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東京都

家にも学校にも居場所のない子どもたちに、メタバース居場所を届ける。サービスのブラッシュアップと運営の仕組づくりに挑戦

一般社団法人心と命に寄りそう地域づくり推進協議会

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

子どものこころの専門家とともにつくるメタバース居場所づくり

虐待やいじめによって、家にも学校にも居場所がない子どもたちがいます。支援の手が届きにくい子どもたちに、スマホ一つでつながれる「メタバース居場所」を届けるプロジェクトです。

このプロジェクトについて

●メタバース居場所プロジェクトとは?

一般社団法人心と命に寄りそう地域づくり推進協議会は、子どもの自殺対策などに地域住民がこころの問題を我がこととして支え合うような地域づくりに取り組んでいる団体です。

死にたいくらいに追い詰められた子どもにとって、他者との心のきずなは生きていく大きな支えになります。児童館など子どもの居場所はあるものの、困難を抱えた子どもたちのうちで、既存の居場所を利用できている子はごく一部です。

そんな状況を受け、2023年上旬、スマートフォン一つで他者とつながることが出来る「メタバース居場所」を立ち上げました。大切にしているのは、子どもたちにとって、安心・安全な場であること。子どもたちは、ボランティアスタッフと一緒に、ゲームをしたり、おしゃべりをしたりして過ごします。少しずつ信頼関係を積み上げて、いざとなったら頼ってもらえるような関係性づくりをしています。

⚫️誰からも支援の手が届かない子どもたちに、サービスを届けるには?

現在、約10名の若者が利用していますが、親御さんが利用を申し込んだケースが多く、家庭環境が安定している子どもたちがほとんどです。虐待やいじめなどで学校にも家庭にも居場所がなく、誰からの支援も届かないような子どもたちには、サービスは届けられていません。彼らにどうつながるかが、今、一番の課題です。

また、数ヶ月運営してみて、子どもたちに年齢の近い若いスタッフの力が必要であることも分かってきました。年の近い「お兄さん」「お姉さん」の方が、子どもたちが心を開いてくれます。

今回のインターンでは、支援が必要な子どもたちにメタバース居場所を届けること、彼らのニーズに合わせてサービスをブラッシュアップすること、大学生ボランティアの獲得をお願いしたいと思っています。

●社会のリアルを知り、児童精神科医、臨床心理士など子どものこころの専門家と試行錯誤する3ヶ月

コロナ禍を経て、社会の分断がさらに進んだと言われています。コロナ前の日常に戻った人もいれば、物価上昇などによって、日々の食事に困る人も増えています。たとえ近くにいても、関心を持たなければ「助けて」の声は聞こえないものです。
自分とは異なる立場にいる人の声に耳を傾け、想像力を働かせる経験は、これからの社会をつくっていく皆さんにとっても、大切な経験になると思っています。
児童精神科医、臨床心理士など子どものこころの専門家、と一緒に、社会課題に向き合いながら試行錯誤する3ヶ月に、あなたも挑戦してみませんか?エントリーお待ちしています。

募集要項

募集対象 大学生
期間 長期(3ヶ月以上)
テーマ こども・教育テクノロジー・テック
職種 企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金 あり
活動内容 <ミッション>
家にも学校にも居場所がない子どもたちにメタバース居場所を届け、彼らにとって居心地のよい居場所となるためにサービス改善をすること。
この問題に関心ある大学生とつながり、継続的に大学生が関わり続けるための運営体制を構築すること。

■Step.1 支援の手が届きづらい子どもたちや、この問題に関心ある大学生とつながる

◎この問題に関心がある大学生に向けたイベントの企画・運営
・イベントの企画概要やスケジュールを計画する
・大学生の集客
・イベントの実施
・メタバース居場所のボランティアスタッフの獲得

◎学校にも家にも居場所がない子どもたちとつながる
・アウトリーチの手段の検討と実施

■Step.2 サービスのブラッシュアップと運営体制の構築
・子どもたちの声を受け、サービスの改善点を提案。
実際にテスト運用しながらPDCAを回す。
・大学生のニーズを把握し、継続的な大学生ボランティア獲得のための仕組みを提案する
期待する成果 ・この問題に関心がある大学生向けのイベントが開催されること
・支援の手が届きづらい子どもたちがメタバース居場所に招待されること
・大学生ボランティアが継続的に関わり続けるための仕組みづくりが構築されること(実際の構築まで届かなくても、打ち手を考えるための素材が集まっていること)
・支援の手が届きづらい子どもたちにとって、居心地のよい居場所とはどんな場なのか?彼らの声を聞き出し、居場所づくりに反映させること
得られる経験 ・家にも学校にも居場所のない子どもたちに直接接することで、何が問題になっているのか、社会課題の解像度が上がります。
・児童精神科医の先生や、居場所のない子どもたちなど、普通に大学生活を送っていたのでは出会えない人たちと接点を持つことができます。
・行動し、戦略の仮説を立て、また行動する。行動と改善を繰り返す経験(PDCAを回す)は、社会人になってからもあらゆる仕事で役立ちます。
対象となる人 ・社会の格差の問題に関心がある人
・居場所のない子どもたちに何か出来ないかと思っている人
・このプロジェクトに共感した人
活動条件 ・2023年1月〜2023年3月まで
※どれくらいの頻度で関われるか、応募後に調整します。
活動場所 〒157-0073 東京都世田谷区砧三丁目5番9号 コートヴェール2F

私たちはこんなチームです!

心と命を守るには、地域づくりから。「心のことを身近なことに」「地域の困難を抱えた子ども・若者のことを我が事に」考えお互いに手をさしのべあうような地域づくりを目指し、活動しています。

本法人は、地域の人々が自分や周りの人の心のことを大切にするような地域づくりを推進するために設立しました。

令和3年で21,007人の方が自殺で亡くなっています。
10~39歳(男女計)の全年齢階級で死因の第1位が「自殺」。
「10~14歳」の「自殺」については、全死亡の約29%を占め、死因の第1位となっています。

自殺対策は社会の喫緊の課題であります。

死にたいほどつらい気持ちに追い込まれているとき、自分のつらい気持ちを聴いて寄りそってくれる誰かの存在がその人の救いになるかもしれません。

「心のこと」はともすると、触れてはいけないこと、あまり関わらないほうが良いこと、などと思われる人もいます。また、そもそも「心のこと」に関心がない人も。

しかし、地域の皆が「心のこと」を大切なこと、考えて当たり前なこと、と感じるようになれば、精神的に追い詰められた人がいた時、その人はSOSを出しやすいでしょうし、また、周りの人もそれを受け止め、寄り添いやすくなることでしょう。

そのような地域づくりのために、我々はいろいろな人とのネットワーク作りを行い、また、そのようなネットワークのハブになって、いろいろな人をつなげ、心と命に寄りそう地域づくりを推進していきます。

受け入れ企業からのメッセージ

一般社団法人 心と命に寄りそう地域づくり推進協議会 代表、信州大学医学部周産期のこころの医学講座 特任教授/立花 良之

今回のインターンシップでは、当法人のメタバース居場所の新しい取り組みのサービス向上、持続的に大学生の方たちに関わっていただけるような運営体制構築を一緒に行っていただけるメンバーを募集しています。
子どもの心の支援や、人を育成すること、組織を作り運営することに興味関心がある方、ITを生かした発信で自分のマーケティング力を試したい方と一緒に活動したいと思っています。

[プロフィール]
1974年、東京生まれ。2001年信州大医学部卒。10年東北大大学院博士課程修了。10~12年英Manchester大・王立Manchester小児病院児童精神科博士研究員。12年から23年まで国立成育医療研究センターこころの診療部乳幼児メンタルヘルス診療科に勤務。現在、信州大学医学部周産期のこころの医学講座特任教授。趣味:ランニング、読書

コーディネーターからのメッセージ

乗越 貴子(NPO法人ETIC.)

サービスを届けたい対象が、「居場所のない子どもたち」なので、年齢の近い大学生の声がとても貴重です。そして、大学生の巻き込みは、今回がはじめて。あなたの声が、あなたの一歩が、この活動に大きく影響を与えるかも!自分の見ている世界を広げたい人、めいっぱい試行錯誤して成長したい人におすすめです。

団体概要

設立 2022年
代表者名 立花良之
従業員数 9名
WEB https://shadan.yorisou.or.jp/
住所 東京都世田谷区砧3-5-9 コートヴェール2階