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インターンシップを探す【オンライン実施】発酵食品で「おうち時間」を豊に。老舗麹店6代目と「味噌キット」の広報・販売戦略に挑戦。


宮城県

【オンライン実施】発酵食品で「おうち時間」を豊に。老舗麹店6代目と「味噌キット」の広報・販売戦略に挑戦。

島津麹店

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

発酵食品の魅力を「楽しく」「豊かに」伝えたい!

伝統や食文化を守り広めることが使命。市内唯一の「糀製造所」の理念は、本物の素材を使った食品を通して価値ある健康をサポートすること。

このプロジェクトについて

【ー島津麹店って?】
北上川がもたらした肥沃な大地と、世界3大漁場・金華山沖を擁する宮城県石巻市。島津麹店は明治42年から6代で麹を造り続けている、石巻一帯で唯一の麹専門の製造会社です。「良い素材は、良い製品になる。」という考え方のもと宮城県産にこだわり、生産者の顔が見える原料にこだわり、糀には宮城県の一等米のササニシキを、味噌の大豆は宮城県産のミヤギシロメを使っています。また製品には麹菌が生きている生糀を使用しています。島津麹店は、宮城県石巻市に初代島津新之丞氏によって明治42年に創業されました。それから6代にわたり100余年石巻で糀を造り続けている老舗麹店。創業100余年の伝統を礎に、日本古来の「糀」を未来へつなぐ事が目標です。
2011年の東日本大震災で被災し、店は甚大な被害を受けました。石巻市中心部にほど近い島津麹店では廃材が残る中、糀造りを再開します。様々な問題を乗り越え、店の周りの片付けも落ち着き、ようやく島津麹店がリニューアルオープンしたのは震災から3年以上経った2014年11月3日のことでした。


《ーこのインターンシッププロジェクトについて》
島津麹店の主力商品である「華糀」は、これまでの島津糀店の歩みや伝統、技術がぎゅっと詰まっている商品。近年は特に「華糀」のPRに力を入れてきましたが、健康思考の主婦層や美容意識の高いお客様にご好評をいただいている一方で、新規のお客様や発酵食品を楽しむところから始めたいライトな層に対しては、〈100年の歴史を感じてもらいづらい〉〈伝統を感じてもらいづらい〉ということが課題でした。「価値ある健康をサポートしたい」「まがい物を使わず、本当に良いものをお客様に届けたいという」という島津麹店の想いとともに伝統的な発酵食品である「糀」を現代の家庭に再提案するためには?という課題の元、歴代インターン生と6代目の佐藤さんがプロジェクトを通して見つけた1つの答えは、島津麹店が代々伝統的な製法を守りながら作ってきた「仕込み味噌」でした。仕込み味噌とは、宮城県産ミヤギシロメ大豆・海水塩(食塩じゃないところがポイント!)・そして生糀で仕込むお味噌のことです。
元々、島津麹店ではこの3点を混ぜ合わせた「これから熟成されて味噌になっていく」ものを主力商品として家庭向けに販売していましたし、(各家庭で半年〜1年以上熟成されて「味噌」になるんです。)昔は地域の家庭に広く売り出していた仕込み味噌ですが、核家族化・スーパーマーケットで安く購入することのできる味噌の普及など時代の変化に合わせて売り上げ数は減少しており、大々的な宣伝はしばらく行っていませんでした。そしてこの商品、大々的には全く宣伝しておらず、今では地元の方を中心に、お客様からの注文を受けてから大豆を発注して造るという「受注販売」のスタイル。意図せず、今では超シークレット商品になっていました。でも、保管する温度や湿度、1階に置くか2階に置くかでも味が変化し、発酵の過程も半年で白味噌、1年で赤味噌と楽しめる「自分が育てた味噌」が手軽に楽しめるって楽しそうじゃありませんか?そんな伝統の仕込み味噌をベースに現在、麹職人がおうちでできる「味噌キット」の商品開発をおこなっています。


今回のインターンシッププロジェクトで成果を出したいポイントは、「味噌キットを誰に向けて、どのように売り出すかをマーケティングすること」「職人の想いをのせて商品を発信し、モノを通してコミュニケーションを仕掛けること」の2点です。コロナウィルスの影響で人々の興味が健康や食に向いている今、「おうち時間」で手軽に発酵文化に触れられる商品の広報・販売戦略を老舗麹店の六代目といっしょに考え、実践していきましょう!


①発酵食品について知る
まずは、「麹」や「糀」についてインプットし、島津麹店について理解をふかめます

②ヒアリングリサーチ
新商品である味噌キットを「おうち時間」で楽しんでもらうべく、リサーチを元に広報プランやコンテンツを企画します。


③仮説の組み立て
既成概念や「こうあるべき」と言った一般的な常識から外れ、解決したい課題や島津麹店が届けたい想いを実現することで生まれる影響や価値に着目する視点が求められます。

①~③を実践し、島津麹店としてお客様に提案したい新商品の販売戦略を提案〜実践まで行うことが今回インターンシッププロジェクトです。


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《これから目指したいビジョン》
ほんの数十年前までは、家庭の日常的な食卓にかかせなかった発酵食品ですが手軽に手に入る代替商品の台頭や外食産業の盛り上がりによって次第に家庭の食卓のスタンダードから姿を消していっていることが現状です。市内唯一の麹製造所である島津麹店を継いだ代表の佐藤さんは伝統や食文化を守り広めることが使命はと感じています。理念は、本物の素材を使った食品を通して価値ある健康をサポートすること。添加物や農薬使用の原材料をなるべく使わずに、人間の身体にとって優しい食品を届けることでお客様の健康に貢献しながら発酵食品の伝統文化を守り伝えていく麹店として成長を続けていきたいと考えられています。



【ープロジェクトの特徴 】
情勢を踏まえ、基本的には「オンライン」でのインターンシップを実施します。
オンラインツールを活用したリモート中心の活動となります。ZOOMを使ったミーティングや、Slackを使ったコミュニケーションを軸に、受け入れ企業やほかのチームのインターン生との交流の機会や、研修の機会もご用意しています。また、現在時期は未定ですが移動制限の解除に伴い、現地での活動についても調整できればとおもっています。
また、このインターンは合同会社巻組が企画する「東北クリエイティブ アカデミー」のうちの1プロジェクトです。「東北クリエイティブ アカデミー」では他の複数プロジェクトも石巻ブロックとしてプロジェクトを同時期に進めているため、オンライン上で他のインターン生や過去にインターンを経験したOBOGと切磋琢磨できる環境を用意します。

《オンライン予定コンテンツ》
・オリエンテーション
・独自のインターンシップ研修
・コーディネーター相談 / OBOGとの相談
・報告会
・仮想シェアオフィスでのワーク 等


またこのプロジェクトでは、↓のようなプロセスを非常に大事にしています。
①物事を「そもそも何なのか」と言う起点から思考すること
②「観察・理解・分析」の部分からしっかりとコミットし根拠を元に仮説を立てること
③正解のない問いに対してより深く本質的に思考すること
④どのような状態になったら「幸せ」なのかを軸にすること
⑤自分自身が感じるモヤモヤ感や問題意識をプロジェクトにリンクさせること

これらの思考プロセスを通して、クリエイティブな成果を目指します。正解はありません(正解を目指しません。)が、プロジェクトを通して生まれた成果が社会的にどんな価値があるのかについて徹底的に考えます!


【ー宮城県石巻市ってどんなところ? 】
三陸海岸の最南端に位置する漁港の街です。震災前、石巻漁港は全国2位の水揚げ量を誇っていました。ところが、東日本大震災時は震源に一番近い街であったため、津波により甚大な被害を受けました。
一方で、復興のために役に立ちたいと、震災後、のべ30万人以上のボランティアが駆けつけた地域でもあります。その後、ボランティアをきっけとした移住者が定着し、全国でも先進的なソーシャルビジネスがたくさん生まれた街でもあります。
津波で被害をうけた事業者も、震災前とは別の方法で事業を拡大することを考え、新しいネットワークやさまざまな先進的な取り組みが生まれています。世代や事業規模の大小を問わず革新的なベンチャーマインドをもった経営者がたくさん活動している街だといえます。



【お試しプログラムの実施】ー事前に、気軽に石巻を体験する「石巻流学」ー
インターン活動が始まる前6月中旬~、石巻の挑戦者達からその流儀を学ぶ「石巻流学」もオンラインで実施予定です。

このイベントだけの参加もOKですので、インターンや石巻に興味を持ちましたらまずは気軽にこちらにのイベントからでも、参加を待っています。

※イベントの詳細は巻組のFacebook・HPで順次公開予定です
巻組Facebookページ https://www.facebook.com/makigumi

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 文化・伝統産業食・ライフスタイル
職種 企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金 なし
活動内容 《インターンのゴール》
①「味噌キットを誰に向けて、どのように売り出すかをマーケティングすること」
②「職人の想いをのせて商品を発信し、モノを通してコミュニケーションを仕掛けること」
①②の2点を、仮説検証し結果を元に持続可能な形で提案すること。

《目的》
1.発酵食品文化の継承
2.老舗麹店としての提供価値向上







































































【STEP1】
島津麹店や発酵食品についての理解を深め、「らしさ」を言語化する
商品販売にかかるヒアリング・リサーチ
全国の事例を元にアイディアブレスト

【STEP2】
広報/販売プランの作成/提案

【STEP3】
プランのブラッシュアップ
販売ー顧客満足度の検証

【STEP4】
・効果検証
・結果の分析
・持続可能なアプローチの提案
期待する成果 ・味噌キットの広報/販売プランを作成し、実践すること
・リサーチに基づきプランを複数提案し、実践すること
・インターンシップを通して「島津麹店」のブランディングがブラッシュアップされること
・効果検証までおこなうこと
・MISoキット販売後のコミュニティ形成の構築プラン考案
得られる経験 ・商品販売拡大のための広報/販売プラン提案を経験できる
・考案に止まらず、実践まで関われる
・企画/発信/体験等、顧客のインタラクション(購買行動)を重視した商品PR、仮説検証を行える
対象となる人 ・在学中・または休学中の大学生
・メールやオンライン会議などにこまめに返信できる方
・自身のパソコンがあり、自宅にネット環境がある方
・発酵食品がすきなひと、興味があるひと
・広報やマーケティングに興味のある人
・豊な暮らしに興味関心の高い人
活動条件 活動期間:2020年9月~11月までの約2か月間
活動頻度:週3~4日程度(1日あたり2~5時間程度)
※新型コロナウイルスの影響で、授業期間が8月まで延びているケースがあると思います。授業との両立は可能ですので、ご相談ください。

【このインターンは合同会社巻組が企画する「東北クリエイティブ アカデミー」のうちの1プログラムです。】
「東北クリエイティブ アカデミー」は復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」「復興創生インターン」として受託を受け実施しています。
活動場所 ・zoomなどを使ったオンライン
*ご自宅の住所は問いません。全国どこからでも、パソコンとネット環境があれば参加できます
*移動制限の解除に伴い、希望者には現地での活動も調整できればとおもいます。

私たちはこんなチームです!

創業100余年の伝統を礎に、「糀」を未来へつなげたい!

島津麹店は明治42年から6代で麹を造り続けている、石巻一帯で唯一の麹専門の製造会社です。「良い素材は、良い製品になる。」という考え方のもと宮城県産にこだわり、生産者の顔が見える原料にこだわり、糀には宮城県の一等米のササニシキを、味噌の大豆は宮城県産のミヤギシロメを使っています。また製品には麹菌が生きている生糀を使用しています。この生糀を仕込む時にはその日の温度や湿度に合わせた微細な調整が必要で、まるで糀と対話を重ねるように常に最良の糀に仕上げます。創業から100年余り、脈々と受け継がれてきた伝統の技と職人の心意気を胸に、日本古来の伝統商品である「糀」の次世代への継承を目指します。

受け入れ企業からのメッセージ

島津麹店6代目/佐藤光弘

東日本大震災で甚大な被害を受け、多くの方々の支えを受けながら島津麹店は再建されました。震災からの復興、そして麹の良さを若い世代にも発信できるようにという想いのもと、代々伝わる伝統の技と味の継承と、更なる発展を目指します。「従来の甘酒からの脱却」を目指して開発した「華糀」をいずれは宮城の名産に、そして将来は海外でも勝負できるような商品となることを目指しています。

[プロフィール]
震災以前は福島県郡山市の自動ドア会社へ勤務。震災で甚大な被害を受け、当時の後継者は経営存続を断念。被害に遭った店舗や工場の復旧作業を手伝ううちに、父の憲光さんと共に店を引き継ぐことを決意。様々な問題を乗り越え、震災から3年以上経った2014年11月3日に島津麹店をリニューアルオープン。

団体概要

設立 明治42年
代表者名 佐藤光弘明治42年
従業員数 4人
WEB http://www.simazu-kouji.com/
住所 宮城県石巻市旭町3-24