4月開業の「南三陸ハマーレ歌津」の店舗では、水産加工食品に加え、新たにバウムクーヘンを製造販売して周囲を驚かせました。
2018年に完成したマルアラの新工場には、水産加工のみならず、スイーツやゼリーまでありとあらゆる商品を作り出せる最新鋭の設備が備わり、まざにラボ・ファクトリーといえる充実ぶりです。元料理人を開発チームに迎えたり、前浜から獲れたばかりの魚介類を鮮度の良いうちに加工するこだわりが、生協のバイヤーもうなるほどの味の違いとなってあらわれます。最近では魚離れへの対策として、その大きな要因である骨とり不要で、無添加を徹底した「骨までおいしいお魚シリーズ」を生み出すなど、これまでありそうでなかった商品ジャンルの開発に力を入れています。
コロナ禍という新たな逆境で商談もままならない中、本格的な自社サイトの立ち上げにより、百貨店などのB to Bだけでなく、個人のお客様にこのおいしさを伝えるための新たな挑戦をはじめようとしています。

■地域の担い手の一人でもある経営者と共に挑戦!
社長の及川吉則氏は、マルアラの社長を務めながら南三陸町観光協会の会長、産業団体連絡協議会会長など様々な顔を持ち、地域の活動にも非常に積極的です。アイデアにあふれた経営者であるとともに、地域の未来をいつも真剣に考えています。地域で事業を行うだけでなく、地域の将来を見据えて観光や産業でも存在感を発揮する社長の元での経験は、単なる経営に留まらず地域との協働や未来を見据えた姿勢を直に感じ取れる機会になります。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ PR・メディア食・ライフスタイル
職種 マーケティング・広報リサーチ・コンサルティング
活動支援金 なし
活動内容 骨まで柔らかで、カルシウムなどの栄養もとれ、無添加で「からだにやさしくおいしい」をテーマにした高付加価値商品を食卓に届けるための、自社サイトからの販売戦略を確立します。
これまでありそうでなかった商品の魅力を誰にどのように伝えるか?どういった方法で自社サイトに誘導し、購入して頂くのか?
この問いに対する仮説を構築し、アンケートなどでターゲット層を絞り、SNSなどで具体的な発信実験を繰り返し行うことで、新たな製品価値の認知から購入に至るまでの販売戦略マニュアルを整理します。
インターンはオンライン(一部、現地実習あり)で実施し、以下のようなスケジュールを予定しています。

第1週:南三陸ゼミ
〇南三陸ブロックの他のインターン生と一緒に、地域を理解し、インターンに取り組む際に必要となるスキル、フレームワークなどを学ぶゼミを受講して頂きます。
・南三陸にどっぷりつかる(地域の特徴・取り組み、地域企業の社長リレートーク、他)
・武器を身につける(ロジカルシンキング、マーケティング講座、など)
・プロジェクト達成のために(プロジェクト理解、目標設定の仕方、活動の際のツール、注意点)
※最初の数日間を現地での研修にあてることを予定しています(交通費支給)。
※ただし、新型コロナウイルスの感染拡大によっては、現地活動を縮小・中止する可能性があります。

第2週:受入企業とプロジェクトの理解
〇受入企業、プロジェクトを深く理解し、ゴールイメージのすりあわせを行います。
・受け入れ企業の現状、商品、強みや抱える課題の理解
・プロジェクトのゴールイメージ、成果イメージの共有
・ターゲット、戦略仮説の構築
・目標達成に必要なタスク整理と各週ごとのスケジュールへの落とし込み
・企業担当者、コーディネーターとの打ち合わせタイミング等の設定
・チームとしての進め方、情報共有の仕組みの確認
※一部を第1週に行う場合があります。

第3週〜:
〇課題解決に向けた活動
・ヒアリング、情報収集
・戦略仮説に基づいて、SNSによる発信・反応の解析・評価など、短いサイクルで
効果測定と試行錯誤を行いながらより良い成果を追求します。

第4週頃:
〇中間報告会の実施
・これまでの成果を整理し、南三陸ブロックで合同の中間報告会を実施します。
・他のインターン生や企業、コーディネーター、OGOBなどからのフィードバックを受け、
これまで戦略と方針の確認を行い、後半の活動へとつなぎます。

最終週:
〇成果報告
・お客様を自社サイトに誘導し、商品を買って頂くまでの方法論を整理し、
マニュアル化して報告書にまとめます。
・インターンで得た成果を、南三陸ブロック合同の成果報告会で発表します。
期待する成果 ・自社サイトでの購入につなげるためのデータ収集(SNS等での発信の効果測定)
・新たな価値を持つ商品の販売戦略マニュアルの整理
得られる経験 ・マーケティング手法の習得
・これまでにない商品の販売戦略の立案経験
・地方の現状を理解し、職業観が広がる経験
・地域のアツい事業家達と交流する経験
対象となる人 ・将来、マーケティングやコンサルティングの仕事につきたい人
・共感マーケティングという言葉にピンときた人
・新たな価値をつくり、広めることに興味のある人
・論理的な思考ができる人
・地域の課題解決やSDGsに興味のある人
・最後まで投げ出さず成果を求める気持ちのある人
活動条件 【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
<このプロジェクトは、オンライン実施(一部現地活動あり)です>
・2021年1月23日~3月13日(全体で160時間程度の活動)
※テスト期間に重複して23日からの開始が難しい場合はスタート時期のご相談が可能です。
・基本的にオンラインで現地をつないだ活動となります。
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(オンラインまたは現地)を実施します。
・上記期間のうち、1月23日から数日間は現地での活動を予定しています。
※現地に行けない場合でもエントリーは可能です。面談時に相談をしてください。
※現地での活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、
変更や中止になることがあります。

【活動頻度・活動時間】
・週4~5日(月曜~金曜)、1日4~6時間程度
・企業の営業時間内(9:00~18:00)での活動が中心ですが、内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。
※このプロジェクトについてのご質問・ご相談は、(一社)サスティナビリティセンター(担当:太齋(ダザイ)、連絡先:050-5236-2263)までお問い合わせください。
活動場所 宮城県南三陸町(オンライン+一部現地活動にて実施)
事前課題 有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

からだにやさしく、おいしいを食卓に。

■逆境を逆手に!新しいチャレンジを続ける
マルアラ株式会社は昭和49年に創業されたホタテやカキなどを主に扱ってきた水産物食品加工会社です。東日本大震災による工場流出、その後の水揚げ激減による原材料の高騰など、幾多の逆境に面しても、社長はこれを逆手に、さまざまなアイデアで会社の変革を実現させてきました。その変化を恐れないチャレンジ精神は当社の体質とも言えます。2017年4月に完成した商業施設「南三陸ハマーレ歌津」の店舗では、これまでの水産加工食品に加え、新たにバウムクーヘンを製造販売して周囲を驚かせました。このスイーツ作りは、「水産加工の設備とノウハウを応用して、地元に無いお土産品を作る」というアイデアを具現化したものであり、地域に眠る資源を活用するための一手でもあります。水産加工業×スイーツという新たなチャレンジにも積極的に取り組み、着実にファンを増やしていく姿は、包容力の大きな社長の人柄と相まって地域のモデルにもなりつつあります。

受け入れ企業からのメッセージ

代表取締役/及川吉則

南三陸町は水産だけではなく、森里海の資源がとても豊かな場所です。2018年にはラムサール条約に登録、また森林のFSCと日本初海のASCと、この資源を育む森と海の関係まで国際認証を得たのは世界でも稀な事で、まさに世界が認める自然環境との共存を目指す町です。震災から10年私達は町の復興と共に地域産業の復興には後継者を育み未来へ続く事業への改革の必要性を感じて参りました。さらにコロナ禍も加わりこの難局をいかに超えらるのか、震災時にはチャンスと捉えて立ち向かったものだけが良い結果につながった教訓から、このコロナ禍で低迷する中でも果敢に立ち向かい売上を伸ばしております。我々のチャレンジから課題解決の新たなアイデアが生まれ、この難局を乗り越える力と未来へ続く事業へと繋がる手法を一緒に見つけたいと思います。南三陸の風土が生み出した山海の恵、この土地に受け継がれて来た豊かな食文化と生活の知恵を活かしたものづくりを通して旬の美味しさと、味わうひとときを南三陸からお届けましょう。

[プロフィール]
南三陸町出身。マルアラ株式会社代表取締役。
その他にも有限責任事業組合 南三陸の海代表、南三陸町観光協会会長、南三陸まちづくり未来役員、南三陸商工会理事、南三陸町産業団体連絡協議会会長を務めるなどを担うなど、町の産業界を牽引する。

団体概要

設立 1974年創業 1988年設立
代表者名 代表取締役 及川吉則
従業員数 30名
WEB http://www.maruara.jp
住所 宮城県本吉郡南三陸町志津川字大森町48番地