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北海道

まだ食べられるにも関わらず廃棄される食品を、困っている人に届ける『フードバンク・プロジェクト』。共に運営する大学生を募集!

NPO法人フードバンクイコロさっぽろ

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

余剰食品を困っている人に届けるフードバンク・プロジェクト

食べられるのに捨てられてしまう食品を、ゼロにする
そんな社会を目指すNPO法人フードバンクイコロさっぽろは、余剰した食品を集め、困窮する世帯や福祉施設に届ける食の循環社会に挑戦しています

このプロジェクトについて

「食べられるのに廃棄される食品」は国内で年間約522万トンにのぼり、1日1人3kgとして換算すると(年間1人約1トン)、これは北海道で暮らす人たち全員が1年間に食べる量を廃棄していることになります。

一方で、充分に食事を取ることが難しい「見えない貧困」が広がっており、現在日本の子どもの約7人に1人が相対的貧困状態と言われています。

この不均衡を変えることができないか。
そんな思いからNPO法人フードバンクイコロさっぽろが設立されました。

設立から5年が経ち、今では大手コンビニエンスストアや、札幌の百貨店等と連携し、フードロスに繋がる食品を預かって、困窮している世帯や各福祉施設(児童養護施設、障害者施設、高齢者施設など)に届ける流れができてきました。2022年度は約50トンの食糧支援を行っています。

フードバンクという仕組みが商品流通の一部に当たり前に組み込まれる社会ができると、食べられるのに捨てられる食品が無くなり、誰一人空腹にならない社会の循環を実現できると考えています。

フードロスや困窮世帯等の現状に違和感を持ち、ともにフードバンクの取り組みを運営・拡大していってくれる大学生を募集します!

募集要項

募集対象 大学生
期間 長期(3ヶ月以上)
テーマ 地域食・ライフスタイル
職種 営業マーケティング・広報
活動支援金 あり
活動内容 6ヶ月かけて、フードバンクの仕組みを自分の手で回せるようになることを目指します!

<STEP1> 食品を集めて、困っている人に渡す (~1ヵ月)

まずはフードバンクの一連の流れを体験してもらいます。
企業さんとのやり取りを通じて食品を預かり、困っている人たちに渡すまでを担当してもらいます。一連の流れをブログに記録し、外からもフードバンクの取り組みが分かりやすいように発信していただきます(SNSなどの活用は是非提案してもらえると嬉しいです!)

<STEP2> 特定のプロジェクトを担当する(2~3ヵ月)

特定の企業さんや、特定の渡し先などを担当して、片岡代表がいなくてもフードバンクの取り組みを一人でまわせるようになって頂きます。新規の取り引きをひとりでまとめられるようになったら一人前!

<STEP3> フードバンクの新たな取り組みに着手(4~6ヶ月)

フードバンクの取り組みを広げていくため、例えば寄付金を募る、情報発信を強化する、新たな取り組みへの助成金・補助金を申請するなど、既存のフードバンクの取り組みにはなかったピースを作って頂きます。

その分野については組織の中で一番詳しい!と言えるくらい調べて取り組みをカタチにしてもらえたらと思います。もちろんスタッフもみんなで応援します!
期待する成果 ・フードバンクの取り組みを理解して一人でも運用できるようになる。
・企業との打ち合わせから、福祉施設等への受け渡しまで一連の流れを担当できるようになる
・フードバンクの理念やVISIONを自分の言葉で伝えられるようになる
・寄付者を募ったり、補助金を申請したり、お金を扱えるようになる
・フードバンクの取り組みを発信する
得られる経験 ・社会課題の最前線で取り組む経験
・非営利活動を運営する経験
・企業や福祉法人との打ち合わせの経験など
対象となる人 ・フードロスに関心を持っているひと
・困窮世帯や社会福祉施設などに関心のある人
・循環社会やSDGsなどを自分の手でつくってみたいと考えている人
・将来そういった取り組みを自分の仕事にしたいと考えている人は尚歓迎です!

※福祉施設とのやり取りは多くありますが、生活に困窮している人達に直接お届けする機会は多くありません。取り組みを通じて間接的に支援する事にも関心があれば良いと思います。
活動条件 ・週3回以上(週のトータルが15~18時間程度)
・札幌本社での勤務が可能なこと(業務に寄っては一部リモートも可能です)
活動場所 北海道札幌市東区北24条東8丁目1番20号1F
事前課題 フードロスや困窮世帯への支援に関心を持ったきっかけや、ご自身の理想などを簡単にまとめて発表して下さい(PPTを推奨)

私たちはこんなチームです!

フードバンクを社会の仕組みに

NPO法人フードバンクイコロさっぽろはフードロスをゼロに近づけ、もったいない食べものが困っている人の助けになる循環社会を目指して2018年に設立されました。
設立当初は「前例がない」「会社に規定が無い」と多くの方にお断り頂くことから始まりましたが、SDGsの浸透やコロナ禍による社会の変化もあり、フードロスや困窮世帯の状況が見直され、今大きな拡がりを見せています。
2023年には北海道全体の取り組みとして各地域のフードバンクが連携し、エリアを超えて物の流れが生まれる仕組が動きはじめます。
現在の日本ではどうしても生み出されてしまう余剰食品をもう一度社会に循環させ、誰もが食べ物に困ることのない「食のセフティーネット」が社会に整備されることを目指しています。

受け入れ企業からのメッセージ

代表理事/片岡有喜子

私が就職をした時は、いわゆる「就職氷河期」と言われる時代で正規雇用が難しく、働けども働けども生活が楽にならない状況が続きました。

気づけばその日食べるものにも困る生活が続き、ただそれが当たり前過ぎて、当時は私自身が困窮していることに自覚がない程でした(笑)

その後、レストランや百貨店のフードエリアの仕事に就いて、どうしても出てしまう廃棄食品に悔しい想いをしながら、またその後には社会保険労務士補助者として勤務するなかで、障がいを持っていて働けず、貧困にあえぐ人たちも目の当たりにする経験を積みました。

誰もが望んでいない循環が生まれてしまっていることに、どうしても目をつむれず、2018年にNPO法人フードバンクイコロさっぽろを設立するに至りました。設立から5年、多くの仲間が増え、取り組みも少しずつカタチになっています。

しかし、現状私とパート・アルバイト・ボランティアさんとで運営している状態のため、代表の右腕として、または番頭として、すぐには難しいかもしれないですが、取り組みに慣れていく中で共にフードバンクの未来を語りながら一緒にプロジェクトを運営できたらと思っています。

まずは活動すること事態も、楽しむところから初めてもらえたらと思っています!熱意あるかあのエントリーをお待ちしています!

[プロフィール]
片岡有喜子 1977年生まれ。小樽商科大学(企業法学科)卒業。

北海道拓殖銀行破綻の翌年に就職活動を行う(就職氷河期)。20代は非正規雇用や労働条件の厳しい中で働き、ワーキングプアの状態で過ごす。出産後は医療や福祉のお世話になりながら障がいのある子どもの育児を行う。40代になって、支えてもらった社会にその恩返しをしたいという想いでフードバンクを設立。

団体概要

設立 平成30年7月2日
代表者名 片岡有喜子
従業員数 5名(正社員1名、パート4名) 正会員12名、ボランティア会員60名
WEB https://foodbank-ikorsapporo.themedia.jp/
住所 北海道札幌市東区北24条東8丁目1番20号1F