SNSで広がる地元のおいしさ!多くの人へ会社をPRしよう。

今年帰ってきたばかりの跡取り息子の挑戦!生まれ育った会社の「美味しいものをとにかく知ってほしい」という思いをカタチに!多くの人々に魅力を届けるためSNSで美味しさを発信せよ!

このプロジェクトについて

【丸平かつおぶしの歴史と挑戦】
丸平かつおぶしは、宮城県石巻市に本社を構え、創業以来、カツオを使った鰹節製造を行ってきた伝統ある企業です。現在では、3種類の鰹節の製造に加え、粕漬けや干物など、多彩な水産加工品を製造・販売しています。
震災前、丸平かつおぶしは1000店舗以上と取引を行い、地元には美味しい飲食店が数多く存在し、食を通じて地域に笑顔を届けていました。しかし、東日本大震災で工場の機材が津波により全て流失し、製造が困難となり、販路も失われるという未曾有の危機に直面しました。それでも、社長は従業員の雇用を守り、伝統の味を絶やさないために復旧・復興に尽力しました。
震災後、丸平かつおぶしを含む、石巻の食を支える10社が合同で設立した「石巻うまいもの株式会社」では、水揚げ量の減少や人口減少に伴う人手不足に対応するため、それぞれの強みを生かしつつ、10社が1つの工場のように機能する「バーチャル共同工場」の構想を掲げ、商品開発の共同化を進めました。復興の象徴として販売された「石巻金華茶漬け」シリーズは、大ぶりな具材の満足感や地元産海産物の活用、商品開発のストーリー性が評価され、第81回ジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞しました。
震災から10年が経過した頃、新型コロナウイルスの影響で飲食店の閉店が相次ぎ、販路が大幅に縮小するという新たな試練が訪れました。それでも、丸平かつおぶしは地元の美味しい味を絶やさないという強い信念のもと、宣伝活動を強化し、自信を持って商品を提供し続けています。

【家業を守ると誓った震災の経験】
今回のプロジェクトでインターン生を受け入れるのは、営業担当として今年から家業に戻った社長の息子、阿部晃也さんです。
幼い頃は家業に対して特に意識をしていなかったという阿部さん。しかし、東日本大震災により避難所生活を経験し、帰宅した際に目にした自宅と会社の惨状に愕然としたそうです。その時、父(現社長)が笑顔を絶やさず、懸命に復旧作業に取り組む姿を見て、「いつか家業を継ぎ、この味を絶やしてはいけない」と強く心に誓いました。
大学進学を機に石巻を離れ、新卒で大手企業に就職した阿部さんは、社会人経験を通じて「人」の大切さを実感します。サービスや商品は「人の力」なくしては成り立たないことを学び、現在では社員がのびのびと働き、それぞれの個性が活かせる職場作りを目指しています。また、今後は自社の魅力をさらにアピールし、一緒に変化を起こしてくれる仲間を増やしていきたいと考えています。

【このプロジェクトで取り組んで欲しいこと】
丸平かつおぶしは、鰹節だけでなく、レンジで調理可能な焼き魚「海草焼」など、ご飯に合う便利で魅力的な商品を数多く揃えています。しかし、まだ十分にその魅力が伝わっておらず、商品のPRに課題を抱えています。
今回のプロジェクトでは、魚を扱うのが苦手な人でも簡単に食べられる水産加工品の宣伝や、鰹節を使ったアレンジレシピの提案など、さまざまなコンテンツをつくり、SNSを活用して情報発信を行いたいと考えています。また、商品の魅力だけでなく、鰹節や加工品がどのように作られているのか、その過程を知ってもらうことで、普段何気なく食べている食品への理解や興味を深めるきっかけを作りたいと考えています。
SNSを通じて、自社商品の魅力を多くの人に発信し、丸平かつおぶしの営業力を強化する取り組みに挑戦していただきたいです!




本プロジェクトは、変革の最前線で学ぶ実践型キャンパス「FISHERMAN COLLEGE」の一環として実施しています。
【FISHERMAN COLLEGEとは…】
水産業の最前線で活動する変革者のもとで学び、課題解決に取り組む実践型インターンプログラムです。
【プログラムの特徴】
特徴①水産業の課題をトップランナーのもとで解決!
水産加工屋のHPを作ったり、漁師さんのもとでマーケティング戦略を考えたり、
石巻水産業のトップランナーと共に水産業の未来について考えます!
なぜそのプロジェクトを実施するのか?、その戦略は効果的なのか?
インターン生が課題の本質を探ります!

特徴②シェアハウスで楽しく共同生活!
→夜ご飯をみんなで食べます!魚捌きを学生コーディネータの平川がレクチャー!
休みの日はみんなと一緒にお出かけしたり!日本三景の松島にも行けるかも!?
夜遅くまで焚き火をしたり、コーディネーターや仲間たちと話をすることもとしばしば…
石巻に来ればあなたはもう一度石巻を訪れたくなる!

特徴③漁師さんの仕事を体験できる!
休みの日に漁師さんの仕事をお手伝いをして、体を動かそう!
頑張って仕事をすれば、美味しい海鮮がもらえるかも!

募集要項

募集対象	高校生大学生
期間	短期（3週間〜2ヶ月）
テーマ	農林水産・6次産業PR・メディア
職種	マーケティング・広報編集・ライティング
活動支援金	なし
活動内容	==事前研修== ・事業プロデュース、マーケティング、水産ビジネスなどをテーマにしたオンライン講座 ・過去のインターンプログラムの題材としたケーススタディグループワーク(2days) ==本プロジェクト== 丸平かつおぶしが抱える課題を解決するための実践型インターンシップ(4weeks) 【1週目】<丸平かつおぶしを知る> ・工場見学・商品理解 ・SNS発信についてリサーチ ・どんなSNSを活用するかを決定 【2週目】<戦略を考える> ・コンテンツのアイデア出し ・実際にアカウントを作成し、配信の準備を整える 【中間研修】 【3週目】<実行&検証> ・コンテンツの制作 ・閲覧データを分析し・改善を行う 【4週目】<引き継ぎ&成果報告> ・制作物の引き継ぎ資料を作成 ・成果報告 ==事後研修== ・チームと個人としての成果や課題をまとめ、自らの成長につなげるための研修(4days) ※参加が決定した後、事前の面談や顔合わせ等で、参加者の特技や想いと受け入れ企業の現状をすり合わせながら、実際の仕事内容、1ヶ月の流れを決めていきます。「このテーマならこんなことがしてみたい」という意見も大切にしていきたいので、ぜひお聞かせください。
期待する成果	・気づけていない企業にとっての「商品の価値」を1つでも多く見つけ出し提案する ・SNSでコンテンツ作成し、発信する ・今後SNS発信を続けていける方法を考える
得られる経験	・地域で働くことの意義を感じられる ・正解のない問いに向き合い、対話を通して課題解決に取り組む経験 ・他者からのフィードバックを通じた自己理解を深めます(自己分析) ・地域の産業のリアルな一面を覗くことができる
対象となる人	募集人数:2人 ・失敗を重ね、そこから成功へのヒントを探せる人 ・主体的に考え、自ら行動に起こせる人 ・様々な人とコミュニケーションを取ることが好きな人 ・この春周囲の学生とは一味違う経験をしたい人
活動条件	参加型:住み込み 【実施時期】2025年 2月13日〜3月21日 【活動時間】8:30〜17:00 週5日程度 【宿泊】フィッシャーマン・ジャパンのシェアハウスTRITONに滞在(詳細は面接・説明会時に説明) ・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。 ・自宅から現地までの交通費(往復1回分)の補助があります。 ・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。 ※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(担当:松本、連絡先:0225-98-7071)までお問い合わせください。
活動場所	宮城県石巻市

私たちはこんなチームです!

120年引き継がれてきた「伎(WAZA)」「旨(AJI)」「氣(KOKORO)」

創業当初、丸平かつおぶしはカツオを仕入れ、一から鰹節を製造し、日本食や食卓に欠かせない商品として販売してきました。最初は鰹節を中心に販売を強化していましたが、3代目の頃から水産加工品にも挑戦し、多彩な商品を手掛けるようになりました。
中でも一番人気の商品が「海草焼」です。レンジで温めるだけで焼き目がつき、美味しい魚を手軽に楽しめるこの製品は特許を取得しており、製造・販売を強化しています。
「地元に愛される企業」を目指し、地道な営業活動を続けてきた結果、多くの信頼を得ることができました。常に美味しさを追求しながら、新たな挑戦にも意欲的に取り組んでいます。

受け入れ企業からのメッセージ

営業担当／阿部 晃也

こんにちは!当社はインターンの受け入れは初めての企業です。
私たちの会社は昔ながらの方法で乾物・水産加工品をお客様にお届けしていますが、悪く言えば、時代に取り残された企業と言えるかもしれません。
これまで皆さんが培ってきた経験や学びを、実際の現場で、行動に移し、運用し続けるとういのは思ったよりも難しい事です。
でも、それを学生のうちに体験するというのはとても貴重な事だと思います!
是非楽しみながら一緒にがんばりましょう!