イベント企画、商品開発、広告宣伝なんでもあり!いちごの発信に挑戦!

2012年に就農し、挑戦を続ける吉濱さんのもと、主力作物であるいちごの地産地消に向けたプロモーションを実践。いちごフェアの企画運営や、商品開発、広告宣伝まで、様々なアプローチに挑戦してみませんか?

このプロジェクトについて

■よしはま農園の成り立ち
岩手県宮古市にある「よしはま農園」は、いちごを主に栽培する農家です。
代表の吉濱孝明さんは、地元宮古市出身。2012年に新規就農し、様々なことに取り組む若きチャレンジャーです。実家が農業を営んでいたわけではありませんが、子どものときから植物が好きだったこともあり、農業高校へと進学。農業クラブでは全国大会にも挑戦するなど、農業への興味を深めていきます。その後、酪農を学ぶ大学に進学し、卒業後は養豚会社に就職。3年間畜産の現場で働いた後、スイスでの農業研修に挑戦します。家族経営の小さな農場に住み込みで働き、様々な経験を積みました。
帰国後は、地元宮古市の先輩農家のもとで3年間の修行に励みます。2012年4月、晴れて独立し「よしはま農園」の経営をスタート。「いつかは地元で農業を」という想いを結実させたのは、吉濱さんが29歳の春でした。

■いちごの栽培に試行錯誤
よしはま農園の主力作物は、いちご。現在の収穫量と美味しさに至るまでは苦労の連続でした。
吉濱さんは、就農初年度からいちごの栽培に取り組みます。その理由は、宮古市や岩手県ではいちごの栽培が盛んでないから。他の農家がやっていないことにチャレンジし、宮古市をいちごで盛り上げたいという想いを抱いてのスタートでした。
しかし、いちごの栽培は一筋縄ではいきません。県内でいちごを主力として栽培している農家はおらず、宮古市の環境に合った適切な生育方法が確立していないという状況だったのです。農業の特徴として、同じ作物を栽培するにも地域が違えば栽培の仕方も異なるという事情もあり、誰からも教わることができず、すべて我流でトライアンドエラーを繰り返してきました。数年単位で試行錯誤を続ける中で、「ここ1、2年ぐらいで『こうやったらいいものができるのではないか』という兆しがようやく見えつつある」と吉濱さんは語ります。今や宮古市で最も多くの収穫量を誇るよしはま農園のいちご。味にも定評があり、地元住民のファンは着実に増えています。

■地産地消に向け、地元へのプロモーションに挑戦!
いちごは完熟すると流通が難しい作物。収穫してすぐに販売することで、最もおいしい状態で消費者に届けることができます。宮古市内での収穫量は一番になったものの、大量生産とまではいかず、大消費地である都市圏に対して販売することは現実的ではありません。
それでも吉濱さんは地産地消にこだわりを持ち販売に取り組んでいます。2023年6月には、市内商店街にいちごの加工場兼店舗「confit&pickles」をオープン。吉濱さんの奥様が中心となり、ジャムなどの加工品の生産・販売や、いちごを凍らせて削るかき氷、いちごパフェの提供など、様々な形でのいちごの販売に挑戦しています。農家の枠を超えたチャレンジの根本には「地元の方々に地元産の美味しいいちごを食べてほしい」「地元をいちごで盛り上げたい」という気持ちがあります。
今回のプロジェクトでは、インターン生には、いちごのプロモーションに挑戦してもらいます。いちごの栽培が少しずつ安定してきている中、よしはま農園の次のステップはより多くの販売。それに直結するようなプロモーションの企画実行がインターン生の役割です。SNS発信やキャンペーン、既存商品のデザイン改良、加工商品の開発などあらゆる方法を考え、1ヶ月の期間で成果を生み出してみませんか?

いちごが大好きで、吉濱さんと共に挑戦してくれるインターン生を募集します!

募集要項

募集対象	大学生
期間	短期（3週間〜2ヶ月）
テーマ	農林水産・6次産業食・ライフスタイル
職種	企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金	なし
活動内容	いちごの地産地消を促進するためのプロモーション企画を立案、実施する 【ステップ1】 ●事業理解、事例調査(1週目:25時間) ※オンライン活動 吉濱さんとのオンラインミーティングを行い、吉濱さんの想いや、よしはま農園のいちごの特徴などを理解しましょう。各自で農作物や食品のプロモーションについて、成功事例を調査します。吉濱さんと共有、協議し、プロジェクト内で実施するプロモーションの方向性を決めていきましょう。 【ステップ2】 ●農園、店舗での実習(2週目:40時間) ※以降現地活動 現地活動開始後、まずはよしはま農園で実際の農作業を体験します。いちごの栽培の楽しさや苦労を知り、今後のプロモーション活動に対して、農家の気持ちをより深く理解することにつなげていきます。 加工場兼店舗「confit & pickles」での実習も行い、いちごの加工や販売についての理解を深めます。ステップ1で定めた方向性に、実習を通して得た知識や考えを肉付けし、プロモーションの企画を立案します。随時、吉濱さんと協議し、目標や具体的な内容を決定しましょう。 また、インターン生が考える企画と並行して、3月中旬に「いちごフェア」を実施する予定です。よしはま農園の皆さんと共にいちごフェアの企画準備も進めていきましょう。 【ステップ3】 ●プロモーションの実施と検証(3～5週目:80時間) ステップ2で定めたプロモーション企画の実施に移ります。吉濱さんと合意した内容に基づき、準備を進め、試行錯誤しながら実践していきましょう。 いちごフェアもこの時期に開催する予定です。 【ステップ4】 ●効果検証と引継ぎ(6週目:40時間) プロモーション企画といちごフェアの結果をもとに効果検証を行い、今後よしはま農園が継続すべきプロモーションについて資料をまとめます。 インターン生の活動が終わった後にも継続できるよう、1ヶ月の活動をふりかえり、吉濱さんに引き継ぎましょう!
期待する成果	・いちごのプロモーション企画の立案、実行および効果検証 (吉濱さんとの協議により、企画内容に沿った詳細な成果目標を設定します)
得られる経験	・農作物の生産者と二人三脚で販売促進を行う経験 ・商品のプロモーションについて、一から企画し実行する経験 ・いちごの加工品製作、商品開発などの経験
対象となる人	募集人数:2人 ・好奇心と挑戦心があり、失敗を恐れずに行動できる人 ・様々な関係者と協働するためにコミュニケーションが取れる人 ・いちごが大好きな人
活動条件	<このプロジェクトは、現地滞在型です> 【期間】 2024年2月7日〜3月19日の6週間程度(1週目はオンライン活動期間)を予定しています。(原則、すべての期間に参加してもらいますが、どうしても参加できない日程がある場合はご相談ください) 【活動頻度】 オンライン:週5日、1日4-5時間程度(週25時間程度) 現地活動:週5日、1日8時間程度(週40時間程度) 【活動時間】 受け入れ企業の通常業務時間内で1日4〜8時間程度、確保してもらいます ※活動の内容・進み具合によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります 【宿泊】 宮古市内で宿泊(企業側で準備) 【その他条件】 ・自分用PCがあり、自宅にインターネット環境が整っていること ・インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします。 ・宮古市への交通費の補助制度あり。詳しくは面談でご確認ください。
活動場所	1週目はオンライン 2週目以降は現地(よしはま農園および店舗「confit&pickes」)
事前課題	あり(マッチング成立後に個別調整)

私たちはこんなチームです!

チャレンジを続ける農家

よしはま農園は、岩手県宮古市でいちごを栽培している農家です。
宮古市は冬から春にかけて日照時間が長く、いちごが光合成によって蓄えられる糖が豊富に生成されます。収穫は完熟・朝穫りにこだわり、風味・酸味・甘みのバランスが良いいちご作りに取り組んでいます。

2023年6月からは新規事業としていちごの加工に取り組みはじめました。加工場兼店舗として「confit & pickles」をオープンし、ジャムやコンポート等の生産、販売も行っています。
そのほかにも、体験活動の受け入れなど様々なことにチャレンジしています。

受け入れ企業からのメッセージ

代表／吉濱 孝明

はじめまして。よしはま農園代表の吉濱孝明です。
私自身は学生だった頃に北海道の酪農家の元でのインターンや、社会人になってからスイスでの農業留学も経験しました。当時の経験は今の仕事や生き方にプラスになっていると感じています。

学生の皆さんがインターンに来る2、3月はいちご収穫の時期です。生食のいちごの販売方法、加工品の商品開発、イベント企画も考えたいです。
いちごが大好き、「いちご愛」が強い方と一緒に取り組みたいです。

[プロフィール]
1982年 岩手県宮古市生まれ。遠野緑峰高校、酪農学園大学酪農学部へと進学。
2004年に卒業後、畜産業界に就職。4年後にはスイスへ農業研修の留学を経験。
帰国後は、宮古市内の農家のもとで農業研修を受け、独立のためのノウハウを得る。
2012年 念願のよしはま農園を設立。
2023年 いちごの加工品を販売する店舗confit&picklesをオープン。