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インターンシップを探す【CADが使える学生募集】デジタルファブリケーションで子どもがワクワクする木製プロダクトを開発せよ! 〜遠隔チームでの最先端モノづくり×森林資源の価値発信〜


宮城県

【CADが使える学生募集】デジタルファブリケーションで子どもがワクワクする木製プロダクトを開発せよ! 〜遠隔チームでの最先端モノづくり×森林資源の価値発信〜

一般社団法人南三陸YES工房

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

地域からはじめる、モノづくりの概念のアップデート

ITを駆使しながら南三陸の職人と遠隔でチームを組み、デジタルとアナログを組み合わせたモノづくりに挑戦します。親子のワクワクが止まらないプロダクトを開発し、その様子を全国に発信してください!

このプロジェクトについて

森林が町の面積の77%を占める南三陸町。FSCという、持続可能な管理ができている森林のみに与えられる国際認証を2015年に一部の森で取得しました。

そんな南三陸の森のすぐ側にたたずむYES工房は、近年、木製品の開発に注力しています。
町にたくさん眠る「木」という資源から価値を生み出すことで、地域に還元する事業を実現するためです。
また、単に使い勝手やデザインの良い木製品を開発・販売するだけでなく、その製品を通じて、林業や森林保全の現状をユーザーの方々に知ってもらいたいと考えており、そのための仕掛けが詰まった製品やワークショップの開発を進めています。

今ある地域の資源から経済的な価値を生み出すだけでなく、その資源がこれまでどのように育まれ、今度どう維持していくことができるのか、そしてそこからどんな価値を生み出せるのか、を考え行動する人を増やすことができれば、真の意味で外部の資源に依存しない、レジリエンスの高い地域づくりにつながります。それを「木」という資源に着目し、山の持ち主から製材所、メーカーまで、地域のサプライチェーン全体を潤そうと実践を重ねているのがYES工房です。

そんなYES工房では大切にしている理念があります。
「遊びゴコロを大切に、作る人も使う人も、みんながワクワクするものづくりをする」

今回のインターンでは、この理念を具現化するプロダクトを開発するプロジェクトに挑んでいただきます。

開発したいプロダクトの条件は…
・子どもとお父さんが一緒に作ることができ、親子の思い出として心に刻まれるもの
・作る過程で子どもの想像力が高められるもの
・木材の消費拡大につながるように、ある程度の大きさがあるもの
・YES工房で昨年導入したShopbotという最新鋭のデジタルファブリケーション機器を使うもの

これ以上のことは決まっていません。

今回のインターンでは学生3名でチームを組んでいただきます。ユーザーのリアルな体験や気持ちを想像し、それをカタチ・データに落とし込むデザイン・構造担当が2名、工房の想いと今回のプロジェクトの意義や進捗をわかりやすく伝える企画・広報担当が1名。
YES工房や町のことを知った上で、工房の想いを具現化するのにぴったりなプロダクトは何か、チームの皆さん全員でアイデアを出し合い決めて、実際にカタチにしてください。そして工房の想いを町内外の多くの人に届けてください。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ テクノロジー・テックものづくり
職種 デザイン編集・ライティング
活動支援金 なし
活動内容 インターンはフルオンラインで実施(全体で160〜170時間程度)し、以下のようなスケジュールを予定しています。

1週目 地域ゼミ・インターンゼミ
南三陸ブロックの他のインターン生と一緒に、地域を理解し、インターンに取り組む際に必要となるスキル、フレームワークなどを学ぶゼミを受講します。
・南三陸にどっぷりつかる(地域の特徴・取り組み、地域企業の社長リレートーク、など)
・武器を身につける(ロジカルシンキング、マーケティング講座、など)
・プロジェクト達成のためのベースを整える(プロジェクト理解、目標設定の仕方、活動の際のツール、注意点、など)

2週目 受入企業との打ち合わせ・目標設定・チームビルディング
・YES工房について、プロジェクトについて、深く理解します
・各週ごとの目標設定、各担当のミッションの具体化、イベントのタイミング設定、ミーティングの頻度や検討の進め方を决めるなどの段取りをします。

3週目 アイデア出し
・YES工房経営者・スタッフの想いを深掘りしつつ、地域の林業や森林保全の現状をリサーチしたり関係者にヒアリングしながら、工房が目指している姿と今回のプロジェクトの位置付けを理解します。
・工房が保有する各種設備の機能を理解し、インターン期間内に作り上げることができるプロダクトのイメージを具体化します。
・古くは伊達藩の時代から重宝されていたブランド杉 「南三陸杉」を中心に、地元の木材の樹種や特性を理解し、自分たちが作り上げるプロダクトの特性のイメージを具体化します。
・プロダクトに関するアイデア出しを行います。ターゲット、利用シーン、デザイン、使用する材、制作方法、制作する過程で親子にどんな会話や発見を生み出すか、利用する時の感覚や気分はどんなものかを特定します。
・上記を繰り返しながら、自分たちが作り上げるプロダクトが工房の理念の実現にどのように貢献できるかを明確にします。

4〜6週目 デザイン・試作
・自分たちが作り上げるプロダクトの類似事例を調べつつチームで議論を重ね、特性を明確にします。
・(デザイン/構造)プロダクトの骨格が固まり次第、詳細なデザイン、Shopbot転送用のデータ作成に取り掛かります。Shopbotなどを駆使し、現地の工房スタッフと連携しながら製作に取り組みます。組み立ての難易度や、狙ったとおりの発見が生まれるかを確かめ、改良を重ねます。
・(企画/広報)お披露目会のコンテンツ・タイムスケジュール設計、役割設計、会場手配をします。工房のECサイト、SNS(facebook、twitter、instagram)の利用者層、読者層の分析を行います。工房のビジョンや想いを記事や動画にまとめて、工房のwebページ・SNSなどに投稿・拡散します。読者からの反応があった場合は丁寧に拾い、プロダクト設計への反映、工房のビジョンや想いの周知に繋げます。お披露目会の周知と、プロジェクトの進捗状況を発信します。来場者の意見を集める仕組みを考え、当日に向けて準備します。

7週目 お披露目
・出来たプロダクトを町役場庁舎や公民館でお披露目して、実際に町内在住の親子に、作り・使ってもらいます。来場者の意見を集め、狙いどおりの感想が得られたか、特長として打ち出すべき点や改善すべき点を整理します。

8〜10週目 ブラッシュアップ
・(デザイン/構造)整理した結果を踏まえ、プロダクトの設計データを改良・完成させます。材料費や工数を計算し、販売価格を算出します。プロダクトを販売する場合、どこで販売すれば、定めたユーザー層に効果的にアプローチできるか、特長を打ち出せるかリサーチします。
・(企画/広報)プロダクト制作からお披露目会当日までの様子や、利用者の意見を、記事や動画にまとめて、工房のwebページ・SNSなどに投稿・拡散します。読者からの反応があった場合は丁寧に拾い、プロダクトのブラッシュアップへの反映、工房のビジョンや想いの周知に繋げます。
・9週目には、南三陸ブロックの他のインターン生との合同の成果報告会に参加し、その時点の成果を報告しフィードバックをもらいます。

11週目 プロジェクト成果と今後の戦略まとめ
・(デザイン/構造)プロダクトを販売する場合の、商品説明文をまとめます。
・(企画/広報)プロジェクト期間内に得られた意見を整理し、工房として今後どのように情報発信をしていけば良いかポイントをまとめます。
・プロジェクトの一連の流れを振り返り、遠隔でチームを組んでモノづくりするにあたって、良かった点と改善できそうな点をまとめます。
期待する成果 ・子どもたちの想像力を高めることができ、かつ、親子での良い思い出を生み出すことができるプロダクトが出来上がっている
・YES工房の理念を伝える媒体(記事、webページなど)ができており、それが町内外の人々に伝わっている
・遠隔でチームを組み、商品開発・生産に取り組む体制の基盤ができている
得られる経験 ・デザインしたものを実際に制作して、利用してもらうことで、本当に人に受け入れられるデザインとは何かを感覚的に会得する経験
・遠隔でチームを組みながら、一つのリアルなものを作り上げる経験
対象となる人 デザイン・構造担当(2名):CADが使える方。人の気持ちやニーズを想像したり、人を喜ばせたり驚かせたりすることが得意な方・関心のある方。売れるモノづくりに関心のある方。

※Rhinoceros、AutoCAD、Vectorworks、Adobe Illustrator(あるいはDXF, DWG, EPS,AI, PDF, SKP, OBJ, STLのファイル形式に変換できる3Dソフト)を用いた設計経験のある方が望ましいです。


企画・広報担当(1名):人の想いを引き出すこと、文章を書くこと、伝えることが得意な方・関心のある方。マーケティングを学んでいる、あるいは売れるモノづくりに関心のある方。(★募集終了しました)

※プロダクトのデザインはチーム全員で議論して決めます。お互いの強みを理解し合い、チームで議論を進めることができる方が対象です。
活動条件 ・インターン期間:8/17(月)〜10/24(土)を予定。ただし、10月上旬に南三陸ブロックの他のインターン生と合同の成果報告会に参加していただき、その時点での成果を発表していただきます。
・基本的にオンラインで現地をつないだ活動となります。
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(オンライン)を実施します。
・新型コロナウイルスの影響収束によっては、現地訪問の機会が設けられる場合があります。

※このプロジェクトは、復興庁主催の「復興・創生インターンシップ事業」として実施します。
※プロジェクトについてのご質問・ご相談は、(株)ESCCA(担当:鈴木、連絡先:080-5734-3733)までお問い合わせください。
活動場所 宮城県南三陸町(オンラインにて実施)
事前課題 マッチング後に個別にお伝えします

私たちはこんなチームです!

地域のモノづくりに革命を!

震災直後の混乱のなかで、町が活気づくためには生き生きと働ける環境が必要であるとの観点から、”雇用の場”と”交流の場”の創出を目的に、2011年6月に設立した南三陸復興ダコの会。同会において数多くのオクトパス君グッズやまゆ細工製品を製造販売すると共に、町内産の木材を活用した製品の製造販売を行ってきた。2015年にレーザー加工による木製品製造を強化し、ノベルティー商品や記念品の製作をスタート。2017年にハンドメイド塾をスタート。これらの活動をさらに強化し、国際認証FSC材を使用した製品の開発・製造・販売を推進するため、2019年新たに「一般社団法人南三陸YES工房」を設立。雇用創出を図りながら、全国展開する事業体を目指している。同年、新たにCNCルーターshopbot等を導入しデジタル工作機を充実させながら、モノづくりとコミュニケーションを図る市民工房「ファブラボ」を創設。2020年4月、FSC COC認証を取得。

受け入れ企業からのメッセージ

代表理事/大森丈広

学生のみなさんへ。
『木』を活用した今までにない『木製プロダクト』を一緒に手掛けてみませんか?
近年、日本全国で木材の利活用に関する様々な創意工夫が行われている中、YES工房でも、南三陸町の地域資源である『南三陸杉』を活用したモノづくりを推進しています。
私たちは、山主、製材所、加工者からユーザーまでサプライチェーン全体が潤う仕組みを手掛けたいと考えていますが、国内ではまだまだその環境や仕組みは確立されておらず、実現には多くの課題があります。
私たちが本プロジェクトで期待するのは、若い学生だからこその柔軟なアイディア、新しい価値観の提起です。
様々なアイディアとスキルを持つみなさんが、チームとなり、それぞれの強みを活かしながらひとつのモノを形にしていくプロセスは、今後も何かしらの形で残る経験となるはずです。
少し堅苦しくなりましたが… まずは自分たちがワクワクすること、楽しむことを第一に、一緒にモノづくりを楽しみましょう!

[プロフィール]
南三陸町出身。デザインの分野に興味を持ち、東京の学校に進学し東京で就職。
東日本大震災後Uターンし、2012年7月よりYES工房の活動に加わる。
2018年6月「南三陸復興ダコの会」代表就任。
2019年6月「一般社団法人南三陸YES工房」設立および代表理事就任。

団体概要

設立 2019年
代表者名 大森丈広
従業員数 10名
WEB https://yes-factory.jp