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福島県

地域の魅力を掘り起こせ!つくる人の想いをのせた郷土料理ご膳プロジェクト

一般社団法人葛力創造舎

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

歴史、文化、住む人、これまでと今あるものその全てが葛尾村の魅力!

葛力創造舎は、自然、文化、歴史、そこに住む人もすべて葛尾村の魅力と考えています。今回のプロジェクトでは、葛尾村に住む人や食の魅力を掘り起こし形にするプロジェクトです。

このプロジェクトについて

■原発事故で全村避難という過去を持つ『葛尾村』
2011年の福島第一原発事故後、全村避難を余儀なくされました。2016年に避難指示が解除となりましたが、現在までに村に戻ってきた人は約324人(2021年4月1日時点)です。しかも、その約半分が高齢者という現状があります。

■葛力創造舎の取り組み
全村避難をきっかけにもともとあったコミュニティがなくなり、村にあった文化がなくなっていきました。この状況で「このままでは、生まれ育った村がなくなってしまう」と危機感を感じ、2012年に一般社団法人葛力創造舎が設立されました(当時は任意団体からスタート)。現在、『葛尾村を持続させていく』という想いのもと、葛尾らしさを軸に、米づくりイベントの開催や商品開発、移住政策などの取り組みをしています。

■団体が抱える課題
①宿泊施設での食事提供のレパートリーが少ない
葛力創造舎では、葛尾村を訪れた方が宿泊できるように宿泊施設『ZICCA』の運営を始めました。そこで提供する食事は、村のお母さんたち手作りの郷土料理です。葛尾村の文化である郷土料理を訪れた方に知ってもらいたいという想いから提供をしています。ですが食事提供の仕組みが整っておらず、1泊以上のお客様に提供する食事の種類が同じような内容になることが多々あるのが現状です。そこで仕組みづくりの1歩目として、葛尾村の郷土料理を使ったお膳の提案をしていただきたいと思います。
※宿泊施設ZICCAについて下記HPを参照
https://katsuryoku-s.com/project/zicca-booking

②村に住む人の記憶の掘り起こし、つないでいくことで、地域を持続させていきたい
『葛尾村を持続させていく』ことを考えたときに、そこに住む人たちの記憶を繋いでいくことが重要だと葛力創造舎では考えています。
現状、まだまだ聞けていないお話がたくさんあります。今回は皆さんの力を借りて、村民が住んでいる中で生まれた思い出を集めてほしいと思います。

■葛尾村と関わり続けてほしい
私たちは、インターンで終わりではなくその後も葛尾村や葛力創造舎と関わり続けてくれるような方を募集しています。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域食・ライフスタイル
職種 企画・商品開発
活動支援金 なし
活動内容 ミッション
①葛力創造舎が運営する民泊ZICCAで宿泊者に提供する郷土料理ご膳の提案
②それに関わるストーリーの掘り起こし
③次回インターンに向けてのPJの提案

【STEP1】(1週目)
■企業理解・地域理解・郷土料理についての調査
1‐1企業及び葛尾村に関する研修
1‐2葛力創造舎が求める成果物の理解
1‐3葛尾村の郷土料理についての調査、他地域の事例調査(視察@福島県古殿町)
おなじみの料理に加え、季節限定の一品やハレの日の特別料理などの調査
※参考:ふるさと工房おざわふぁ~むHP http://katsuryoku-s.com/interview/keiko-ozawa
※参考:ハレとケとは柳田國男によって見出された、日本人の伝統的な世界観のひとつ。 民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレは儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケは普段の生活である「日常」を表している。


【STEP2】(2~3週目)
■村内でのヒアリング調査
2‐1村民へのヒアリング
実際に郷土料理を作ってくれている村のお母さんたちに会い、郷土料理についてのお話を聞いたり、実際に料理を一緒に作る作業もします。
ヒアリングをする村の方は15~20人程度を想定しています。

2‐2ヒアリング結果をもとにアイディア出し

【STEP3】(4~5週目)
■提案
3‐1アイディアをもとに実際のお膳の試作づくり・提案書作成
3‐2次回インターンのPJ提案書作成
次回の葛力創造舎のインターンのPJの提案

3‐3社内報告会

【STEP4】(6週目)
■成果発表
4‐1発表準備
期待する成果 ・葛尾村の郷土料理やそれに関わる村民の思い出の掘り起こし
・葛尾村の郷土料理を使ったご膳の提案(12パターン(月ごと)のメニューの提案)
・次回インターンに向けてのPJの提案
得られる経験 ・ヒアリング能力、傾聴力が身につく
・世代が違う人とのコミュニケーションの取り方
・第二の故郷ができる
対象となる人 ・インターン終了後も葛尾村や葛力創造舎に関わり続ける意思がある方
・世代の違う人との関わりが楽しいと思える方
・人が大事にしている想いに共感しようとする、その想いを大切にしてくれる方
活動条件 ◆実施期間
<このプロジェクトは、現地住み込み型インターンです>
本プロジェクトの実施期間は2021年8月2日~9月15日の6週間(全体で240時間程度の活動)を予定しています。
※現地での活動については新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更になることがあります。

◆活動頻度・活動時間
週5日(月曜~金曜)、1日8時間程度(40時間/週)
※企業の営業時間内(9:00~18:00)での活動が中心となります。
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。
※授業や期末試験との両立については配慮いたします。

◆宿泊場所
双葉郡内で宿泊場所を準備いたします。(町内宿泊施設、民泊等)

◆宿泊費・交通費
宿泊費は全額補助・交通費は一部補助いたします。

◆コーディネート機関
一般社団法人葛力創造舎がコーディネート団体として実施します。
活動支援金としての支給はありませんが、一部交通費補助などのサポート制度が充実しております。詳細は個別にご紹介します。
※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人葛力創造舎(担当:下枝、連絡先:0240-23-6820)までお問い合わせください。
活動場所 福島県葛尾村内
事前課題 ・葛力創造舎について知っていること、団体の活動について感じたことを自由に書いてください。
・自分の地元の郷土料理を1つ挙げ、その料理がなぜその地域で食べられているのか調べてください。

私たちはこんなチームです!

葛尾村を、そこに関わる人たちの想いを、繋いでいきたい

福島県にある葛尾村は2011年の原発事故をきっかけに全村避難を経験し、避難解除になった今も居住人口約400人。その半分が高齢者です。もともと村にあったコミュニティがなくなり、そこから生まれた文化がなくなっていく状況がありました。そんな中、『葛尾村を100年後につないでいきたい』、という想いから2012年に葛力創造舎は設立されました。

設立されてから取り組んだことは、全村避難によって崩れたコミュニティの再生でした。
葛尾村の主な産業の一つだった稲作からヒントを得て、田植え、稲刈りなど米作りを中心としたイベントが始まりました。そこには、村内に住む方はもちろん、村外に住む方、葛尾村の村民ではない方など様々な人が参加します。今では、数百人単位の参加者が集まる村の一大イベントになっています。

葛力創造舎の活動の目的は、葛尾村を持続させていくことです。
ここで私たちが考える村とは、行政区で区切られた『葛尾村』ではありません。
長年の活動の中で『村』とは何かを考えたとき、私たちは、土地の自然や文化、そこにいる人たちの記憶がある場所、それが『村』だと定義しました。
葛尾村を持続させていくためには、そこにある自然、文化、そして住む人たちの想いを次世代につないでいくことが必要です。そのために村の方を訪ね、たくさんの思い出をヒアリングしたり、文化や想いがつながっていくような仕組みを考えている真っ最中です!

葛尾村の人たちは、村の外から来た人もまるで家族のように接してくれます。
おうちに伺えば、「お茶を飲んでいかっせ」、帰るときには「また来てね、今度はいつ来るの?」と言葉をかけてくれます。
私たちは、そこに居心地の良さを感じ、そんな葛尾村を繋いでいきたいです。

葛力創造舎の日々の活動についてはこちら
https://www.facebook.com/katsuryoku.sozo.sha

村民インタビューはこちら
https://katsuryoku-s.com/interview

受け入れ企業からのメッセージ

代表理事/下枝浩徳

私自身、葛尾村の出身で大学進学を機に上京し、そのまま東京の企業に就職しました。都会にあこがれて上京したものの、人のぬくもりも感じられず、入れ替わりも激しい生活に虚しさを感じていました。お金を出せばなんでも揃う暮らしが創造的じゃない、地元に帰れば何か面白いことができるかもしれない、そんなことを思っていた矢先に、東日本大震災が起こりました。学生時代に培った地域づくりの経験を生かそうと地元に戻り、2012年葛力創造舎を立ち上げました。


いざ地域に入って活動を始めましたが、今まで都会で得てきた地域づくりのノウハウが全く通用しなかったんです。
何故かというと、当時の私は「仕事をつくり、お金を稼ぐことが地域にとって良いこと」だと思っていたんですよ。
でも、そうじゃなかった。地域の人が本当に望んでいたことは、「人とつながること」だったと気づきました。そこからの私は、「葛尾村やそこに住む人たちの幸せにつながるかどうか」を考えるようになりました。

これまで私たちは、「葛尾村を持続させる」を目的に村内でのイベントの開催や若者の人材育成など様々な活動をしていきました。
最初は、私たちの活動に難色を示す村民の方もいました。避難が解除されてやっと元の生活に戻れると思ったのに、今までの生活を壊されるかもしれないと思っていたのかもしれません。
それでも、何かを手伝ってもらったらしっかりお礼をする、恩を返す、というのを繰り返していくうちに今では、「今年の田植え、稲刈りはいつなの?」と村の方から声をかけてくれるようになりました。


団体の設立から約10年がたとうとしています。
その中で気づいたことは、私たちがつないでいきたい村は、行政区で区切られた村ではなく「そこに住む人の履歴の上にある村」だということ。
だから今、村に住む人たちの思い出の掘り起こしが必要で、その思い出たちを大切にしていかなければいけないと思うんです。
そして、葛尾村の人や私たちが大切につないでいきたいと思っていることやものに、共感してくれる人たちが葛尾村に増えていったらいいなと思います。


地域で活動すると、うまくいかないことが9割です。それでも、あきらめずに今までやってきました。
壁にぶつかったからこそ見えてくるものもたくさんあったと感じています。


葛尾村の人たちが大事にしたい想いや文化を私たちと一緒ににつないでくれる仲間を募集します!

団体概要

設立 2012年2月11日
代表者名 下枝浩徳
従業員数 4人
WEB https://katsuryoku-s.com/