島の唯一の小学生と島民と暮らすように、活動する

瀬戸内海ど真ん中の島民40人超の島。小学生は1名。島の担い手が高齢化する中、「せとうち六島塾」を開催するなど、関係人口づくりに取り組み、島外の方に関わってもらう機会をつくっています。

このプロジェクトについて

■■フィールド■■ 瀬戸内海 笠岡諸島 六島
今まで約30名のインターンの若者を受入、若者とともに、地域づくりを推進。古民家を改修し、高齢者のケアができる拠点でもあり、ゲストハウス(民泊)機能のある「島小屋」ができ、その島小屋の島内外の活用促進、子育て世帯誘致と取り組んできました。

■■プロジェクト背景■■
島のまちづくり協議会は、会長と事務局は40代の子育て世帯ですが、他は70代前後メンバーです。その為、今年度は「せとうち六島塾」を開講。関係人口づくりに取り組んでいます。
また、小学校の生徒は1名(4年生)。「友達を作ってあげたい!」こと、地域コミュニティの核である小学校を残すべく子育て世帯の誘致に取り組んでいます。

■■プロジェクト■■島の子育て環境の体験と発信
今年、六島塾を開講。参加者からは「島の自然と島民の方の温かさが強み」という声をもらいました。ということは、「自然豊かで、島民に見守れる」子育て環境も強みであると考えます。

「地域で実際に活動したい」という大学生らにこの子育て環境を「島民の1人として、島の暮らす」中で、体験してもらい、自分で得意な方法で発信してもらうことが双方にとって、win-winになるかと考えています。

募集要項

募集対象	高校生大学生社会人
期間	短期（3週間〜2ヶ月）
テーマ	地域子育て・女性
職種	企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金	なし
活動内容	前提:「課題解決!」というより、1カ月島民と同じように、暮らし、そして、小学校の教育や子どもと遊んだりする中で、自分なりに「子育て環境」の魅力をまとめてもらい、発信してもらいたいなと思っています。 Step0【事前に島を知る/どんな活動をしようか】 今までのインターン生の成果物や「六島の教科書」を読んでおく。その中で、「こんな話を聞こう」など、聞きたい&体験したいポイントを整理しておくといいかもしれませんね。また、自然豊かな島での移住の事例も調べておくと、参考になるかもしれません(どんな点が子育て世帯の魅力や懸念になるかなど)。 Step1【島の暮らしを知る】(最初の1週間) 地域の方への挨拶周り、自分を知ってもらう。積極的に島の人とのコミュニケーションを取る。島での草取りなど、環境保全活動など、島の人が当たり前にしていることもできるといいですね!(=それも含めての島暮らし) Step2【子育て世帯にとっての魅力発掘】 島の小学校の授業を見学したり、サポートしたり、子育て世帯(2世帯)にお邪魔したり、お話を聞いたり、島の子どもと島民の関係性を体験したりする中で、子育て環境の魅力(子育て世帯の懸念の払拭になる点も含めて)を発掘できるといいですね♪ Step3【魅力の共有と意見交換】 まとめた魅力について、島民に共有。どんな形で発信できるといいかも、「相談」しながら、考えていきましょう! 例) ・「六島の教科書」に、「子育て環境」のページの拡充(ページの執筆) ・YouTube動画の作成 Step4【魅力の発信～島民も関わってもらう～】 上記のプランを実行。苦手なことより、得意なこと、関心があることを活かせるといいですね♪
期待する成果	・六島の「子育て環境」としての魅力が言語化されること ・六島からの発信の一助となること ・島民も関わることができること
得られる経験	・地域で暮らすように活動する(働く)経験 ・楽しく暮らしながら、地域に貢献する経験 ・体験したことを「言語化」して、発信する経験
対象となる人	・地域の人と関わり、活動したい方 ・虫が大丈夫な方 ・相手に配慮しながら、行動できるコミュニケーション能力 ※ずっと都会暮らしで公務員試験を受ける前に…という方は、コミュニケーション能力の視点で難しいかもしれません
活動条件	休暇中:週に5日(住み込み) 期間: 1か月間(2024年春期休暇を基本に考えていますが、要相談) ※応募〆切:定員(1～2名)に達し次第 第2次〆切:1月19日(金) ※プログラム参加費:99,000円(⇔コーディネート機関;各種面談、研修等の費用) ※住居&光熱費:実費(前回 1万円程度) ※交通費:実費
活動場所	瀬戸内海 笠岡諸島 六島 (岡山県笠岡市) ※東京から約5時間、大阪から約3時間
事前課題	■笠岡諸島、六島の概要(歴史、産業、文化など)と六島まちづくり協議会の取組の歴史を各自の好奇心にもとづき、調べておく ■「六島の教科書」を読んでおく ■島嶼部へ移住した子育て世帯の事例やデータを調べ、子育て世帯にとっての子育て環境の魅力や懸念(仮説)を想定しておく

私たちはこんなチームです!

住みやすく、人が輝き、次代に繋ぐまちづくり

「1. 住みやすい島づくり. 1. 人が輝くまちづくり. 1. 次代に繋ぐまちづくり」を掲げ、島内から各種団体(公民館、小学校、PTA、自治会、etc)が集い、月に1回定例会を開くとともに、事業を実施している。島山100選に選ばれた「大石山」の整備事業やインターンシップ事業などを実施してきました。

地域コミュニティの核である小学校を残すため、小学校の子どもの友達をつくろうと、子育て世帯の誘致につなげる活動に取り組んできました(島の子育てについて語る「子育てサロン」や「六島親子プチ島暮らし体験」等)。

写真は、六島ファンづくりに含めて取り組んできた「水仙植えるカムツアー」と毎月の定例会の一幕です。

受け入れ企業からのメッセージ

六島まちづくり協議会 会長・事務局／三宅千歳・三宅佐容

若い世代でできることをしています。皆さんも「困っている所を…」という視点より、関心や好奇心の視点で、飛び込んで来てもらえたら嬉しいです♪

[プロフィール]
三宅千歳(右)…岡山県井原市出身。社会福祉・医療を手掛ける法人で働く中、結婚を機に六島に移住。漁師の嫁として、漁師の仕事を手伝う中、4児の子育てをしながら、また、小学校の給食づくりも担う。

三宅佐容(左)…奈良県の山間部出身。結婚を機に、六島に移住。家業を手伝いながら、6児の子育て。また、現在では、社会福祉協議会の六島における事務局等、マルチに島を支える。

コーディネーターからのメッセージ

藤井 智晴(NPOエリアイノベーション)

2012年のインターンシップ受入から十数年のお付き合いです。初代、二代目のまちづくり協議会の会長らの地域づくりへの想いと行動力は本当に尊敬に値します。今は若い会長と事務局を応援したいなと関わらせてもらっています。人間関係を作ったりと大変なこともあるかもしれませんが、温かい島民の方達ですね♪