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福島県

【企画・広報】福島第一原発事故で一度は0になった町の学園祭をプロデュース!廃校をリノベーションをしたコミュニティスペースで活動してみませんか?

大熊インキュベーションセンター(ビジネスゲートウェイ株式会社)

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

たくさんの人をつなげ、想いを孵化させるサポートをしてみませんか

原発事故で使われなくなった大熊町の誰もが使った小学校をコミュニティスペースとしてリノベーション。未だに避難生活が終わっていないこの町で、住民を含め町に関わる人がつながる文化祭の一部を企画・実施。

このプロジェクトについて

福島県大熊町は福島第一原発が立地する町であり、東日本大震災で全町民が避難をした町です。町の一部は12年を経て、一部避難指示が解除され、少しずつ暮らす人が出てきていますが、震災前の人口に遠く及びません。

人口だけでなく、事故で全てが0になった町。

そこから復興すべく、新しい産業が必要となってきます。そこで、2022年に設立されたのが、大熊インキュベーションセンターです。この場所は、震災前は大野小学校として使われていた校舎をリノベーションして、大熊町で新たな事業を行う人のコワーキングスペースやレンタルオフィスとして貸し出しをしています。入居企業だけでなく、昔は小学校だったことから、一般の人でも広く使えるよう、交流スペースとしてもオープンしています。

まだまだ復興は道半ばではありますが、0になったこの町を復興させることにチャレンジする企業は増え、90社以上の団体・企業がこの施設に入居しています。

こうしたチャレンジをしている企業が多いこともあり、住民の人に活動の一端を知ってもらったり、交流する場として、昨年度から「おおくま学園祭」を実施しています。この場所では、美味しいグルメを舌鼓したり、ライブで一緒に盛り上がったり、入居企業の活動を知ることができるなど、真面目な内容からふらっと楽しめる内容を盛り込み、様々な人がこの場所を起点につながる場づくりを目指しています。

今回のインターンシップでは、この「おおくま学園祭」の一部のコンテンツをインターン生に企画・運営をしてもらいたいと考えています。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域観光・おもてなし
職種 企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金 なし
活動内容 大熊インキュベーションセンターでは、90社以上の企業・団体が入居しています。各社が非常に先進的で面白い活動をしているのですが、入居者同士がコラボレーションするような状況までは起きておらず、各々で活動できていない状態です。

今回のプロジェクトでは、

・入居企業を町の人に知ってもらう
・入居企業同士がお互いをしり、コラボレーションをするきっかけ作りをする

という目的達成に対して、おおくま学園祭という場を活用したコンテンツを考えてもらいたいと考えています。

また、その過程・結果を発信し、町の人に入居企業だけでなく、大熊インキュベーションセンターのことを知ってもらうことを期待します。

インターンの活動としては、以下の流れを考えています。

■ステップ1(~1週目) 町や施設のことを知る

町民や当施設のスタッフとの交流を通して、現在の大熊町や施設について他の人にも紹介できるよう、学習してください。

■ステップ2(~2週目) 入居企業のことを知る

インタビューやヒアリングを通して、当施設の入居企業の推しポイントを探ってください。その推しポイントを元に、おおくま学園祭で効果的に入居企業をPRできるコンテンツのアイデアを出してください。

■ステップ3(3~6週目) コンテンツを考え、実施する

おおくま学園祭で町民×入居企業、入居企業×入居企業をつなげられるようなコンテンツを企画し、学園祭当日に実施してください。
期待する成果 〇貪欲に町民や入居企業とコミュニケーションをとり、課題やニーズを発掘してください。
〇多くの人同士をつなげるために、他者の強みや推しポイントを見つけられるよう、ポジティブに行動してください。
〇当日訪れた人が笑顔になって帰ってもらえるようなコンテンツを心がけてください。
〇自らの五感を刺激して、大熊町を楽しんでください。
〇上記のコンテンツから住民×入居企業、入居企業×入居企業がつながる事例が1件でも多く生まれることを期待しています
得られる経験 〇歴史上ない災害と事故に見舞われた被災者と深いコミュニケーションをとることができる
〇自治体関係者や復興支援従事者など住民以外の様々な人とコミュニケーションをとることができる
〇地域づくりの方法を学ぶことができる
〇他者を巻き込む方法や他者の長所を引き出す方法を学ぶことができる
〇企画・立案・実施の一連の流れが経験できる
対象となる人 〇地域づくりの生の現場を体験したい人
〇様々な人々の交流を活発にしたい人、できる人
〇他者に対して、寄り添いつつも、冷静に状況を分析したい人・できる人
〇失敗を恐れず、果敢にチャレンジしたい人・できる人
〇企画やリサーチの仕事に興味ある人、または、その能力を培いたい人
活動条件 【期間】
・2023年2月3日~3月25日
※最初の1週間程度はオンラインを想定しています。また、夏休み終了後はオンラインでの参加も可能です。
※上記のスケジュールはあくまで目安であり、調整可能です。
※現地での活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更や中止になることがあります。

【活動頻度・活動時間】
・オンライン活動中:週3~4日(基本平日推奨)、1日5~8時間程度
・現地活動期間中:週5日、1日6~8時間程度
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。

なお、現地までの交通費、現地での活動交通費は全額補助いたします。
宿泊については、当団体が運営するシェアハウスを利用いただきます。利用料は当団体で全額負担します。
活動場所 福島県双葉郡大熊町(一部オンライン)

私たちはこんなチームです!

大熊に戻りたいと思える、魅力的な場所にしたい。

そんな想いが、この大熊インキュベーションセンターには込められています。
社会インフラやサービスなどをゼロベースから始められることが今の大熊の魅力です。
復興が進む中、大熊でも次々と新たな挑戦が芽吹いています。
他の場所では乗り越えられないような壁を、越えることができる強さと原動力がここにはあります。
大熊は、古くから県内でもさまざまな地域の文化が交流する町でした。
そのようなルーツを持つ大熊にとって、インキュベーションセンターの設立はとても自然なことでした。
この地に、安心して生活できる環境をつくるには、人の往来が大切です。
OICに集まってくださる研究者や企業が牽引する形で、町には徐々に賑わいが戻ってきています。
旧:大野小学校だったこの場所は、町の基幹産業創出の場として生まれ変わったのです。
施設の一部は入居企業だけでなく、町民はじめ多くの人に利用していただいています。
人が集まり、あたりまえだった風景を、ひとつひとつ、取り戻して行きたい。
町民の方も、新たに生まれ変わった故郷を見て、足を運ぶ機会になって欲しいという想いがあります。
大熊の中心部が新たな一歩を踏み出すのに11年かかりました。
それと同じ時間をかけてでも、帰りたいと思える魅力的なまちをつくりたいと考えています。

受け入れ企業からのメッセージ

チーフインキュベーションオフィサー/直井勇人

大熊町は、東日本大震災まではエネルギー産業が主な町の事業でした。原発事故から様々なものがなくなり、エネルギー産業とは違う新たな産業をつくる必要があります。このようなことを経験した大熊町だからこそ、チャレンジしたいという人がたくさんいます。大企業のみならず、個人事業主など規模に関わらずサポートしていきたいと考えています。

大熊インキュベーションセンターの元となった大野小学校の標語に、
「希望がある。夢がある。だから めあてをもって努力する」
というものがありました。

この場所では、そうした活動が実現できる場でありたいと思います。そのためにも、住民×企業、企業×企業がもっとつながれる場づくりが必要だとも思っています。

この場づくりを一緒に学生の皆さんとできたらうれしいです。

[プロフィール]
静岡県静岡市生まれ。教育産業にて数学講師や進学塾塾長、パソコン教室運営などを経験後、2003年デジタルハリウッド入社。卒業生の起業支援事業および企業向け社員研修事業に従事。同年Web制作会社マーキュリーシスコム立上げ、取締役就任(~2009年)。後、エンターテインメント集団であるDHE社にてWeb&イベントプロデュース業に従事。年間500案件をこなす。また、派遣事業、メディア事業の立上げを責任者として経験。09年よりフリープロデューサーに。インターネットを中心としたプロモーションおよびイベント企画、インタビュアー、アキバ系メディア運営、映画プロデューサー、環境保全活動など無頓着に幅広く活動しているノマドワーカー。2011年4月、ネイチャリングプロジェクトに参加、鹿児島をベースに。アキバ経済新聞副編集長、千代田エコシステム(CES)監査員、映画「マジでガチなボランティア」Co.プロデューサー。フードバンクかごしま理事。ソーシャルブレインズ会員。サッカー好き。

団体概要

設立 2021/2
代表者名 吉田学
従業員数 -
WEB https://okuma-ic.jp/
住所 福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水 252-1