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インターンシップを探す新しい切り口で神社仏閣を魅せる!先人の足跡に光をあてた、福島の新パワースポットエリアを可視化し発信せよ!


福島県

新しい切り口で神社仏閣を魅せる!先人の足跡に光をあてた、福島の新パワースポットエリアを可視化し発信せよ!

だいこんや

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

社長の熱意・神社仏閣の魅力を新たな観光コンテンツとして発信

「新たな観光の概念をつくる」と福島県相双地域の歴史文化の魅力を面白い視点で発信しているだいこんや。右腕として、社長の想いを資料にまとめあげ、今までの常識には囚われない「宝の地図」を発信しよう。

このプロジェクトについて

福島県の沿岸部北部に「相双(そうそう)」と呼ばれる地域があり、このほとんどが旧相馬藩の領内で、鎌倉時代から幕末まで国替えがなかった全国でも珍しい地域です。武士や農民がひとつになって地域文化を育くみ、一千有余年の歴史を誇る国の重要無形民俗文化財である「相馬野馬追」や二宮尊徳による「報徳仕法」が根付いています。地震・津波の自然災害と原子力災害で大きな被害を受けましたが、復興に向けてこの9年間着実に歩み続けてきました。

■ 見えない想いを見える形に
だいこんやはダイニングバーを経営しながら、相双地域に眠る歴史文化の魅力やストーリーをつなぎ合わせ、地域の観光につなげる様々な企画を打ち出してきました。震災後、市民団体を立ち上げ様々な活動を続ける中で、心の復興には欠かせない大きな要素として「先人が残した足跡に光をあてる!」という大きなキーワードに辿り着きました。関東大震災の第一報を世界に伝えた電波塔(地域のシンボルとして親しまれながら老朽化に伴い解体)を光で再現する企画や、旧相馬藩と関わりの深い九曜紋を掲げる神社仏閣を巡るスタンプラリー、寺社仏閣や桜など地域にもともとあるもののライトアップなどを企画。
これらは、地元の人たちが誇りを取り戻し、世代間をつなぐ大きなきっかけになってきました。また、地域の人にとっては日常の当たり前となり気づいていない魅力や資源に光を当てることこそ、地域全体に利益が生まれる新たなビジネスチャンスの種になると考えています。

■ 心の復興への新たな道しるべに!相双地域の神社仏閣の魅力
「神社仏閣」と聞くと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
ここ最近では「寺社ガール」「御朱印ガール」という言葉も聞くほど、神社仏閣はパワースポットとして注目されています。神社仏閣それぞれに魅力はありますが、実は相双地域にある自治体、南相馬市・相馬市・浪江町などの行政単位では見えてこないものもあります。鳥の目となり、歴史や気学・九曜紋や方位学などと重ね合わせて相双地域の神社仏閣を見ると、この地域は人々の歓楽や支えになってきた場所や文化が“面的”に特徴を持って広がっている、面白い地域と気づきます。

■ 今までの常識には囚われない「宝の地図」を作り出せ!
こうした地域に面的に広がる歴史文化を、新しい切り口でコンテンツ化し、観光のステージにどうのせていくか。「相馬野馬追」のフレーズを使わない新しい観光をこの地域につくりたい。この大きな課題に向け、今後「相双ロマンプロジェクト」を立ち上げたいと考えています。このプロジェクトに先立ち、南相馬市鹿島区内で九曜紋を掲げる28の神社仏閣をめぐるスタンプラリーを開催したところ、その数の多さや場所を知っていた人は地元の人でもほとんどおらず大好評。そこで、相双地域の神社仏閣をはじめとする歴史文化の特徴を新たな魅せ方で表現し発信することで、もともとあったものの価値を高め、地域全体に利益を生み出すムーブメントを起こそうと考えました。甚大な自然災害と原子力災害から復興してきたこの地域だからこそ、先人の足跡に光を当て、これからも人々の心が和らぐパワースポット“エリア”として発信したい。それを形作っていきます。

今回のインターンでは、この構想の第一歩として、立ち上げた社長の熱意と思考「相双ロマンプロジェクト」の全貌・魅力を可視化し、発信していただきます。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域観光・おもてなし
職種 マーケティング・広報編集・ライティング
活動支援金 なし
活動内容 新たな観光につながるコンテンツづくりをめざし、相双地域の神社仏閣の魅力、社長の熱意、「相双ロマンプロジェクト」の全貌をマップや資料に可視化し、それを地域内外に発信する企画を立案・実施していただきます。

【STEP0】オンライン講座(地域理解/サポートプログラム)
*1~2週目(16時間)
〇福島県や相双地域の概況、取り組みを知る
〇広報・PRの基礎、ケーススタディのオンライン講座

【STEP1】企業理解/プロジェクト理解
*3~4週目(32時間)
〇 相双地域の神社仏閣の氏子/檀家さんにインタビュー
〇 社長や関係者に地域の歴史文化についてヒアリング

【STEP2】現状分析&アイディアの創発
*5~7週目(48時間)
〇 相双地域の面的な歴史文化の動きを整理し、マップに落とし込む
〇 相双地域にある神社仏閣の特色や魅力を新しい切り口でどうコンテンツとして発信するとよいかアイディアを10個つくる

【STEP3】企画&実施
*8~10週目(48時間)
〇 アイディアを1つに絞り、神社仏閣を新たな切り口で魅せる企画を立案する
〇 企画に基づいて制作し、発信する

【STEP4】検証&まとめ
*11~12週目(16時間)
〇 成果をまとめ、次に発信するコンテンツを提案する
期待する成果 ・これまで社長が培ってきたノウハウや膨大な情報が整理されていること
・神社仏閣と相双ロマンプロジェクトの面白い見せ方や発信のアイディアの提案
・相双ロマンプロジェクトに対して、仲間や関心を持つ人が地域内外にうまれていること
得られる経験 ・ゼロから1を生み出す、地域の魅力を掘り起こす発想と視点を学べる
・ヒアリングで得られた情報を整理し、可視化・表現していく経験
・課題と魅力を見つけて、アイディアを生み出す経験
・自分が見つけた発見を他者に分かりやすく発信する経験
・地域の魅力を神社仏閣の視点から深~く学べる経験
対象となる人 ・神社仏閣、歴史に興味関心がある人
・好奇心を持って、何にでも取り組める人
・文字やイラストで表現するのが好きな人
・観光の新たな切り口を探ってみたい人
・探求心があり、人の想いや考えを知るのが好きな人
・いろいろな人とコミュニケーションをとるのが好きな人
活動条件 ◇ インターン期間
2020年8月上旬~10月下旬の12週間

◇ 勤務形態
・フルオンラインのインターンです。
・1週間のうち16時間程度の活動を目安とします。
・チームのメンバーと役割・スケジュールを調整しながら行います。特に、授業がある9月末~10月末にかけては柔軟にスケジュールを調整しながらできます。

◇ その他
・フルオンラインでも地域理解を深められる研修や交流会を行います。
・過去に南相馬でインターンを経験したOBOGもサポートします。
・定員は4名まで募集しています。

※このインターンシップは復興庁主催「復興・創生インターンのプログラムとして実施しています。このプロジェクトについてのご質問・ご相談は、「NPO法人相馬はらがま朝市クラブ」までお気軽にお問合せください。
担当:高橋、連絡先 0244-26-9127
活動場所 オンラインで行います。
「だいこんや」や相双地域の神社仏閣とオンラインでつなぎ、現地の様子も掴みながら、スタッフや仲間とつながり実践を深めていける環境です。活動中は、SlackやZoomなどのツールを活用し、経営者やコーディネーターといつでも密なコミュニケーションをとれます。
事前課題 有り (詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

裏路地の隠れ家から始まる次なるストーリー

だいこんやは、来年で創業30年となるダイニングバーです。飲食店の立場から日本酒の造り手の想いが直接届く環境を作ろうと蔵の造り手と消費者をつなぐ交流事業を企画し、地元飲食店の仲間と共に立ち上げた日本酒イベント「和酒相双」には、毎年20近い蔵元と200名以上の住民が参加するなど、店の枠を超え、地域を盛り上げる取り組みをしてきました。
また、震災以降は、飲食をする場所としてだけでなくコミュニティスペースとして、市民の対話の場としても、まちに明かりを灯し人々の集う場所となってきました。
2017年3月からは、様々な事情で分断された地域をひとつにつなげたいと、鎮魂と再生の願いを込めたイベント「光のモニュメント」を開催。現在は、南相馬市内に留まらず飯舘村や浪江町でも光を灯すほか、神社仏閣や桜などのライトアップも行い、地域資源の新たな魅力発掘に取り組んでいます。

受け入れ企業からのメッセージ

店主/須藤 栄治

東日本大震災から9年もの月日が流れ、集中復興期間も終わって、復興の現実がリアルに見え始めた今、「地域の文化力」が試されているものと考えます。だからこそ、もっと広い視野で自分たちの住む場所の歴史や文化を知り触れるきっかけを作りたい。

私たちの住む地域は自然災害と原子力災害のダブルパンチで大きな被害を受けましたが、一本の点と線をつなぐように、この地域(相双地区)を支えてきた先人の思いと歴史を手掛かりに、新たなストーリーを作ることで、そう遠くない未来に、今までとは違った視点から始まる地域再生のチャンスが必ずやってくるはずです。

「確かな未来は、懐かしい過去にある」震災後に学んだ言葉です。人それぞれ、感じ方・動ける範囲も違うと思いますが、行動を起こしたからこそ、見えてきた世界観があります。
個人の力では限界がありますが、この機会に今までとはちょっと違った視点から光を灯し、地域に受け継がれてゆく企画にする為に、皆さんの参画をお待ちしています。

[プロフィール]
インフォ・メッセ だいこんや オーナー
1972年11月9日生まれ、福島県南相馬市出身。
2004年より、母親が経営する飲食店「インフォ・メッセだいこんや」を継承し代表になる。
2011年3月、原子力災害により一時会津若松に避難するが、4月4日には店の営業を再開。4月下旬には“ありがとうから始めよう!”をキャッチフレーズに「つながろう南相馬!」を結成し、翌年2月には15団体と共同で市民による未来への対話の場「南相馬ダイアログ」を開催。その対話から生まれた子どもたちの遊び場作り「みんな共和国」の責任者を務めた。

団体概要

設立 1991/3/28
代表者名 須藤 栄治
従業員数 2人
WEB https://www.facebook.com/daikonya.minamisoma/
住所 福島県南相馬市原町区大町3-67