伝統を守り継ぐため、「これからのみたき園」をともにつくる。

みたき園の若女将の右腕として、これからのみたき園について考えます。まずは、営業を止める冬の期間に売上をたてるために、商品の販路拡大にチャレンジ!

このプロジェクトについて

みたき園は鳥取県の山あいの地域で、40年以上の伝統を貫き季節の山菜料理を提供している料亭です。「小さき花を愛でるように」を合言葉に、園内に絶えずいけてある花、お掃除や下ごしらえ、盛り付け、すべてのことに手とこころを動かしてお客様をお迎え。いつ行っても「おかえりなさい」と安心できる場所としてファンの方も多く、昨年にはミシュランのビブグルマンの認定も獲得しました。

▼みたき園HP
http://ashidumitakien.jp/index.html#

伝統を守るための昔ながらの仕事が多く、もしかしたら皆さんが少し驚くくらいかもしれません。例えば12月〜3月。雪が多く降り積もる地域のため営業を終了するのですが、来春からの営業に向けてその間の仕事も絶えません。座布団の始末から障子の張り替え、薪割り、三年仕込みの生味噌やきなこの仕込み、とちのあく合わせ、など。全て地道に手作業でおこなっています。

決して楽ではなく、むしろ骨の折れる仕事かもしれない。それでも「暮らし」に近い働き方を目指し、山里の自然に囲まれた環境で郷土の食文化を守り継いでいます。

みたき園を支えるスタッフの多くは、70歳以上の地域のおばあちゃん。この先もみたき園という場所を通じて山里の自然と郷土の食文化を守り継ぐために、若女将とともにみたき園の将来について考え、動いてくれる右腕を募集します。

今回のインターンシップでは、「営業をやめる冬の時期にどう売り上げを立てるか?」が大きなミッション。みたき園内限定で「味噌」や「こんにゃく」は販売されているのですが、他になかなか販路を拡大できていないのが現状です。

いきなり販路拡大に取り組むのではなく、まずはみたき園という場所を理解し、その価値を自分なりの言葉に落とすことから始めてもらいます。開店準備の仕事やみたき園の業務のマニュアルづくりなど。その上で、オンライン・オフライン問わず販売手法・企画の検討から営業まで経験することのできるプロジェクトです。

募集要項

募集対象	大学生
期間	短期（3週間〜2ヶ月）
テーマ	文化・伝統産業観光・おもてなし
職種	企画・商品開発営業
活動支援金	あり
活動内容	◎期間中を通して ・来春のオープンに向けた仕込み・準備など、みたき園の普段のお仕事に従事する。 (食文化の継承について理解を深める) ◎STEP1(1週目～):みたき園の理念、仕事について知る ・みたき園の創業の思い、理念について女将から話を聞く。 ・みたき園の将来について若女将から考えを聞く。 ・調査方法・企画立案・提案方法のレクチャーを受ける。 ◎STEP2(2週目～):商品の売り込み先、方法を企画・調査する ・みたき園で製造している商品(こんにゃく、味噌)について理解する。 ・商品の販売の企画と方法を検討する。(オンライン、オフラインは問わない) ・オンラインにおける商品販売の方法を調査する。 ・周辺地域を散策し、販売先となりそうな顧客を探す。 ◎STEP3(3週目～):スタッフと一緒に実際に販売を行う ・売り込み方、見せ方の検討する。 ・営業、オンラインでの出店を実践する。 ・ひとつでも商品が販売できるよう、仮説検証を行う。
期待する成果	・みたき園の仕事を経験しながら、顧客に伝えるみたき園の価値を言語化する。 ・商品販売先を3つ以上(オンライン・オフライン問わず)確保する。
得られる経験	・昔ながらの食文化や手仕事の経験。 ・お客さんがリピートしてくれるおもてなしの真髄。 ・法人が目指す理念を自分の言葉で言語化し、相手に共感してもらう経験。 ・地方創生の現場で企画を発案し、実行していく経験。
対象となる人	・明るく元気な人 ・多世代とコミュニケーションをとることに喜びを感じる人 ・将来「食」や「観光」の分野に携わりたいと思っている人 ・地道な仕事に自分なりの意味付けをすることができる人 ・地域の多くの人と関わりを持ちたいと思っている人 ・経営について考えてみたいという意欲のある人
活動条件	【活動期間】 2020年2月～3月末日まで(この間の4週間程度) 《※開始&終了日 相談可能》 【活動頻度】 週5日(土曜日出勤の可能性もある) 【活動時間】 8時30分〜17時00分 ※日によって変動があります。 【宿泊】 こちらで準備します。 ※宿泊代はかかりません。 詳細は面談にお伝えします。
活動場所	鳥取県八頭郡智頭町大字芦津707
事前課題	詳細は面談にお伝えします。

私たちはこんなチームです!

小さき花を、愛でるように

冬の長い山陰の山あいで、春を待つ小さな花たち。みたき園の周辺でも、雪どけから間もなく、可憐な山野草を見ることができます。急いでいると見逃してしまいそうな花は、足をとめて見やればどれもかわいらしく、小さくともいのちの強さを宿しています。園内に絶やすことなく活けている花たちも、山からのいただきものです。こころに描くふるさとのような場所に、おむかえしたい。だから、お掃除も下ごしらえも盛りつけも、「小さき花を、愛でるように」こころと手を動かします。みたき園が、四十年間大切にしてきたことです。

受け入れ企業からのメッセージ

若女将／寺谷亜希子

準備中