中山間地域の生産農家と観光交流拠点が共存共栄するを目指す!

中山間地域の農家さんが抱える課題を道の駅中条を拠点にIT・モビリティを活用する戦略を立案。今回は農作物の物流の仮説検証を繰り返し、解決に向けた一歩を踏み出し持続可能な中山間地域づくりに挑戦します。

このプロジェクトについて

2008年より、国内外のリゾート観光施設の運営に取り組んできたOne&Only株式会社が、長野の飯綱高原協会ホテルアルカディアに出会ったのは2010年10月でした。多くの試行錯誤を経て運営2年目となる2012年には黒字化に成功。その後、長野も含めた全国の観光施設などの運営・コンサルティングに取り組んでいます。今回、皆さんと一緒に挑戦したいのはOne&Only株式会社がコンサルティング契約をしているエターナルストーリー株式会社で手掛ける長野市のプロジェクトです。
長野市にある「道の駅中条」( https://michinoekinakajo.eternal-story.com/ )は長野市の指定管理施設としてeternal story株式会社が管理運営しています。ここには、地元の新鮮野菜や土産物が並ぶ売店・食事処・イベント広場などがあり主な利用者は観光客や地域の方々です。地元の生産農家150組が持ち寄る新鮮野菜や山菜、特産品は特徴の一つですが、現在、毎日道の駅に収穫をしたものを持ってくる農家さんは60‐70組です。それ以外の生産農家は高齢化により毎日の集配作業が大変で上手に活用できていない課題があります。また、もっと生産農家と道の駅の利用者の接点づくりや観光コンテンツづくり、情報発信にも挑戦することも視野に入れています。

募集要項

募集対象	社会人
期間	長期（3ヶ月以上）
テーマ	農林水産・6次産業観光・おもてなし
職種	リサーチ・コンサルティング新規事業
活動支援金	あり
活動内容	●ステップ1 ・「道の駅中条」の現状の理解 →数日間、現場に入って接客やバックヤードの仕組みなどを体感 →松岡氏へのインタビューやヒアリング ・生産農家さんへのインタビュー、ヒアリング ●ステップ2 ・中山間地期の生産農家および住民が抱える課題の整理および「道の駅中条」や同社の強みを活かした解決に向けた戦略立案 ・特に、道の駅に農作物を持ってこれない生産農家をサポートする「集配システム」については力を入れて取り組みます。 ・松岡氏とのディスカッション→実践してみる仮説の決定 ●ステップ3 ・仮説を実行し検証(内容によっては複数回繰り返す) ・自身の事業プランのブラシュアップまたは同社との新規事業やプロジェクトの立案、意見交換 道の駅中条の周辺地域だけではなく、こうした中山間地域の課題解決に繋がる新しい仕組みづくりを今回は右腕副業の方と一緒に挑戦したいと考えています。高齢な生産農家の方々の現状を把握して、解決策を模索。今回は、特に集配システムに関する戦略立案・仮説検証を繰り返しながらプロトタイプに力を入れていきます。同時に、里山での移住者を増やすための「半農半X」、新しい品種を増やすための農業指導、ジビエの六次産業化、生産農家と道の駅利用者の接点を増やす体験型コンテンツづくり等など、観光×農業をテーマに皆さんが現地の人たちと話す中で感じる課題や挑戦してみたいテーマについても扱うことも可能です。
期待する成果	・「道の駅中条」を拠点に、中山間地域の生産農家さんが抱える課題の可視化 ・特に集配システムの戦略作りおよび仮説検証結果 ・その結果から解決に向けた新たな事業計画やプロトタイプ
得られる経験	・中山間地域での課題解決に向けた新規事業の立ち上げ経験 ・農家さんや高齢者が抱える中山間地域の課題に触れ合う機会 ・同社が持つ観光施設運営に関するコンセプト、ノウハウに触れる機会
対象となる人	・長野、地域の課題解決に向けた新たな事業を創りたいという想いの強さ ・長野で中山間地域が抱える課題をリアルに体感し、その解決に向けて試してみたいという方(キーワード:農業ビジネス、アグリテック、買い物難民×モビリティ、半農半Xなどの移住者の呼び込み、ジビエの六次産業化など) ●今回の募集プロジェクト内容とは違いますが、以下に該当する方、お問い合わせください。 ・将来、長野で観光業および宿泊施設(ゲストハウス等)など起業を通じて地域課題解決に寄与したいと考えている人 ・同社の観光分野・旅館ホテル施設経営におけるビジネスの考え方・ノウハウを現場で感じたい方
活動条件	※重要※ 本プロジェクトは、長野市主催「NAGAKNOCK!(ナガノック)」(ながの起業家創出プログラムin東京2021)事業の一環で運営事務局のNPO法人ETIC.が募集およびコーディネートをしています。 STEP1:応募前に必ず「NAGAKNOCK!」公式WEBサイトをご覧ください。 ▷公式WEB:http://nagaknock.etic.or.jp/ Step2:書類選考 右ボタン「このインターンに応募する」からお問い合わせをいただいた方にはエントリーシート・企業プレゼン動画・NAGAKNOCK!解説動画をお送りします。参加規約等をお読みいただいた上で、エントリーシートをご記入ください。ご提出いただいた方から随時、書類選考を実施。(全員に合否はご連絡します) Step3:事務局面談(Zoomを使用) 事務局ETIC.との面談を行います。 Step4:企業面接(Zoomを使用) 受入れ先企業との面接を行います。 必要に応じて、追加で最終面接がある場合もございます。 【赴任交通費】本人負担 【謝礼】月額:3~5万円程度(スキルやご経験により相談) 【NAGAKNOCK!研修参加費】55,000円(税込)
活動場所	・毎週一度のオンラインミーティング ※普段のコミュニケーションはMessengerやslack等のグループチャットツールを使用します。 ・月1‐2回は1泊2日程度で現地に赴き、受け入れ企業経営者およびプロジェクトリーダーとの打ち合わせやプロジェクトの進捗に応じた現地活動(インタビュー、フィールドワーク、意見交換等)を実施します。

私たちはこんなチームです!

～思いやりをカタチに～ 「一期一会」を「唯一無二」のカタチに。

One&Only株式会社は全国のホテル・旅館の経営・運営およびその受託、コンサルティングを行っています。松岡社長は2011年7月より長野市を代表するホテル「飯綱高原教会ホテル アルカディア」の経営・運営に参画。かつて長野でアルカディアといえば、誰もが知る人気宿泊施設でしたが、経済状況が厳しい中、赤字経営に陥っていました。そこで「高原リゾートならではの癒しをテーマに」「ファミリー利用が可能な広い客室が豊富」「善光寺から戸隠に行く中間点の飯綱、両地点を中継する、2泊目の宿としてのポジショニング確立」などを打ち出して見事、黒字回復。多くの人が集まる飯綱高原屈指のホテルによみがえりました。
その後、2017年に長野市で様々な地域再生事業に取り組む株式会社BJの代表取締役 徳安素一郎氏と出会い、エターナルストーリー株式会社( https://eternal-story.com/ )を設立、松岡氏が代表取締役兼総合プロデューサーとして参画し、多くの施設やホテル旅館の再生事業を行ってきました。
詳細はこちらもご覧ください。
http://www.bj-h.com/company/greetings.html

受け入れ企業からのメッセージ

代表取締役／松岡 一壽

国内外のリゾート観光施設の運営に取り組むOne&Only株式会社が、飯綱高原協会ホテルアルカディアに出会ったのは2010年10月でした。当時年間6000万円の赤字を計上する厳しい運営状況の中、リブランディングによる再生に取り組み、運営2年目となる2012年には黒字化に成功。2017年には、ARCADIAのオーナーと共同プロジェクトにてeternal story株式会社を設立し、現在長野の観光再生を目的とした温泉旅館や日帰り温泉、キャンプ場や道の駅という幅広い業態の施設運営に取り組んでいます。約10年間、長野という場所で事業を行う中で、地方には魅力溢れる素晴らしい自然と合わせて、解決することが困難な様々な課題があることを感じており、観光による地方創生とSDGsを形にすることで、微力ながら地域の役に立てるのではないかと考えています。同じような志で、長野、そして、日本全国の中山間地域の抱える課題解決を一緒に取り組んで頂ける方を募集します。

[プロフィール]
1975年 東京生まれ福島育ち。法政大学卒業。ベルギーに本社のあるダイヤモンド研磨会社へ入社。鑑定買付や新規販売開拓、また、日本商社宝飾部門のM&Aも経験。その後、人材系コンサルティングファームにて、HRコンサルティング、及び、ヘッドハンティングに従事した後、2006年4月よりホスピタリティ業界特化型の人材系コンサルティングファームを設立し独立。2008年8月よりホテル・旅館の運営、及び、再生を手掛けるOne&Only株式会社、2017年12月より長野の観光再生を目的とするeternal story 株式会社、2021年4月より創業100年を迎える割烹旅館若松を展開する株式会社ICHINO観光グループの代表取締役を兼任。「観光×SDGs」をテーマに、日本での地方創生や国内外のリゾート施設の運営・再生へ取り組んでいる。

コーディネーターからのメッセージ

伊藤 淳司(NPO法人ETIC.)

今回のプロジェクトの機会には2つの魅力があると思っています。一つは、全国各地にある中山間地域の魅力と課題に直接的に触れるチャンスがあるということ。もう一つは、リゾート観光施設の運営・コンサルティングで高いノウハウ・実績を持つ同社の施設も活用した新しい新規事業の立ち上げに携わる機会になるということです。今回の応募は社会人の方を想定はしていますが、関心がある学生の皆さんの挑戦も可能だと考えています。是非、応募をお待ちしております。