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福島県

かまぼこ屋が考えるまちづくり。店舗内に開設予定のフリースペースにひとが集う場を作り、地域に賑わいを作る一歩目とせよ!

株式会社かねまん本舗

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

気軽に立ち寄れるかまぼこ屋として、つどいの場(空間)を作りたい!

店舗の一画をフリースペースとして有効活用し、地域に賑わいを作りたいと考えています。若い柔軟な発想でスペースの企画・活用を考え、店舗を地域に開き、賑わいを作る一歩目を一緒に踏み出しましょう!

このプロジェクトについて

福島県いわき市の高久地区にあるかまぼこ店「かねまん本舗」の二代目、遠藤貴司です。父が創業し、今年で49年目を迎えるかねまん本舗の専務を務めています。かまぼこというと、板に乗った紅白かまぼこを想像する方も多いかもしれませんが、弊社では、従来の楽しみ方にとらわれない、自由においしさを感じていただける「創作かまぼこ」を軸に創業から半年間商売を続けてきました。

いわき市は、全国有数のかまぼこの名産地です。「蒲鉾銀座」という言葉も生まれるほどかまぼこ屋さんが多かったいわき。他社さんの商品はOEM(受託製造)や市場を通して販売をすることが多く、直接販売することはあまりありません。弊社が「直売所」を作ったのは、「お客様に直接おいしさを伝える場を作りたい」そんな父の思いがあってこそでした。

かねまん本舗のある地域は、東日本大震災で大きな被害を受けました。多くのかまぼこ工場が被災し、津波で流されたり、建物が壊されたりしました。弊社も同様に被害は深刻で、父は廃業も考えたようですが、地域の人から「残った店なのだから続けて欲しい」という声を聞き、復興へと舵を切りました。

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大は、今一度「地元」について考えるきっかけとなりました。これまで、観光バスのお客さまなど多くのお客様にお越しいただける店にはなりましたが、外から来てくださるお客様ばかり見てきてしまったのではないか、とも感じています。より一層、地域に開かれたお店として、新たなスタートを切っていくことはできないかと考えています。

東日本大震災から間も無く10年を迎え、被災した近隣地域の復興整備は一段落しています。震災以前とは町の外観や住む人たちが変わり、新たな町づくりが始まってます。しかし、当時小さかった子供たちの心にはまだまだ深い傷が残っていて、将来この地域に戻ってきてくれるのか、残ってくれるのか心配な部分があります。地域の活性には今の子供たちにとって安全で、住みやすく、楽しい町づくりが必要だと考えています。

今回、気軽に立ち寄れるかまぼこ屋としてのつどいの場(空間)を作ることが微力ながら、まちづくりの第一歩になると考え、みなさんの力を借りようと思いました。
賑わいを作り、情報発信をして、県内外からいわきに訪れた人が必ず立ち寄る観光拠点となり、周りにたくさんのお店が立ち並び、この地に居住する人、この地に戻ってくる子供たちが増えれば、住みやすくて楽しく、賑わいのある町づくりができると考えています。

柔軟な発想ができる学生の皆様とともに、思い描く空間(つどいの場)とはどのようなものかをディスカッションして、かまぼこ屋から地域に賑わいをつくる第一歩を踏み出したいと思います。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域まちづくり
職種 企画・商品開発新規事業
活動支援金 あり
活動内容 ステップ1【視察・調査】:かねまん本舗にて、当店の雰囲気や販売の様子を視察、スペースの確認や地域の状況を調査してください(現地滞在2泊3日) 現地滞在ができない場合、オンラインでの視察になります。

ステップ2【リサーチ】:オンラインや、学生さんの地元で、他店舗や他の地域で、飲食店や販売店が地域づくりや地域に果たしている役割を調査してください。

ステップ3【ビジョン策定】:オンラインにて、かねまん本舗がどのような空間をつくるべきか、地域の中でどのような立場で盛り上げていくか考えていきましょう。

ステップ4【具体的なアクション】:ステップ3で考えたビジョンを元に、かねまん本舗のフリースペースで何ができるか、どのような方と盛り上げていけば地域に開いていけるのか、具体的なアクションを考えていきましょう。

ステップ5【地域での発表会】:2度目の現地滞在にて、かねまん本舗のフリスペースにて、地域の方を招いた発表会を行います。これまで考えたビジョンを発表し、実際に考えたアクションを実践する場にもなります。(現地滞在3泊4日) 現地滞在が叶わない場合、オンラインでの発表になります。

ステップ6【まとめ】:地域での発表会での体験を元に、学生がインターンを離れた後、かねまん本舗がどのようにアクションしていくか、地域でのあり方、フリースペースの使い方を提言書にまとめましょう。
期待する成果 ・ワクワクが止まらない空間(つどいの場)の企画提案
・イベントやワークショップなどの企画提案
得られる経験 ・地域と企業の関係性について実践的に学ぶことができる
・地方での企業体のあり方を考えることができる
・場づくりについて考えられることができる
・行政主導のまちづくりではなく、民間企業からのまちづくりについて実践的に取り組むことができる
・一企業の転換点の場面でインターンに取り組むことで、これまでのやり方とは違うことに挑戦することの難しさとやりがいを感じることができる
対象となる人 ・柔軟な発想ができる
・地方に興味がある
・まちづくりに興味がある
・情報収集が得意な人
・行動力がある方
活動条件 【活動期間】
<このプロジェクトは、オンライン実施(一部現地活動あり)です>
・2021年2月6日~3月13日(全体で160時間程度の活動)
・上記期間のうち、2月8日~2月10日、3月4日~3月7日は現地での活動を予定しています。
※現地に行けない場合でもエントリーは可能です。面談時に相談をしてください。
※現地での活動については、新型コロナウイルスの感染状況等によって、変更や中止になることがあります。

【活動頻度・活動時間】
・週5日(月曜~金曜)、1日6時間程度(30時間/週) その他、業務時間外に研修があります。
※コアタイム(集中活動時間)を毎日決まった時間で設ける予定です。プロジェクトメンバーの予定をすり合わせて決定します。
※企業の営業時間内(9:00~18:00)での活動が中心となります。
※活動の内容によっては、上記以外の日程・時間で活動することがあります。

【参加条件】自分用PCがあること、自宅にネット環境が整っていること
【活動支援金】このプロジェクトの参加者には活動支援金20,000円が支給されます。※活動支援金は「いわきアカデミア協議会」から提供されます。

「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋 連絡先:03-6262-6340)、このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人TATAKIAGE Japan(担当:小野寺・森 連絡先:info@tatakiage.jp)までお問い合わせください。
活動場所 自宅を基本としたオンラインでのインターンシップとなります。(新型コロナウイルスの収束状況に応じて滞在型の地域活動となる可能性有り。詳細はエントリー時に説明)
事前課題 ①インターン開始後すぐ、現地視察があります。それまでに、「かねまん本舗自体の調査」、「現地視察で見るべきポイント」や「地域で聞き出すこと」を前もって決めておいてください。現地に来られる機会は限られています。インターンに取り組む学生の間で話し合うのもいいでしょう。スタートダッシュがインターンの全体の質を決めるので、よろしくお願いします。
こちらの弊社のクラウドファンディングサイトも参考にしてください。
https://camp-fire.jp/projects/view/330847
②他の地域で、企業や直売所などがどのようにして地域の盛り上がりに寄与しているか、詳しくは調べなくて良いので、良い事例をいくつか候補に挙げておいてください。リサーチの質は、アクションの質につながります。

私たちはこんなチームです!

蒲鉾の力で地域に愛され、人であふれる賑わいの拠点を作りたい!

かねまん本舗は、豊間の地で魚の加工業を営んでいた家を私の父が引き継ぎ、1972年に「カネマン鶴屋蒲鉾店」としてスタートさせた会社です。創業以来、味も食感も、そして見た目にも美味しい「創作かまぼこ」を主軸に、さまざまな商品を製造・販売してきました。
1987年には、この高久の地に工場と直売所をオープン。市内外からも幅広いお客様にお越しいただけるよう、大型バスも停車できる大きな駐車場を設け、いわき市内外のお客様に多数お越しいただけるようになりました。

創作かまぼこシーフードケーキを作って48年。震災の大きな被害もありましたが、たくさんの方に支えられここまで来れました。工場に併設する直売店は7テーブル・100以上の座席を完備しお茶とご試食を召し上がった後にゆったりとお買い物ができるスペースを準備しています。
また、2005年にお客様へ感謝の気持ちを込めて国産欅で作成した「大黒様・恵比寿様」を建立。2008年直営店「いわき・ら・ら・ミュウ店」をオープンし県内外にいわき名産の蒲鉾を販売しています。東日本大震災を経験した者として震災時の話や防災の大切さをたくさんの方に知っていただきたいとの思いで語り部の活動もしています。

受け入れ企業からのメッセージ

専務取締役/遠藤貴司

初めまして。株式会社かねまん本舗専務の遠藤です。創作かまぼこを「シーフードケーキ」と称してかまぼこを製造販売しています。インターンは今回初めてですが、学生の発想、行動力を見て感じ取れると思うと今から楽しみでいっぱいです。
皆さんと一緒に考え、インターン後さらには将来自分の家族を連れてこれるような、つどいの場(空間)を作っていければと思います。皆さんに会えることを創作かまぼこ(シーフードケーキ)を用意して楽しみに待っています!

[プロフィール]
福島県いわき市生まれ。東京の専門学校卒業後、いわきへUターンし、20歳の時に「かねまん本舗」へ入社。それ以来一筋かねまん本舗で22年務める。かねまん本舗代表取締役専務。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、いまいちど「地元」について考えるきっかけになりました。初代の父も高齢になり、継業も視野にある中、地域に開かれたお店として、新たなスタートを切っていくことはできないかと考えています。

団体概要

設立 1972年
代表者名 遠藤邦雄
従業員数 20名
資本金 1000万円
WEB http://www.kaneman.net
住所 福島県いわき市平下高久字下原83