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岩手県

高校生のための地域での居場所づくり、活動機会づくりのアップデートに挑戦

NPO法人みやっこベース

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

地域の中で高校生の居場所づくり、活動・交流機会づくりを実践

岩手県宮古市で子ども・若者の人生が豊かになることを目的に活動するNPO。高校生向けのフリースペースの運営、ボランティア活動の推進を通して、地域の中で成長していく仕組みづくりを行います。

このプロジェクトについて

■特徴1:東日本大震災後、高校生の支援からスタートしたNPO法人
宮古市は岩手県沿岸部のほぼ中央に位置する人口約48,000人の港町。2011年3月、東日本大震災で大きな被害を受けました。6月に現地入りした現理事長の早川さんが長期間にわたるボランティア活動を行う中で感じたのは、未来を担う人材の必要性でした。宮古市には若年者人口が年々減少しているという問題があったため、復興のその先により良い街を目指すには街をもとの状態に戻すだけでなく、地域の課題を解決する人材を多く育成することが最重要課題だと考えるようになりました。
同時期に地元の高校生たちと出会い、地元の復興に対して熱い想いを抱いていることを知りました。その想いを実現することが宮古の未来につながる、ということを確信した早川さんは、「子ども・若者が様々な立場・役割で社会に関わり、より良いまちを創っていく」という未来を目指し、2013年に任意団体「ユースみやっこベース」を設立。2014年に商店街にフリースペース「みやっこハウス」という拠点を構え、2015年には「NPO法人みやっこベース」になりました。
設立後は毎月一回「高校生サミット」と名付けたワークショップを開催し、高校生が地域への想いなどを語り合う機会を作ってきました。そこから生まれるプロジェクトを高校生自ら実現する中で、地元への愛着を育むと共に、活動中の様々な出会いから興味関心を広げ、成長していきました。

■特徴2:若者の活動を支援する中で生まれた課題と希望
高校生の活動支援を通して、高校生以外にも支援が必要だと感じ、子どもから若者まで幅広く新規事業を立ち上げてきました。活動の幅を広げることができた反面、「高校生サミット」にかける時間確保が困難になるとともに、新型コロナウィルスの流行により高校生の地域活動自体が停滞するという課題に直面しました。
しかし、ここ1,2年で希望もたくさん見えてきました。
一つ目は、フリースペース「みやっこハウス」を改装したこと。助成金を活用し、「みやっこハウス」を子どもたちがより集いやすい空間になるようリニューアルしました。今後たくさんの小中高生に利用してもらえるように広報していく必要があります。
二つ目は、設立当時に高校生サミットに参加していた20代のOBOGを中心に、若者たちが宮古市にUIターンする流れが出てきたこと。今度は彼らが中高生たちのロールモデルとなり、宮古で暮らす大人として中高生と交流して欲しいと考えています。
三つ目は、スタッフの増加に伴い複数の新規事業がスタートしたこと。今年度からスタッフが2名増え、小学生の自然体験プログラム「みやっこネイチャークラブ」、高校生や学生を対象としてボランティアなど学校外のサークル活動を行う「地域活動部」を発足しました。

■特徴3:「地域活動部」の活性化に向けて
今回のプロジェクトでは、地域活動部とみやっこハウスの運営を見直していきます。
地域活動部は2023年6月から活動を始め、現在は17名が在籍。活動内容として「プロジェクト型」「定例型」「単発型」の3種類があり、活動情報をInstagramやLINEオープンチャットで発信しています。参加は強制ではなく、関心のあるものに参加表明をしていただく形式をとっています。
高校生のニーズに応えるべく様々な分野の情報をお知らせしていますが、現状としては積極的な意見交換をできておらず、各募集に対して参加者が少ないことが課題となっています。また、現在は高校生のみ在籍していますが、世代間交流を兼ねて市内に在学している短大生や専門学生の増加も視野に入れています。そこで、地域活動部を活性化するため、イベントや情報発信など様々な企画を立案してもらいたいと考えています。
更に、フリースペースの「みやっこハウス」に訪れる小学生~若者、地域の皆さんと交流し、利用者の増加と関係性の構築を目指します。
4年制大学がない宮古市の高校生にとって、大学生と交流することは貴重な機会になります。ぜひ、たくさんの高校生と交流し、より良い未来のきっかけを作ってください!

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域こども・教育
職種 企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金 なし
活動内容 地域活動部のブラッシュアップ、地元中高生の居場所づくり、交流機会づくりを実践する

【ステップ1】
●地域理解・事業理解(1週目:25時間)※オンライン
みやっこベースの活動理念や事業内容について理解を深めるためにオンラインでの研修を実施します。みやっこベースがこれまでに行ってきた取り組みを聞き、成果や意義を探っていきましょう。
また、教育関連の資料や全国の中高生の地域活動の事例を調査し、地域ぐるみでの中高生の支援のあり方について理解を深めてもらいます。また、東北各地で中高生の支援を行う団体へのヒアリングをオンラインで実施します。事前に質問内容の洗い出しを行い、たくさんの情報を聞き取りましょう。

【ステップ2】
●みやっこハウスの整備、イベント企画(2週目:40時間)※以降、現地活動
地域活動部の内容や現状を踏まえ、高校生にとってより良い仕組みとなるよう、アイデア出しを行います。早川理事長やスタッフとの協議を踏まえ、必要性があり実現可能なものがあれば、どんどん実行していきましょう。(以降、活動終了まで継続)
また、地域活動部に参加するきっかけとなるイベントを企画します。高校生・学生の興味関心・ニーズに合うものを企画し、実施に向けた準備や広報を進めていきます。

【ステップ3】
●イベント実施、地域活動部の活性化、中高生との継続的な関わり(3~5週目:120時間)
ステップ2で企画したイベントを実施します。イベントでの満足度はもちろん、今後もみやっこハウスを継続的に利用してもらえるよう関係構築を意識しましょう。
イベントに参加した高校生や学生、みやっこハウスに立ち寄る小中高生たちとコミュニケーションを取り、ニーズを踏まえて、地域活動や地域での交流機会づくりを推進していきます。

【ステップ4】
●活動の振り返り、資料作成、引き継ぎ(6週目:40時間)
これまでの活動で行ってきた地域活動部の改善策やみやっこハウスの利用者との関わりについて振り返り、インターン生がどのような役割を持ち、どのようなことを大事に接してきたかを言語化していきます。
最終的に、地域活動部やみやっこハウス利用者との関わりを継続的に行っていく上での役割や意義、方針をまとめた書類を作成し、早川理事長とスタッフに引き継いでもらいます。インターン生による実践を踏まえたマニュアルはスタッフ共通の指針になるほか、新たなスタッフが加わった際のインプット資料としても活用します。自分の経験を言語化・整理し、次代に引き継ぎましょう!
期待する成果 ・地域活動部の活性化(メンバーの増加、活動への参加促進)
・みやっこハウスをより良い居場所として整備する
・地域活動部の在り方と、みやっこハウス利用者との関わりに関するマニュアルを策定し引き継ぐ
得られる経験 ・地域の方と関わり、高校生の居場所づくりを実践する経験
・高校生の成長につながるコミュニケーションを実践する経験
・高校生の成長を地域で支えるために必要な関わりについて実践し、言語化する経験
対象となる人 募集人数:2人

・地域での子どもの居場所づくり、学びの場づくりに取り組んでみたい人
・地域でのボランティア活動の推進に興味がある人
・老若男女問わず自ら率先してコミュニケーションを取ることができる人
活動条件 <このプロジェクトは、現地滞在型です>
【期間】
2024年2月7日〜3月19日の6週間程度(1週目はオンライン活動期間)を予定しています。(原則、すべての期間に参加してもらいますが、どうしても参加できない日程がある場合はご相談ください)

【活動頻度】
オンライン:週5日、1日4-5時間程度(週25時間程度)
現地活動:週5日、1日8時間程度(週40時間程度)

【活動時間】
受け入れ企業の通常業務時間内で1日4〜8時間程度、確保してもらいます
※活動の内容・進み具合によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります

【宿泊】
宮古市内で宿泊(企業側で準備)

【参加条件】
・自分用PCがあり、自宅にインターネット環境が整っていること
・インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします。
・宮古市への交通費の補助制度あり。詳しくは面談でご確認ください。
活動場所 1週目はオンライン
2週目以降は現地(NPO法人みやっこベース事務所および宮古市内)
事前課題 あり(マッチング成立後に個別調整)

私たちはこんなチームです!

未来のはじまりを、共に創る

NPO法人みやっこベースは、岩手県宮古市で子ども・若者が活躍する地域づくりを行っています。
東日本大震災から11年、団体設立から9年が経過する中で、これまで多くの高校生たちが復興のための活動を通し、学び成長してきました。
事業領域も小学生から社会人までに拡大し、幅広く子ども・若者が成長する機会づくりに取り組んでいます。

2021年より「未来のはじまりを、共に創る」を理念に掲げて再スタート。
地域に生きる子どもたちが希望と意志を育み、未来を切り拓くことができるような学びの場を作っていきます。

受け入れ企業からのメッセージ

理事長/早川輝

こんにちは、NPO法人みやっこベースの早川です。

僕が高校生の頃は、日々を学校と家の往復で過ごしていました。授業や部活でそれなりに忙しくしていたはずなんですが、地域や社会との接点を持たないまま進路選択を迎えることになり、自分は何をしたいんだろうと思い悩みました。

東日本大震災後、宮古市の高校生たちは復興や地域活性化に向けて、地域の当事者として活動していました。地域や社会の中で自分の役割を見つけ、同時に自分の関心を広げることで、人生を切り拓いていった姿を見てきました。
都会に比べて、地方には教育機会が少ないと言われています。しかし、地域にはたくさんの課題があり、そこを舞台に活動することはとても大きな成長の機会であると考え、このプロジェクトを始動させました。

地域の中で高校生が成長する仕組みを一緒に作りませんか?

地域や教育、若者の居場所づくり等に興味があるインターン生をお待ちしています!

[プロフィール]
1987年 福岡県北九州市生まれ
2008年 九州工業大学卒業
大学卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアに2年間滞在
帰国した10日後に東日本大震災が発生
2011年 岩手県宮古市入りし、災害ボランティア活動に従事する
2013年 ユースみやっこベースを設立し、高校生の活動支援をはじめ、子ども・若者が育ち、活躍する地域づくりを行う
2015年 NPO法人化と共に理事・事務局長に就任
2021年 理事長に就任

団体概要

設立 2013年2月
代表者名 早川輝
従業員数 4名
WEB https://miyakkobase.org/
住所 岩手県宮古市末広町8-24