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インターンシップを探す原発・津波被災地区のまちづくり。富岡駅東側の被災跡地を人びとが集まる憩いの場へ! よそ者視点で、自然と集まりたくなる場所を町の人と一緒に考えよう


福島県

原発・津波被災地区のまちづくり。富岡駅東側の被災跡地を人びとが集まる憩いの場へ! よそ者視点で、自然と集まりたくなる場所を町の人と一緒に考えよう

株式会社ふたば

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

原発事故、そして甚大な津波被害も受けた富岡駅東側の未来を考えよう

2017年3月に一部地域で避難指示解除された富岡町。津波の被害も大きかった富岡駅東側は、災害危険区域に指定され居住を制限しています。跡地をどのように活用するか、よそ者視点で住民と一緒に考えましょう。

このプロジェクトについて

2011年3月11日の東日本大震災で、福島県富岡町は原発事故の前に大きな津波被害を受けました。特に、富岡駅周辺は海から近い場所にあったこともあり、駅舎や駅前の商店・住宅は壊滅状態となりました。その後、福島第一原子力発電所の事故により、そのまま富岡町を離れざるおえない時期が6年もの長期間続きました。

2017年4月1日。富岡町の南部を中心に、一部地域が避難指示解除。富岡駅の駅舎も再建され、10月には富岡駅まで常磐線が再開通しました。震災から6年経ってようやくまちのことが考えられるようになり、有志の住民が集まって富岡駅東側の話し合いが始まりました。私たち株式会社ふたばも、地元の企業として初期段階から話し合いに加わってきました。

富岡駅東側は、富岡町の復興計画の中で災害危険区域に指定され、居住ができないエリアになっています。しかしながら、富岡駅、富岡漁港、富岡川の鮭のやな場、海水浴場など、たくさんの地域資源が集中しているエリアでもあります。話し合いを重ねる中で、地域内外の人が自然に集えて、富岡町らしい、ほっとできる空間を作っていきたいと考えるようになりました。

そこには、震災後に生まれたワイン造りプロジェクトをこのエリアでも行っていったり、多くの建物が取り壊された中で残った蔵を活用したスペースを作るなど、たくさんのアイデアが膨らんでいます。

4年ほどの間に住民視点での話し合いをたくさん重ね、これから具現化していく段階ですが、よそ者の視点をもっと入れられないか? 今のまちづくりのイメージを外から若手に関わってもらえば、もっと魅力的になるのではないのか? と考えています。

津波や原発災害からの復興というと、周辺町村もそうですが、ハード的な建物中心なまちづくりが目立っています。しかし、もっとまちの人や関わる人の声を聞いて作るソフト的なまちづくりが大切。このプロジェクトの取り組みには住民さんや私たちだけではなく、行政や国との連携が重要だと感じています。

このインターンを通じて、様々な立場の人と話し、関わり、巻き込んでいく1ヶ月半にしていただけたら嬉しいです。そして、私たちの積み重ねの上に、もっと面白くなる、関わりたくなるようなエッセンスをぜひこのプロジェクトで残してもらえたらとても嬉しいですし、1から地域の人と作っていくまちづくりに興味を感じてもらえる学生さんにプロジェクト中はもちろん、その後も関わってもらえたらとても嬉しいです。

2020年3月14日には、常磐線が全線再開通しました。ようやくスタートラインに立った、そんな思いもあります。私たち住民とともに一緒にまちづくりを考えていきましょう!

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ まちづくり観光・おもてなし
職種 企画・商品開発リサーチ・コンサルティング
活動支援金 なし
活動内容 富岡町は2015(平成27)年にJR常磐線富岡駅東側を主とした津波被災地区を災害危険区域に指定し居住を制限しています。跡地利用については、2017年から住民が主体となって検討を重ね、「町内外から人が自然に集まる、核を中心とした『富岡町らしい』まちづくりを展開・象徴していく場所」をコンセプトにまちづくりを考えています。

これからその構想が具現化していくステージにありますが、住民視点だけでなく、よそもの視点をもっと入れていきたいと考えています。地域をじっくり見てもらい、まちの人の想いを引き出してもらうことも大切にしつつ、よそ者の視点でこの富岡駅東側のまちづくりを住民と一緒に考えてもらえたらと思っています。

■ステップ1(オンライン・1月)
◯事業・地域理解
◯富岡駅東地区周辺のまちづくり活動への理解を深める
◯オンラインでのヒアリング
現地に行く前の1ヶ月間はオンラインで、富岡町・周辺地域の理解を進めます。その後住民主体で進めている富岡駅東地区周辺のまちづくり活動への理解を進めていきます。原発事故と津波災害、そして避難指示解除など情報量が非常に多いですが、一つひとつ知っていきましょう。理解が進んだ後実際に住民の方へヒアリングを進めていきます。

■ステップ2(現地活動・2月)
◯実際にエリアを歩きながら視察
◯役場の担当者の方との協議
◯まちづくりの会合や集落の会合などへの出席
◯コンセプトや方向性を検討
富岡町に滞在し、実際に現地のエリアを視察したり、住民の会合などへ出席し、住民の人の想いを引き出してもらいます。まちの人だけではなく、行政の方や、機会があれば国の担当の方など、様々な立場の方の意見を聞き取り、プロジェクトに巻き込んでいきましょう! 跡地活用のコンセプトや計画に関してはある程度固まってはいますが、よそ者視点で、町外の人ももっとこうしたら関わりたくなる、このエリアに来たくなる具体的な案や動き方を一緒に考えていきます。

■ステップ3(現地活動・2月)
◯活動報告
◯引き継ぎ
2ヶ月の活動の総決算として、町の人に向けて活動報告を行います。活動報告まででインターンは終了ですが、周辺地域の聞き取り内容や提案内容の取りまとめ、引き継ぎなどもそれまでに進めていきます。

◎+αステップ
2022年3月には、ワークショップの開催を検討しています。インターン期間は終了した後ですが、継続的に関わってもらえたらとても嬉しいです。
期待する成果 ・地域住民の想いをさらに引き出すこと
・これまで関わって来なかったまちの人を巻き込むこと
・富岡駅東地区周辺のまちづくり計画をよそ者視点でさらに魅力的にすること
・継続して町外の方も関われるような仕組みを考えること
得られる経験 ・1からのまちづくりを地元住民のひとと考える経験
・様々な立場の方の想いを聞き取る力
・立場が違う意見を集約し、生かしていく力
対象となる人 ・まちづくりに興味がある人
・ランドスケープなどの建築分野に興味・勉強している人
・人とおしゃべりすることが好きな人
活動条件 ◎インターン期間
2021年1月15日〜2月26日
1月15日,16日 オリエンテーション
1月15日〜1月28日 オンラインインターン期間
1月31日〜2月24日 現地活動期間
2月25日 成果報告会
2月26日 修了研修
※福島県内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
※大学によってテスト期間が違うと思いますので、それぞれの事情に柔軟に対応します。

◎活動頻度
<学期中・オンライン>
1月15日〜1月31日
【勤務頻度】期間中 週3日(週15時間目安)
【勤務時間】9:00〜18:00の間で3時間程度
<休暇中・現地活動>
2月1日〜2月28日
【勤務頻度】期間中 週5日(その他、業務時間外に毎週研修があります)
【勤務時間】9:00〜18:00 (日によって変則となります。原則8時間以内です)

◎活動費について
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)が支給されます。
・宿泊場所は現地で準備しております。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。
・現地滞在に関わる食費などの費用は、実費となり、平均で2万円ほどとなります。
※何か不明点・ご相談があれば、onodera@tatakiage.jp(小野寺)までご連絡ください。
活動場所 福島県富岡町、自宅等(オンライン)

私たちはこんなチームです!

地域をはかり まちをつくり 未来へつなぐ

今年11月に株式会社ふたばは、創業50周年を迎えます。
これまで弊社を支えてくださった多くの方々に感謝申し上げます。
2011年の東日本大震災からは本社機能移転、多様な災害復興事業や海外業務等の対応と怒涛の10年ではありましたが、ふたばの第2創成期ととらえ、走り続けてまいりました。今後はデジタル化がより加速されるとともにハード的な事業に加え、ソフト的な要素が求められる時代となります。
創業51周年目、震災から11年目を迎えるにあたり、社是である『先義後利』そして『不易流行』の理念のもと、創業者からの精神や伝統を守り続けながらも、変化を恐れず激変する時代に対応した新しい技術を取り入れ、社員一丸となって地域社会の課題解決に向き合いたいと存じます。
『フィールドはふるさとから世界まで』をモットーに、魅力ある地域を創生するため、付加価値の高いサービスを提供できる「地域のオンリーワン企業」、「グローカル企業」を目指します。

受け入れ企業からのメッセージ

株式会社ふたば 地域デザイン部 技師/中出 彩香

大震災と原発の事故による多重災害を受け、長期の避難生活を経験した富岡。現在この町では、住民が主体となった「まちづくり」を考えています。
この富岡に飛び込んで、町の未来を一緒に考え抜きたい方、すでに復興に向けての素敵なアイデアをお持ちの方、ご応募お待ちしております!私たちと一緒にまちづくりに取り組んでいきましょう!

[プロフィール]
北海道出身。室蘭工業大学卒。地域に飛び込んで、リアルなまちづくりを体験したいと考え、大学3年の夏休みに富岡町で1カ月のインターンに取り組む。その後もこの富岡町に関わり続け、大学卒業を機に株式会社ふたばに就職。現在は、地域住民が主体のWS運営にも関わっている。

団体概要

設立 1971年11月24日
代表者名 遠藤秀文
従業員数 50名
WEB https://www.futasoku.co.jp/
住所 福島県双葉郡富岡町大字小浜字中央592番地