岩手県
オンラインインターン募集終了大学生対象2020.7.27 1,317view
Youは何しに釜石へ?市役所発、オンライン番組プロデューサー募集!
▶釜石市役所
このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
釜石に関わることが、これからの大学生のキャリアのきっかけとなる
オープンシティを掲げ、地域内外の人々が関わることでまちづくりを推進する岩手県釜石市。これまで関わってきた大学生のインタビューオンライン番組を作り、釜石との関わりがどんな影響を与えているか考察します。
このプロジェクトについて
■特徴1:鉄と魚とラグビーのまち、釜石
岩手県の沿岸部真ん中ほどに位置する釜石市は、人口約32000人のまちです。
日本最古の洋式高炉を完成させた近代製鉄発祥の地でもあり、幾度もの艦砲射撃や自然災害にも屈せず、製鉄業を主産業として栄えてきました。製鉄所の企業チームとして誕生したラグビー部は、日本選手権7連覇を達成し、「北の鉄人」として釜石の名を日本に知らしめることとなり、クラブチームとなった今もラグビーのまちといわれる象徴的な存在です。
そして、2011年の東日本大震災では、沿岸部に位置する釜石は地震と津波の甚大な被害を受けましたが、災害ボランティアを初めとし、復興のフェーズ変遷と共に事業創造や事業拡大を共に行う様々な人材が釜石に行き交っています。
また、2019年にはラグビーワールドカップの試合会場にも選出され、国内だけではなく世界の人々にも「ラグビーのまち」釜石の震災からの復興の姿をアピールすることとなりました。
■特徴2:オープンシティを掲げ、関係人口でまちをつくる
震災前から釜石は、地域外からのヨソモノや新しい考えを受け入れてきた、変化に対して開かれた柔軟なまちとしてオープンな土地柄が根付いてきました。
そして震災から10年が経とうとする今、市民だけではなく、外部のつながり人口とともにまちをつくり上げていく「オープンシティ釜石」という考え方を起点に、新たなまちづくりが進んでいます。かつての一大産業であった製鉄業は下火になり、人口もピーク時の1/3程に減少している中で、市民参加型のまちづくり会議や、地域資源を活用した事業創造、起業型地域おこし協力隊など、これからの釜石をつくるためたくさんのトライをしています。
視察や研修で地域外から来てくれた人が釜石を去った後も関わり続けることや、ボランティアで訪れていた学生たちが観光で釜石を再び訪れる動きも少なくありません。そんな地域外にいる関係人口と言われる人たちとの交流イベントを都内で実施をし、現地に来られずとも地域と関わり続けられる取り組みも行なっています。
また、このように、積極的な地域外の関係人口の人々が地域活動に関わることで、釜石に暮らす人々自身も改めて自分のまちを見つめ直し、まちづくりへ参画するきっかけとなることが狙いとなっています。地域内外がうまく合わさることで、これからの釜石をつくっていくことが、オープンシティ釜石の目指すまちづくりなのです。
■学生が育つまち・釜石の軌跡をアーカイブ化
釜石には、大学の水産キャンパスはあるものの、一定のコースと学年の学生のみで、大学がありません。しかし、東日本大震災をきっかけに、岩手、東北に限らず全国各地から復興支援のボランティアやインターンシップで釜石を訪れ、釜石で活動した学生が多くいます。震災から9年が経ち、復興支援のフェーズが変わりつつある今も、大学生は訪れています。ボランティアなどの支援の他、被災地学習やまちづくりのための研修など、釜石を訪れる理由は多様化するようになってきました。「震災10年を節目に、様々な事柄のアーカイブ化をすることで、これからの釜石をつくっていきたい」と、オープンシティ推進室長の石井さんは話します。
今回のインターンシップでは、今までの大学生の関わりをアーカイブ化し、これからのまちをつくるための仕掛けをオープンシティ推進室と共につくります。これまで釜石に関わってきた大学生、関わった当時は大学生ですでに社会人になった人たちへのインタビューオンライン番組を生配信します。釜石に関わった理由や内容、自分の中の変化やその後の釜石との関わりなどを深掘りながら、釜石での生活や成長を話してもらいます。生配信をし、またその様子を録画してアーカイブでFacebookなどでも見れるようにします。その後インタビュー回答から、釜石に関わることで大学生たちはどのような変化が見られたか、共通点や特徴を見つけ出します。
これからの釜石をつくるため、これまでの関係人口を振り返る。まちづくりの仕掛けづくりを共に取り組む仲間を募集します。
募集要項
募集対象 | 大学生 |
---|---|
期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
テーマ | まちづくりPR・メディア |
職種 | マーケティング・広報新規事業 |
活動支援金 | なし |
活動内容 |
釜石にこれまで関わった大学生向けにインタビューをし生配信することで、釜石で活動する効果や影響を可視化しPR。「つながり人口」のPRと、アーカイブ化を狙う。 【STEP1】 ●釜石市、市役所、OC室の理解(1〜2週目:40時間) ・オンライン研修の実施。釜石市の復興後の取り組みを学ぶ ・OC室内の職員の打ち合わせへオンライン参加をしながら議事録まとめなど業務サポートを行い、部署や担当事業を理解する ・オンライン番組の、インタビュー内容やコンテンツを企業担当者と打ち合わせを実施する 【STEP2】 ●オンライン番組の広報と配信(2〜3週目:80時間) ・インタビューする大学生や社会人との打ち合わせを行い、番組の準備をする ・Facebookでイベントページを立ち上げ、番組PRを行う ・生配信をし、録画していたものはアーカイブとしてFacebookにアップする 【STEP3】 ● インタビュー内容の考察と報告会準備(4〜6週目:20時間) ・インタビュー内容をもとに、共通点や特徴を考察する ・庁内向け報告会の実施のための準備を行う 【STEP4】 ●活動のまとめと社内引き継ぎ(7〜8週目:20時間) ・庁内報告会の企画と実施 |
期待する成果 |
・釜石に関わったことのある大学生10名のオンラインインタビュー番組の生配信 ・インタビューをもとにした、庁内向け成果報告会の実施 |
得られる経験 |
・オンライン番組を企画し、広報から実際のインタビューまで一貫して実施できる経験 ・復興の歩みや、市の取り組みを俯瞰して振り返ることのできる経験 ・自ら仮説検証をしながら、大学生が釜石で活動することの影響について考察することができる経験 |
対象となる人 |
・関係人口によるまちづくりに関心がある人 ・番組制作や動画制作プロデューサーに興味がある人 ・動画配信に興味がある人 ・これまでのまちづくりのアーカイブを残し、これからの展望を考えることに興味がある人 |
活動条件 |
【期間】 令和2年8月上旬~9月下旬(全体で160時間程度活動してもらいます) ※それ以降、活動を行う場合は企業と協議のうえ、長期に切り替え 【活動頻度】 週5日、1日4時間程度(20時間/週) ※応相談 【活動時間】 受け入れ企業の通常勤務時間内で1日4時間程度、確保してもらいます 【参加条件】 自分用PCがあること、自宅にネット環境が整っていること 【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】 ※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「令和2年度復興・創生インターンシップ事業」として実施します。 ※「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋 連絡先:03-6262-6340)までお問い合わせください。 ※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、株式会社パソナ東北創生(担当:城守 連絡先:rjyoumori@pasonatohoku.co.jp)までお問い合わせください。 |
活動場所 | 自宅を基本としたオンラインでのインターンシップとなります。状況によっては岩手滞在型になる可能性もありますが、詳細はエントリー時に説明します。 | 事前課題 | あり(マッチング後に説明します) |
私たちはこんなチームです!
官民混成のオープンイノベーションチーム
釜石の地方創生ビジョン「オープンシティ釜石」は、人のつながりをまちの力に変えて、多様なコミュニティやビジネスを生み出す、持続可能な地域をつくるための指針です。
都市と地域の関係性をデザインし、釜石から新しい働き方や暮らしを提案していくことが私たちのミッションです。
プロジェクトを推進するオープンシティ推進室には、汐留OLからUターン、パプワニューギニアからIターン、地元のマイルドヤンキー改め好青年、花金を牽引する三児の母、バランスボールに座る通称アジェンダ室長など、個性あふれる多様なメンバーが活躍しています。
受け入れ企業からのメッセージ
オーブンシティ推進室長/石井重成
震災から、もうすぐ10年が経ちます。これまで、たくさんの大学生が釜石の復興まちづくりに関わってくれました。
地域に関わり、学び、自身と向き合うことが、自分らしいキャリアをつくる原体験につながる。このインターンの目的は、学生時代に釜石に関わった経験が、その後の人生にどのような影響を与えたのかを可視化することです。未来をつくる仮説検証を楽しみながら取り組んでくれる方をお待ちしています!
[プロフィール]
国際基督教大学を卒業後、経営コンサルティング会社を経て、東日本大震災を機に岩手県釜石市へ。地方創生の戦略立案や官民パートナシップを統括。
内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、総務省地域情報化アドバイザー、青森大学客員准教授、一般社団法人地域・人材共創機構代表理事、1986年愛知県西尾市生まれ。『Arts of Local Career ローカルキャリア白書』を発刊。
団体概要
設立 | 1937年 |
代表者名 | 野田武則 |
従業員数 | 500 |
WEB | https://www.city.kamaishi.iwate.jp/ |
住所 | 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号 |
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