PROJECT INDEX

探してた面白いプロジェクトが見つかる!日本全国のインターンシップ検索サイト

インターンシップを探す企画を通して、多様な人と連携する力をつけるインターン!日本ならではの伝統産業から「新たな文化」をつくる!


兵庫県

企画を通して、多様な人と連携する力をつけるインターン!日本ならではの伝統産業から「新たな文化」をつくる!

株式会社岸本吉二商店

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

日本ならではの「樽×日本酒」の伝統文化を未来につなぐ!

日本ならではの伝統文化から、新たな価値をつくるプロジェクト!
農家・酒造・地域の方々など、様々な人と連携して企画を実践。
「連携して物事を進める力」「企画をやり遂げる力」を磨いていきます。

このプロジェクトについて

\読売テレビ「BEAT~時代の鼓動~」にも、関西のオンリーワン企業として取り上げられました!/
http://www.ytv.co.jp/beat/?bcid=5802001262001


「ハレの日」という言葉があります。

日本では古くから、特別な日や嬉しいお祝い事があると、お酒を振る舞い、大勢の人と喜びを分かち合ってきました。

岸本吉二商店は、そんなお祝い事に欠かすことのできない「鏡開き」に使用される、日本酒を容れる「菰樽(こもだる)」の専門メーカーです。
創業以来100年以上に渡って、職人による伝統製法を大切にし、ひたむきに菰樽をつくり続け、全国各地に届けてきました。

しかし、高度成長期以降、近代化や農家の担い手不足等をはじめ、様々な環境の変化によって、農家や藁の供給元である田んぼ自体がどんどん減り始めていきました。
昔ながらの循環システムが崩れていった結果、現在では、伝統的な藁製の菰樽を作るために欠かせない原材料の稲藁自体が年々入手困難になっています。
また、日本酒文化自体も、かつての盛り上げりは落ち着き、「鏡開き」自体の機会も減りつつつあります。

こうした背景の中、菰樽製造メーカーは、現在ではもう世界に3社しかありません。
はっきり言って「絶滅危惧種」と言えます。

しかし、だからこそ、その中でトップシェアを誇るメーカーとして、岸本吉二商店は「伝統的な文化を残す」という理念のもと、次の時代に菰樽を繋げていきたいと考えています。

そのためには、自社だけではなく、供給元の農家の方、取引先である酒造メーカー、その他藁を扱う様々な業界の関係者など、様々な人たちの力が必要です。
また、この危機感をチャンスと捉え、「継承プロジェクト」を切り口にして、農家や酒造メーカーなど、関わるすべての人がつながり、それぞれの抱える課題の解決や、新しい価値が生まれる未来も描いています。

「継承プロジェクト」のその先には、伝統的な日本酒文化や藁文化が元気になり、日本の農家も盛り上がる、そんな循環型の社会が生まれていることを願っています。

様々な人を巻き込んで、「伝統文化のその先の、新しい価値」をつくる。
そんな想いに共感する、次の世代を担う大学生のみなさんと、ぜひ挑戦したいプロジェクトです。

募集要項

募集対象 大学生
期間 長期(3ヶ月以上)
テーマ 農林水産・6次産業文化・伝統産業
職種 企画・商品開発新規事業
活動支援金 なし
活動内容 ▼Step1(1ヶ月)
<藁(わら)と菰樽(こもだる)のつながりを理解する>
・実際の製造現場、取引先酒造メーカーや資料館への訪問同行、契約農家での
藁菰製造体験を通して、菰樽の歴史や製造方法、特長、意義を体感する。
・協力先の酒造メーカーを訪問し、今回の継承プロジェクトについての想いの
説明や、契約田での稲刈りについての提案交渉をおこなう。

▼Step2(2~3ヶ月)
<実際に稲刈りを経験。今後の藁の確保に向けた企画を練る>
・稲刈りに向けた事前準備~実践の一連の流れを経験する。
・上記を踏まえて、今後の藁の確保に向けて必要な準備物や確保に向けたマ
ニュアルや、外部の人と連携した稲刈りイベントの企画書をつくる。
・上記と並行して、取引先酒造メーカーをはじめ、藁を扱う各方面に対して、
藁の新たな価値づくりに向けたニーズ調査をおこなう。

▼Step3(4〜5ヶ月)
<今後の継承プロジェクトに向けた企画・発信を進める>
・『菰樽継承プロジェクト』の趣旨、想い、具体的な連携方法(稲刈り)につ
いて発信。プロジェクトに共感し、今後の確保に協力するメンバーを募る。
期待する成果 ◎藁に対する今後の新たな「需要と「供給」の両面からアプローチしていきます。

【需要を生み出す】
・酒造メーカーをはじめとした藁を扱う関係先への調査によって、藁に対する
新たなニーズを集める
・従来の「藁菰」の良さや今回の継承プロジェクトの認知度向上のための発信

【安定供給に取り組む】
・「参加型の稲刈りイベント」(持続可能な藁の確保のための仕組みづくり)
に向けた企画書と実施マニュアルの作成
得られる経験 ・企画から実践まで、ひとつのプロジェクトをやりきる経験
・農家、酒造メーカーをはじめ様々な人と出会い、関係性をつくっていく経験
・「伝統文化」に関わる現場・人・仕事を体感できる経験
・相手のニーズをくみ取ったうえで、新しい事業を立ち上げる経験
対象となる人 ・「伝統文化を未来につなげる」という想いに共感する人
・ゼロから企画を形にしてみたい人
・インターンシップを通して、様々な人と関係性をつくり、コミュニケーションをする
力(丁寧に聞く/相手に分かりやすく伝える/想いを形にする)を身につけたい人
活動条件 ◎交通費:全額支給

■期間
5ヶ月(応相談)

■活動頻度
学期中:週16時間以上(週2日以上)
休暇中:週32時間以上(週4日以上)

■活動時間
8:30~16:45

■定休日
土・日・祝

※学業に合わせて、活動日&時間の相談は可能です。
活動場所 <所在地>兵庫県尼崎市塚口本町2丁目8-25
<アクセス>阪急「塚口」駅から徒歩8分
事前課題 ①街中や書籍、雑誌、web検索などで見かけた「こも樽」の写真を撮り、スクラップブックを作ってきて下さい。(レイアウト・書式・枚数は自由です)

②『菰樽ものがたり』を読んで、もっと知りたい点or疑問に思った点をまとめてきてください。

私たちはこんなチームです!

伝統文化の担い手として、次代へ

菰樽の歴史は、江戸時代にさかのぼります。お酒を樽に入れて船で運ぶ際に、割れないように藁でできた菰(こも)でくるんで運んだことが起源です。

特に尼崎は、灘や伏見などの酒どころに囲まれ、地場産業としての菰樽製造が栄えてきました。
現代でも、ハレの日のお祝い事を彩る、日本ならではの”鏡開き”に欠かせない製品です。

伝統製法の藁で作る伝統製法の菰樽は、非常に手間もかかります。
けれど、効率的で合理的なものではなく、あえて非効率で非合理な、ともすれば消えてしまう伝統文化を守り、世の中に残していくことに意義があると当社は考えます。

これからも、伝統の技と文化を未来に継承していくため、挑戦と努力を続けてまいります。

受け入れ企業からのメッセージ

代表取締役社長/岸本 敏裕

岸本吉二商店は、『伝統的な文化を「ものづくり」を通して残すことにより、日本を発信し社会価値を創造していく』を理念にしています。
我々が残していかないと、消えてしまう文化があります。
未来に向けて、日本ならではの伝統文化を残していくプロジェクトに、ぜひ挑戦していきましょう。

[プロフィール]
昭和36年生まれ。
甲南大学 経営学部卒業後、ニッカウヰスキー入社。5年間に渡り営業として活躍した後、昭和63年に実家の岸本吉二商店入社。平成8年、4代目に就任。
以来、「伝統を未来につなげる」という想いのもと、数々の商品開発(「ミニ菰樽」、「ミニ鏡開き」、「レンタル菰樽」他)を手掛け、新しい「菰樽」、「鏡開き」の形づくりに取り組んでいる。

【受賞歴】
『2006年VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト 』金賞受賞
『おもてなしセレクション2017』金賞受賞

団体概要

設立 昭和34年8月8日
代表者名 岸本 敏裕
従業員数 約30名
売上高 530,000,000円
WEB http://www.komodaru.co.jp/
住所 兵庫県尼崎市塚口本町2丁目8-25