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インターンシップを探す【販促・プロモーション】”出来損ない”から海の未来を創る!?異端の漁師と挑む、「星屑昆布」の販路拡大PJ!


北海道

【販促・プロモーション】”出来損ない”から海の未来を創る!?異端の漁師と挑む、「星屑昆布」の販路拡大PJ!

広尾町・保志漁業部

全てはあなた次第〜思考と行動の超高速回転&実践インターン〜

あなたの「好き」や「得意」を武器に、販路拡大に挑戦!
余白ある商品を舞台に、自らの可能性を言葉と行動でカタチにしていく。
”出来損ない”から始まる、あなたらしい挑戦がここにある!

このプロジェクトについて

▶︎海の衰退に抗う、若き昆布漁師の挑戦
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北海道南東部・太平洋に面した広尾町では、古くから昆布漁が盛んに行われてきました。しかし、全国の沿岸漁業と同様に、漁師の高齢化(平均年齢70歳超)や市場価値の低さにより、衰退の危機に直面しています。

この地で漁師を営む保志弘一さんは、「魚を獲るだけでは、この産業の未来を変えられないのではないか」という疑問から、異業種や地域外の人材の知見を取り入れる挑戦を続けています。
▼くらしごと「コンブから町の課題解決を目指す、ある漁師の物語」
https://kurashigoto.hokkaido.jp/life/20240715090000.php
▼SUMIHIRO「ガストロノミーツーリズム in 広尾。北欧のアクアビットと広尾産海の幸を堪能!」
https://sumahiro.com/event/gastronomy-tourism.html?utm_source=chatgpt.com


▶︎捨てられる昆布から生まれた「星屑昆布」
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広尾町で獲れる昆布はいわゆる「日高昆布」の一種なのですが、市場からは品質が悪い と評価されることが多く、市場に出回らない規格外の昆布が課題となっていました。

「サイズが既定の長さに足りていない」
「見た目が悪い」
「だから価値がない。でも味は美味しい」

そんな”規格外”の昆布を粉末化し、商品化したのが【星屑昆布】です。事業としての成果も着実に広がっています。販売開始から数年で、数年前からはじめた星屑昆布を軸とした売上は4倍に。全国の飲食チェーンやスーパーでの採用、唐揚げグランプリ金賞受賞、さらにはシンガポール・アメリカ・ドバイへの海外展開も始まっています。
▼三菱食品「ローソンにて星屑昆布チップスを販売」
https://www.mitsubishi-shokuhin.com/news/detail/20241119174848.html
▼十勝毎日新聞「スーパー福原にて星屑昆布唐揚げで金賞」
https://hokkaido-nl.jp/article/37865


▶︎急成長の裏にある「伝えきれない」課題
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ありがたいことに事業が急成長しているのですが、プロモーションや情報発信の体制が追いついていません。「公式ホームページが存在しない」「販促物や梱包資材にストーリーが反映されていない」「通販が手作業」など、魅力を「届けきる仕組み」が整っていないのが現状です。
だからこそ今回のインターンでは、この“伝えきれない魅力”を「届ける」仕組みづくりを一緒に担ってくれる仲間を募集します。

▶︎対話・自主性を重視したプロジェクトです
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「置かれた場所で咲くのではなく、“咲ける場所”を探すべき」。
星屑昆布というプロジェクトは、“余白”のある器。経理、デザイン、文章、企画…あなたの「好き」や「得意」が、ここではそのまま“価値”になります。

与えられたタスクをこなすのではなく、自分で課題を見つけ、形にしていく。そんな実践のなかで、自分自身を知り、未来のヒントが見つかるはずです。
この数年で全国から約30人の学生、さらにもっと多くの社会人を広尾町・保志漁業部では受け入れてきました。

「あなたが咲くべき場所はどこだろう?」と問いかけ、伴走してきました。
そして、今回もその問いとともに、あなたらしい取り組みを一緒に作りたいです。
言葉を交わし、振り返り、あなたの個性が地域を変えます。

綺麗事を本気でやる異端の漁師とともに、
あなたの感性と行動力をこの夏、地域の未来にぶつけてみませんか?


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本プロジェクトは【日本財団】の【海と日本プロジェクト】の一環として、「一般社団法人DO FOR FISH」「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」により共同企画・運営されています。

【DO FOR FISH】とは
「魚がいる未来を、選べ。」をビジョンに掲げ、漁業や水産業の持続可能性を目指し、海洋環境の保全や食育活動など多岐にわたる取り組みを行っております。

【フィッシャーマン・ジャパン】とは
漁業を次世代につなぐことを目指し、水産業の新3Kを発信しながら、担い手育成や水産業のブランディングなどに取り組む団体です。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 農林水産・6次産業PR・メディア
職種 企画・商品開発新規事業
活動支援金 なし
活動内容 ◇星屑昆布事業の成長を加速させる販促物・クリエイティブ制作
▼目的
星屑昆布事業は成長の兆しを見せているが、圧倒的な成果を実現するための販路の確立には至っていない。また、一般消費者や取引先に対する使用方法の提示、情報発信、ブランディングが不十分である。これらの課題を解決し、事業の成長を加速させるための成果物を作成したい。
▼内容(例)
①店舗やECでの販売促進に必要なポップ、パンフレット、ポスターなどの販促ツールの企画・制作
②星屑昆布の魅力や「使い方」 が分かりやすく伝わるようなイラストやデザイン制作
③商品やブランドのストーリー性を伝えるためのクリエイティブなコンテンツ制作
※これはあくまで一例であり、あなたの強みを踏まえた提案をしてもらいます


◇インターンで取り組んでもらいたいこと
具体的には以下のような内容を想定しています。

▶︎①ストーリーの掘り起こし・言語化
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保志さんや関係者へのインタビュー、漁業体験を通じて、「星屑昆布」に込められた哲学・ストーリーを掘り起こし、魅力的な言葉に整理する。

▶︎②情報発信戦略の設計
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ターゲット設定と最適な発信チャネル(Web、SNS、イベントなど)を選定し、伝える仕組みを構築する。

▶︎③販促ツールの企画・制作・体制構築
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WebコンテンツやSNS投稿、パンフレット・同梱物、試食イベント、通販体制改善などを実行し、運用まで見据えた仕組みをつくる。
★こちらはあくまで想定であり、あなたの企画提案しだいで別のことに取り組むことができます★
期待する成果 ◇事業の成長・販路拡大への貢献
・具体的な販促物(ポップ、パンフレットなど)の作成
・星屑昆布の認知度工場、および「使い方」の普及による販売促進効果
・新規顧客獲得や既存顧客との関係強化

◇地域・漁業への貢献
・本プロジェクトを通じて積極的に地域の方と関わることにより、地域の人々が活力を得たり、新しい視点に気づいたりすること

◇学生自身の成長と貢献
・自身の個性や強みを活かしたプロジェクトを通じて、自己肯定感を高め、自己成長や自己実現を達成すること
得られる経験 【1】社会課題への実践的アプローチ
・地域や漁業の課題に現場から向き合う現場力
・地方の一次産業を観光業などとかけ合わせる視点と思考法
【2】伝える力・言葉の力の習得
・ストーリーの掘り起こしと言語化
・SNSやWebを活用した発信スキルの向上
・パンフレットや販促ツールなど実務的な表現力
【3】人と深く関わる力
・保志さんとの対話・コーチングを通じた自己理解
・地域住民や企業との関係構築・対人コミュニケーション力の強化
対象となる人 ▼こんな方が当てはまります!
・与えられたタスクをこなすだけでなく、自分で考えてプロジェクトを創り上げたい方
・新しい事業やプロダクト(星屑昆布)の販路拡大やブランディングに興味がある方
・一次産業のリアルに興味があり、飛び込んでみたい方
・地域の人々や多様な分野の専門家と積極的に関わりたい方。
・新規事業のため、決まった計画や成功のパターンはありません。カオスな状況の中でも悩まず、ポジティブに考えながら、前に力強く進んでいける行動力のある方

▼注意事項
・募集人数:2人のみ
・高校生の応募:不可
活動条件 参加型:住み込み
【実施時期】2025年 8月15日(金)〜9月18日(木)
【活動時間】8:30〜17:00 週5日程度
・北海道内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復航空券1回分)の補助があります。
・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません。
・食費は自己負担です。
【「海とインターン」成果報告会への参加】
11月2日(日) 札幌市内でインターン成果発表会を実施 (交通費補助あり)
活動場所 【活動場所】広尾町 保志漁業部事務所 など
【宿泊】広尾町青少年研修センターに滞在(詳細は面接・説明会時に説明)
URL:https://www.town.hiroo.lg.jp/kyouiku/koukyoushisetsu/sports_shisetsu/
・部屋は男女別の相部屋 or 個室になります
・食事は受け入れ企業の準備、近くでの外食、弁当を基本としています

私たちはこんなチームです!

「”でき損ない”が、世界を変える」3代目漁師と異業種チームの挑戦!

▶︎祖父の代から続く三代目漁師としての原点
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北海道十勝エリア最南端・広尾町の漁師家系で育ち、高校卒業後、漁業研修所を修了。父親とともにイカ釣り漁船で全国を回る生活を経験した後、漁獲量の減少を機に地元に戻り、昆布漁に転じました。
しかし待ち受けていたのは、収入が見合わない手間のかかる仕事、高齢化が進む地域、そして「人がいなくなる未来」でした。

▶︎「でき損ない」からはじまる革新の哲学
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昆布漁の厳しい現実と向き合う中で、「魚を獲るだけでは何も変わらない」と痛感。異業種や地域外の人材の知見を漁業に取り込む必要性を強く感じるようになります。自分自身の「でき損ない」だった経験や、非合理な現場の理不尽さ、多くの資源がロスとして扱われる状況への疑問が、挑戦への原動力となっています。伝統を尊重しながらも、持続可能な未来のために「変えるべきところは変える」。そんな思いで活動しています。

▶︎漁業を「社会にひらく」プラットフォームへ
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漁業を単なる一次産業ではなく、「社会にとって多面的に価値のある業界」に変えたいと考えています。建築家、マーケター、料理人、精神科医、YouTuber、化粧品会社まで、あらゆる分野の人々と連携しながら、漁業を医療・エンタメ・教育などの文脈で再定義できるのではないだろうか、と日々仮説検証を回しています。その中でも特に「観光」との掛け合わせに注目しており、酪農家とともに地域団体「ピロロツーリズム推進協議会」も立ち上げ、体験観光や商品開発を通じて関係人口の創出にも取り組んでいます。

▼ピロロツーリズム推進協議会
https://pirorokikaku.com/


▶︎学生と育む、“インキュベーション”の場
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観光と並び、力を注いでいるのが学生の受け入れです。ただの労働力としてではなく、「一人ひとりと本気で向き合うこと」「対話を重ねること」を大切にしています。
「なぜその大学を選んだのか」「何が好きか」「どんな未来を描いているのか」――そんな問いをじっくり重ねながら、学生自身が自らの強みや可能性に気づいていける場をつくっています。
人は、対話を通じて育ちます。そして、その成長が地域を、社会を、きっと良くしていく。そう信じて、僕はこの広尾町を“人が育つインキュベーションセンター”にしていきたいと思っています。
(昨年度までに学生約30名を受け入れ。社会人の受け入れも継続中です)

ぜひ可能性が無限大な皆さんと一緒に一次産業の町である広尾町で会えることを楽しみにしています!

受け入れ企業からのメッセージ

保志漁業部副代表/保志弘一

これまで沢山の学生が保志漁業部を訪れてくれました。そして彼ら彼女ら全てがそれぞれの個性を活かした進路へと旅立ちました。何が好きで何が得意か。時間を共にするなかで,働くことや活動すること以外にも「自分の生き方」について議論を交わしてきました。
水産業や昆布漁を軸に,個性を磨きながら自分の得意なジャンルを定めていきましょう。
これまでもこれからも,関わってくれる全ての人が「来て良かった」と思えるような仲間として。
皆さんの成長と飛躍の手助けができるよう,一緒に全力投球で駆け巡っていきたいと思います。

[プロフィール]
保志漁業部の受け入れ担当,保志弘一です。昆布漁のみならず,星屑昆布の販売や新商品開発,体験型観光のコーディネーター,学校の先生など,やることが多岐に渡りすぎて最早自分が漁師なのかと自問する日々です笑。

これまでも昆布漁の時期を中心に,全国各地から学生団体やインターン生を受け入れてきました。
その際は漁家だけでなく,先述のピロロツーリズム推進協議会のメンバーをはじめとして異業種交流もできるよう場をセッティングしています。
インターンの基軸は「昆布漁」ですが,広尾町を中心に十勝(や北海道)でユニークな活動に取り込む面白い大人たちとコミュニケーションをとる機会がたくさんあると思います。出会う人の数だけ多種多様な「考え方」に触れることができます。本プロジェクトが皆さんの「成長」に繋がるよう全力で取り組みます。どうぞよろしくお願いいたします。