「何のために働くのか」働く価値観にこだわる清掃会社に潜入する

nokosoは、外国人実習生や障がい者など多様な方々が活躍できる企業になろうとこれまでに取り組んできました。会社のことを多くの人に知ってもらうため、WEB・SNSなどを活用しながら発信していきます。

このプロジェクトについて

この募集は、「大学都市神戸産官学プラットフォームに参画している大学・高等専門学校」に通う学生が対象です。
※参画大学:神戸大学、神戸学院大学、甲南大学、兵庫県立大学、神戸市外国語大学、 神戸市立工業高等専門学校、神戸松蔭女子学院大学、神戸芸術工科大学、神戸常盤大学、神戸国際大学、関西国際大学、神戸市看護大学


神戸市の六甲山に囲まれた心落ち着く場所。nokosoは、ここで清掃会社を営んでいます。依頼を受けた清掃の業務を日々淡々と行うのではなく、​我々は「人と自然を未来にのこそう(nokoso)」という理念を掲げ、そこから株式会社nokosoと名付け活動をしています。

医療・介護施設に特化した清掃業務を行う同社は、掃除を通して生まれる「心の和」「環境の環」「つながりの輪」という3つの「わ」を実践し、人と人、人と自然を未来に残すことを理念としています。


■掃除への思い
綺麗に掃除したときに、誰でも感じる心地よさがあります。私たちは、清掃の仕事の先にある人の心との関わりを大切に考えています。日本人が昔から大切にしてきた文化の一つに掃除があります。その根底には、自然や物に感謝し、大切にするという心があるのではないでしょうか。

私たちは、お客様・地域社会等私たちに関わる全て方々と共に掃除の価値・忘れかけようとしている日本人の本来の価値観を共有し、環境問題を共に考え実践していくことで、これからの社会に貢献できる存在になりたいと考えています。

■多様な価値観を持つ人々が、みんな生き生きと働ける環境をつくる

nokosoには、外国人、障がい者…様々な背景を持った人が集まっています。

多様な人が集まる中で、働く人たちの共通の考え方が大事だと気づき、「掃育学」としてまとめていっています。また、言葉だけに頼らずにノンバーバル(非言語)でコミュニケーションですることも必要だと学び、ジェスチャーや動画を通じて仕事を遂行しています。


■会社の真の姿を伝えたい!

このような取り組みをしてきましたが「清掃会社」というイメージで、そもそも関心を持ってもらうこともあまりできていません。

どのようにすれば知ってもらえるのか?
発信を強化していきたいと考えています。

※今年インターンシップを体験した学生が制作した動画です。
https://youtu.be/Z4lAxOEVbOw?si=RSceb-a-iqHj2VtV

募集要項

募集対象	大学生
期間	長期（3ヶ月以上）
テーマ	環境・エネルギー・バイオ医療・福祉・ヘルスケア
職種	マーケティング・広報
活動支援金	あり
活動内容	【STEP1】nokosoの仕事を知る ・実際の清掃現場に入ることにより、nokosoの仕事を知る。日々どんな仕事を具体的にしているのか、どのようにコミュニケーションを取っているのかを体験していきます。 ・「掃育学」などを研修で学ぶ。 【STEP2】従業員へのインタビュー&発信方法の検討 ・さまざまなスタッフにインタビューを行い、現状の現場での働き方や、何を感じているかなどを聞き取りを行います。 ・現場でのインタビューと同時に、どのような観点で発信をしていけばいいのか検討していきます。ツールの選定や、動画・記事・写真など最適な方法を検討します。 【STEP3】WEB・SNS(場合によってはそれ以外の方法で)発信する ・検討した内容や、インタビューを踏まえて、投稿や原稿などを制作していきます。 ・実際に現場を見て、特徴を掴んだからこそ見える観点があると思います。それを活かしながら取り組んでみましょう。
期待する成果	会社の魅力を伝えられる仕組みや実際の投稿などをつくること →今後どんなことを発信していけばいいのかアイデアも出してもらえると嬉しいです
得られる経験	・わかりにくいことを発信し伝える力を磨く経験 ・カンボジア人をはじめとした様々な国籍やバックグラウンドを持った人々との交流 ・経営者と一緒に会社を発信する経験
対象となる人	・働くことが自分の生活の糧だけでなく、社会貢献につながる事にやりがいに感じる人 ・伝える力を高めたい人 ・働くことを考えてみたい人
活動条件	[活動条件] ・期間:3ヶ月以上 ・活動頻度 学期中:週15時間程度 ・活動時間:8:00-19:00のうち数時間 ・定休日:シフトによる [待遇] ・給与:時給1,100円 ・交通費:全額支給(月額上限15,000円)
活動場所	神戸市北区

私たちはこんなチームです!

3つのわを伝え実践する事で 人と人、人と自然が共存できる環境を未来にのこそう。

株式会社nokosoは神戸市北区を中心にビルクリーニング事業を展開する清掃会社です。

私たちの強み・特徴は2つあります。

1つ目が、医療施設や介護施設の清掃に特化していること。
2つ目が、海外からの技能実習生や障がい者などの多様な人材を清掃スタッフとして受け入れていること。

医療施設の清掃は院内感染など施設自体の危機管理とサービス品質に直結するため、病院清掃を行うには厚生労働省令で定める基準をクリアしなければなりません。nokosoでは、この基準を満たした証である医療関連サービスマークを制度開始時(1993年)から取得しています。単に見た目を綺麗にするだけではなく、滅菌にも重点を置いた丁寧で徹底的な清掃で各医療・介護施設から高いご評価をいただいてます。

また、nokosoでは2015年から海外の技能実習生を受け入れており、カンボジア技能実習生、インドネシア留学生、特別支援学校生、大学生インターン、障がい者など多様な人材が協力し合いながら仕事を遂行しています。そもそも人材育成には時間がかかるものですが、そのうえ各々のバックグラウンドや能力があまりにも異なるため、私たちも従来の指導方法を大きく変えるなど試行錯誤を繰り返してきました。

その過程で生まれたのがノンバーバル(非言語)コミュニケーションです。動画や紙芝居、ジェスチャーなどの非言語的コミュニケーションを通した指導や交流を行えるようになり、社内の雰囲気が格段に向上しました。こうした経験やノウハウは、人材不足に悩む企業にとって非常に役立つものだと思います。また、nokosoで働きたいと思う方にとっても、多様な価値観や考え方を学んで自己成長する機会を数多く提供できるという点で、私たちの独特な環境は強みになると感じています。

受け入れ企業からのメッセージ

代表取締役／河野 伸太郎

神戸市北区有野町唐櫃という六甲山のふもとで清掃会社を経営してます。

もともと私たちは、神戸市東灘区に会社がありまして、なぜ六甲山に移ったかお話させてください。

最初は父である会長が畑を持っていました。

清掃会社はクレームが多い会社で、私も社員もストレスがたまっていました。
社員と私二人で気晴らしで、ある時、六甲山の畑でキャンプをしました。
案の定、夕方にクレームの電話が入りだしました。

しかし、その社員が、この場所で電話を受けるのはストレスがたまりにくいといいました。
その一言は、私の心に残り、3年後、畑の上の家の持ち主が亡くなられ、父に購入の話があり、迷わず購入しました。そして、会社を移転させました。

また、労働集約型の清掃会社は、万年人手不足です。
そんな時、外国人技能実習生制度がある事を知り、カンボジアより毎年受け入れを始めました。

2016年にカンボジアに会社を作り、4か月赴任しました。
そこで貴重な体験をしまして、
「物が豊富なのに、笑顔がない日本人」
「物がないのに、笑顔いっぱいのカンボジア人」。
心の豊かさがそこにあると実感しました。

nokosoはノンバーバルコミュニケーションコミュニティを目指しています。
一言でいえば、言葉に頼らない仲間作りです。

インターンシップは、もちろん仕事の一環を体験していただきます。
でも、スキルとか、内定のためとか、そういう目先のことではなく、人が生きていく上でどんなことが大切なのか。
そんなことにも触れる時間を一緒に作り、考えましょう。