PROJECT INDEX

探してた面白いプロジェクトが見つかる!日本全国のインターンシップ検索サイト

インターンシップを探す【企画・リサーチ】被災地×アート!福島の見えない今を可視化するために何が必要かリサーチ。住民のニーズを引き出すリサーチを一緒に行ってくれる学生を募集!


福島県

【企画・リサーチ】被災地×アート!福島の見えない今を可視化するために何が必要かリサーチ。住民のニーズを引き出すリサーチを一緒に行ってくれる学生を募集!

特定非営利活動法人インビジブル

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

人々の記憶を集める「記憶の森」をつくりたい

富岡町で生活する人々らが持つ土地に紐づいた記憶や思い出を収集し、それらを元に人の記憶を辿りながら地域を体験するマップ作成を行うための、基礎となるリサーチやヒヤリングを行います。

このプロジェクトについて

2015年に設立したNPO法人インビジブルは、「invisible to visible(見えないものを可視化する)」をコンセプトに、アート、文化、クリエイティブの力を用いて、地域再生、都市開発、教育など、幅広い領域でプロジェクトやコミュニティづくりに携わっています。https://www.invisible.tokyo/

2018年より富岡町にある富岡小学校・中学校に、様々な領域のプロフェッショナルが転校生として滞在し、作品制作に取組む「プロフェッショナル・イン・スクール プロジェクト(通称:PinSプロジェクト)」 https://pinsproject.net/ の活動をスタートさせました。これまでに6名のプロフェッショナルが滞在し、児童生徒らと学校生活を共にしながら、それぞれの専門性を活かした作品を制作してきました。2023年からは、葛尾村で「新しい民話づくり」をキーワードにしたフィールドリサーチの実施や、富岡町にアーティストなどのクリエイティブな職能を持つ人が活動拠点を持ち、中長期的にはこの地に生活拠点を移してもらうためにはどのようなサポートや環境づくりが必要なのかのリサーチなどにも取り組んでいます。

今回のプロジェクト「記憶の森」は、2022年度に文化やアートからメンタルヘルスを問う「Mindscapes Tokyo」の中で生まれた企画案です。東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所事故により、大きく変化した町の風景の背後にある個々人の記憶を収集し、目には見えない物語を人々が追体験するマップを作りたいと考えており、そのマップの基礎となるリサーチやヒヤリングを共に行ってくれる方を募集しています。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域アート・スポーツ
職種 企画・商品開発リサーチ・コンサルティング
活動支援金 なし
活動内容 1. 「記憶の森」制作のための基本調査
約1ヶ月の滞在期間の中で、様々な町民へのインタビューの実施と記憶と紐づく場所の撮影を行います。アポ取りからインタビュー、記録までインターン生のみなさんにしていただきます。リサーチをお願いしたい主な内容は場所に紐づいた人々の思い出話です。小学生のときに遊んだ川や、忘れられない飲食店の味、夜に歩いていると聞きたくなる曲など、個人と場所のつながりを見出す思い出話を集めて欲しいと考えています。どのように良好な関係を築き、人々にインタビューができるかを考え実施してください

2.インタビューと撮影のアーカイブ
集めたインタビューをどの程度の長さに編集し、オンライン上にアーカイブしていくのがいいのかを考えてみてください。最終的には撮影した写真と共にそれらが読めるようなWEBサイトを作っていきたいと考えています。作業はGoogle Documentなどを利用します。
期待する成果 〇学生の強みを活かして、多くの人とのコミュニケーションや接点づくりにチャレンジしてください。
〇貪欲に町民や入居企業とコミュニケーションをとり、課題やニーズを発掘してください。ただし、ニーズ調査も大事ですが、住民の方と一緒に楽しく交流することも大事にしてください。
〇多くの人との交流の中での共通点や課題点など、客観的で冷静な分析も期待しています。
得られる経験 〇歴史上ない災害と事故に見舞われた被災者と深いコミュニケーションをとることができる
〇自治体関係者や復興支援従事者など住民以外の様々な人とコミュニケーションをとることができる
〇アートによる地域づくりの方法を学ぶことができる
対象となる人 〇地域づくりの生の現場を体験したい人
〇様々な人々の交流を活発にしたい人、できる人
〇他者に対して、寄り添いつつも、冷静に状況を分析したい人・できる人
〇失敗を恐れず、果敢にチャレンジしたい人・できる人
〇企画やリサーチの仕事に興味ある人、または、その能力を培いたい人
活動条件 【期間】
・2024年2月3日~3月25日
※最初の1週間程度はオンラインを想定しています。また、夏休み終了後はオンラインでの参加も可能です。
※上記のスケジュールはあくまで目安であり、調整可能です。
※現地での活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更や中止になることがあります。

【活動頻度・活動時間】
・オンライン活動中:週3~4日(基本平日推奨)、1日5~8時間程度
・現地活動期間中:週5日、1日6~8時間程度
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。

なお、現地までの交通費、現地での活動交通費は全額補助いたします。
宿泊については、当団体が運営するシェアハウスを利用いただきます。利用料は当団体で全額負担します。
活動場所 福島県双葉郡富岡町

私たちはこんなチームです!

invisible to visible(見えないものを可視化する)

インビジブルは、アートを触媒に社会を彫刻し続けるクリエイティブプレイス(Creative Place)です。

「invisible to visible(見えないものを可視化する)」をコンセプトに、アート、文化、クリエイティブの力を用いて、地域再生、都市開発、教育などさまざま領域におけるプロジェクトの企画運営や、アーティストの活動支援、アートプロジェクトの支援や運営人材の育成、それに伴うプロトタイプの研究に取組んでいます。

私たちは、「アート」は、さまざまな物事を紡ぎ合わせることで私たちの想像力を拡張させ、新たな視点で物事を考える機会を生む出すものと考えています。そして、その拓かれた想像力と新たな価値観との出会いの中から、現代社会や企業、コミュニティが抱える課題解決の糸口を探っていきます。

インビジブルは、人とアートや人と人とが出会う機会をつくる「クリエイティブプレイス」としての役割を担いながら、今の時代に合ったカタチで、アートを日常の中に取り入れ、様々な人とともに豊かな社会を作り上げる挑戦を続けていきます。

受け入れ企業からのメッセージ

理事長/マネージング・ディレクター/林 曉甫

何年も活動を続けた先に、富岡町、ひいては浜通り全体が一つの「遊び場」のようになったらいいなと考えています。

この地域は今もなお帰宅困難地域が残るものの、多くの場所でインフラが整備され、様々な公共施設が開き(僕はジムが大好きです)、スーパーやコンビニがあり(やや早く閉まる感は否めませんが)、そしてamazonは翌日/翌々日には配送してくれる。なので、正直生活の中でむちゃくちゃ不便することは少なく、多くの都市機能を享受し生活することができています。ただ、唯一少ないなと思うのは「遊び」です。遊びといっても「ナイトクラブがない」「美術館がない」という具体的なこともそうですが、それらも含めもう少し抽象的に「遊ぶ」ことが少ないと感じています。

新しい人と繋がったり、自らの感受性を高めたり、自分の暮らす地域のあれこれを知ったり、個人の想像力を広げたりするなど、私たちは子どものころから「遊ぶ」中で様々なことを学んでいます。20世紀を代表する歴史学者ヨハン・ホイジンガは書籍『ホモ・ルーデンス』で人間とは「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」であると記しています。遊びは文化に先行し、人類が育んだあらゆる文化はすべて遊びの中から生まれたと語り、遊びこそが人間活動の本質であると述べている。

そういう意味ではこの地域が東日本大震災、原発事故からの本質的な復興を遂げるには「遊び」の重要性を改めて考え、その機会を作り出していくことなのかもしれません。利便性の追求を高めるだけでなく、やはり私たちこの地を、この場所をもっと遊ぶことなのではないかと思っています。

ではどんな「遊び」を作りだしていけばいいのか?それこそが私たちが問うべき大きな問いの一つで、様々な遊びをつくりだしそこから対話や信頼関係を育みながら、新たな未来を楽しみながらつくりだすことこそ、この地でチャレンジを続ける自分たちのモチベーションにつながっています。

一緒にこの遊び場をつくっていきませんか??

[プロフィール]
1984年東京都生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。在学中よりNPO法人BEPPU PROJECTの活動に携わり、公共空間や商業施設などでアートプロジェクトの企画運営を担当。2013年に退職し、2015年にNPO法人インビジブルを設立。別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」事務局長(別府、2012)、鳥取藝住祭総合ディレクター(鳥取、2014, 2015)、 Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 キュレーター(横須賀、2019)、MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 キュレーター(奈良、2020)、女子美術大学非常勤講師(東京、2017〜2022).

団体概要

設立 2015/10/1
代表者名 林 曉甫
従業員数 -
WEB https://www.invisible.tokyo/
住所 福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水 252-1