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北海道

【地域と旅人をつなぐ企画を立案→実施】ゲストハウスに住み込みながら地域づくりを考える

西興部ゲストハウスGA.KOPPER

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

バイク×日本酒×モノ作り 廃校利用ゲストハウスで地域と世界を考える

ゲストハウスで働きながら、地域と旅人をつなぐ企画を作りだそう。
学校なきあとの学校のあり方を、廃校利用の実践例から考える。
資源の乏しい地域での経験は、今後どこの地域にも応用できる力になります。

このプロジェクトについて

◆廃校をリノベーションしたゲストハウス「GA.KOPPER(ガコッパー)」
人口減少と高齢化が進み観光資源にも乏しい僻地、西興部(にしおこっぺ)村。
そんな人口1000人の村にあるGA.KOPPER(ガコッパー)は、築70年を越える木造校舎をリノベーションしたゲストハウスです。
世界を旅したバイク乗り、日本各地で酒造りをした蔵人、非公式ゆるくないキャラなどなど、さまざまな顔を持つオーナーが、仲間たちと協力してここを作りあげています。

◆2年間のコロナ休業を経て、今夏再オープン!
そんなGA.KOPPERも、コロナ禍では約2年半の休業を余儀なくされました。
しかし、ただ営業を停止していたわけではありません。
クラウドファンディング、地域を巻き込んだ食や音楽の企画、内装のリノベーションなど、たくさんの協力によってできあがった種々の取組みを経て、以前よりももっと人を惹きつけるゲストハウスになっています。

そして、いよいよこの夏から営業を再開します。

◆インターンシップにお願いしたいこと
インターンシップとして協力してくださる方には、営業がやや落ち着いてきたであろう秋口から、GA.KOPPERのスタッフになっていただきます。
◇ゲストハウスの通常業務
掃除、洗濯、炊事、接客、薪割りなどゲストハウスの運営に関わる業務の補助です。
日常の仕事を手伝うなかで少しずつ、地域のことやゲストハウスのことがわかってきます。
◇地域と旅人をつなぎ、GA.KOPPERにこれまでなかった企画を作る。
これまでGA.KOPPERではさまざまな取組みが行われています。
例:
ケモノナイト……新規就農の酪農家さんの、はじめて育てた羊をみんなで分かち合いたいという思いから始めたイベント。鹿・熊・羊などを焼肉で食べるワイルドなイベントです。
アルコール中学校(アル中)……日本酒を飲みながら日本酒について学ぶ教育的なイベントです。
夏至カブ……日の出とともにカブで爆走。日照時間の最も長い一日を、選ばれしカブ乗りたちとともに祝います。第一回目はHokkaideと共催し、藤原かんいち氏をゲストに迎えました。
RYUTistライブ……新潟市の音楽グループRYUTistを村に招くライブです。村の子どもたちとも共演しました。
チリンとドロンコンサート……チリンとドロンをお招きし、改装した校舎では初めてのライブを行いました。当日はおいしいカレーの販売も。

以上のようにこれまでにたくさんの取組みを行ってきました。
小さい企画から大きめの企画までさまざまな提案に応えられると思います。
ネタは尽きないのでインターンシップ中もさまざまな取組みに巻き込まれていくことになると思いますが、新しい視点も欲しいと最近では考えています。
企画が得意!という方も、アイディアはあるんだけど……という方も、ぜひご応募いただければと思います。

◆わたしたちの考え
ゲストハウスのスタッフとして働くことと引き換えに得られるものは、お金には代えられないものばかりです。
訪れるたくさんの宿泊客との出会い、西興部村で暮らす人々とのあたたかいつながり、観光資源の少ない土地で宿泊業を営むことの思い、何もないところに何かを生みだそうとするものづくりへのエネルギー。
こんなものは言葉にすると月並みに聞こえますが、それでも西興部村には西興部村の歩みがあり、ここではそれだけが昔と今とをつないでいます。
だからこそ、いまや統計的に一括りにされてしまう「地域の魅力化」の群れのなかで、その個別性をいま、しっかりと見つめておくことは、統計では処理され得ないあなたの人生の大事な一部分になると思います。
地域を見つめ、その中で何かを生み出していくことは、自分と世界とのつながり方や根ざし方を見つめることでもあります。

観光客から宿屋へ、そしてまた観光客へとあなたが戻るとき、きっと、地域や日本や世界への接し方が変わっているはずです。

募集要項

募集対象 大学生社会人
期間 長期(3ヶ月以上)
テーマ まちづくり観光・おもてなし
職種 販売・接客
活動支援金 なし
活動内容 【基本的な業務】
・ゲストハウス運営業務全般(接客、炊事補助、清掃など)
・地域に配布する通信の作成
・そのほかゲストハウス運営に関わるさまざまな業務
(日々の業務のなかで個性に合わせて柔軟に変えていったり作っていったりしたいです)

【自主企画】
GA.KOPPERが地域と旅人をつなぐための新しい企画を考えていただきます。
約半年という長めの期間をインターンシップに設定しているのは、ガコッパーだけでなく地域の一員としての意識が芽生えたらいいなと考えるからです。
ゲストハウス業務だけでもやることはたくさんありますが、インターン期間終盤にはぜひ自主企画を実施してほしいと思います。それに向けての段取りはだいたい以下のようになるかと思います。

【1か月目】
「地域を知る」
出入りするたくさんの人々や情報をよく観察して、おもしろそうな企画を妄想する。
業務の合間をみて、地域の見学に連れていくこともできます。
ギター工場、猟、学校、酪農、畑作などなど。
小さい自治体ですが、案外見るべきところはたくさんあります。
このヒアリングがコーディネーターにとっても地域とのつながりを作る手助けになっていたりします。

【2か月目】
「アイディアを口にしてみる」
信頼できそうな相手をつかまえて相談してみる。アイディアが広がると思います。
小さい自治体ですが、協力してくれる人も場所もあります。
役場や教育委員会とタイアップして、補助金を使った企画を作る経験も得られるかもしれません。

【3か月目】
「協力者を集める」
企画を一緒にやりたいと思う相手にアプローチします。手伝ってくれる人はたくさんいます。
仲間うちでやる企画は安心感があってよいですが、できれば企画の運営側に新しい要素を入れるとコミュニティを作ることにつながっていきます。
これまではお客さんで来てくれていた人とか暇そうにしている村の若者をつかまえて巻き込むと、それも企画の成果になります。

【4か月目】
「ひたすら調整」
企画の実施は調整が9割です。いいプランでもステークホルダーとの調整がうまくいかないと実施できません。
小さい企画ならこのあたりで実施でも問題なしです。
大きい企画を一発より小さい企画を重ねる方が達成感や波及効果は感じやすいです。

【5か月目】
「まだまだ調整」
インターン期間を通して築いた人脈や自分の個性を総動員してよいものができるように調整します。
広報が大事になってきますが、地道にチラシを配り歩くのが一番効果があったりします。

【6か月目】
「実施」
当日は当日でしかないので、あんまり意味がないです。
本番よりも打ち上げが大事です。

大きめのイベントをやるためには以上のようなスケジュールになりますが、小さめの企画を回数を重ねて実施するのも地域への効果は大きいです。
期待する成果 ・営業再開したばかりのゲストハウスの取組みが地域やウェブ上で伝わる
・ガコッパーがこれまでやってこなかったような取組みを考えて実施する
(そのほか個性を発揮して自分なりの表現をしてもらえればとてもうれしいです)
得られる経験 ・たくさんの人との出会いや、それを通じたさまざまな気づき
・自分で企画を立ち上げて実施する
・地域柄や季節に合わせたさまざまな遊び(雪板、ツーリング、焼肉、木工、木人拳などなど)
・いろんな日本酒が飲める
対象となる人 難しいものごとを難しいままにしておける、粘り強さのあるひと。
活動条件 活動支援金はほとんどお出しできませんが、次のように生活をサポートさせていただきます。
・まかないあり。(自炊もできます)
・初めの1,2カ月はゲストハウス向かいのお家でホームステイをしていただく予定です。それ以降はゲストハウス内のスペースに滞在していただきます。(相談のうえ融通できます)
・移動手段は、ホンダカブ、軽トラ、自転車、スケートボードなどお貸しできます。(遠出する場合や買い出しなどはコーディネーターが車に乗せることもできます)
・活動期間は2022年9月~2023年3月までの約半年を予定しています。
(もろもろ相談のうえ決めていければと考えています)
活動場所 西興部村一円、その他
事前課題 あなたが好きまたはふさわしいと考える場所とガコッパーとを比較しながら、ガコッパーに新しい展開を作るためのプランを考えていただく予定です。(アイディアが欲しいというよりは、西興部村のことやゲストハウス運営やご自身の趣味嗜好について考えていただきたいのと、事前に人となりを少しでも把握しておきたいという意図です)

私たちはこんなチームです!

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築70年以上経過した旧上興部(かみおこっぺ)中学校は、利用されなければ取り壊しの危機にありました。忘れられてゆく木造校舎を再生して、地域住民と旅行者が交流できる場所をつくりたい! 北・中・南米大陸、ユーラシア大陸横断オートバイの旅では、言葉も通じない見知らぬ人々に多分にお世話になりました。ときには命を救われたことも…。今は遠いその人達に直接恩は返せないが、今度は自分が見知らぬ人に手をさしのべることで、人から人へ感謝の気持ちを世界中に繋げたい。そんな思いが強くなったのがきっかけで、2016年3月に廃校舎を改修してゲストハウスを開業しました。名称の由来は、「GA」は学校から、「KOPPER」は自身が「にしおこっぺ」をもじった「コッパーさん」という名前のキャラクターに扮し活動していることから、そのキャラクターから名前をとり、「GA.KOPPER」としました。

受け入れ企業からのメッセージ

教育事業部長/亀津 鴻

打てば響くのが小さなコミュニティで活動することの魅力です。ミクロな活動が確実に地域を変えます。失敗してもたいしたことにならないのも、経験を積むにはいいところです。さまざまな人との出会い、さまざまな経験との出会い、さまざまな気持ちとの出会い。もしかすると楽しいだけではないインターンシップになるかもしれませんが、参加してくださる方の経験が豊かなものになるように、お手伝いいたします。

[プロフィール]
国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍中。一般社団法人集落自立化支援センターの一員として、2020年4月より西興部村にて教育支援に従事。2021年から人材育成拠点の現場預かりとして、地域住民の活動のサポートや放課後学習支援を実施。人間の学習活動とコミュニティづくりを結びつけることを目標に活動。趣味はブラジル音楽。

団体概要

設立 2016年
代表者名 浅野 和
従業員数 2名
WEB http://gakopper.com