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インターンシップを探す地域の伝統食材で産業創成に挑め! 〜希少海藻「マツモ」の養殖技術と商品開発〜


宮城県

地域の伝統食材で産業創成に挑め! 〜希少海藻「マツモ」の養殖技術と商品開発〜

株式会社阿部伊組

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

ポスト震災・希少海藻で地域の新たな価値創造

希少海藻「マツモ」の陸上養殖実現に向けた培養実験を行い、養殖の最適条件を明らかにします。また、マツモの特性を活かした商品提案で地域に新たな産業のタネをまきます

このプロジェクトについて

なぜ、建設業が養殖業をしようとしているのか?
<マクロ環境の変化>
世界的に漁業・養殖業は成長分野ですが、日本では衰退しているのが現状です。その背景には、日本人の魚離れや乱獲などによる資源管理が行き届いていないことが挙げられます。また、沿岸で行う養殖業においては、周囲の環境を大きく受けます。海水温の上昇や栄養塩の増減によって、生態系のバランスが崩れ、水産資源の枯渇が懸念されています。また、労働環境も過酷な漁業は、担い手も減少しており、漁業者の高齢化も問題視されています。
そのような状況の中、環境や労働への負荷が少なく、適切な資源管理を行ったサスティナブルな水産業がこの先求められているのです。
<まちの課題>
南三陸町は一次産業である漁業や林業を中心に、豊かな自然資源を保有している点が最大の魅力です。水鳥の生息地として重要な藻場が存在することからラムサール条約にも昨年登録されました。
一方で、町内の人口はその他の地方と同様に年々減って、生産年齢人口が著しく減少しています。そのような中で豊かな自然資源を活かし、保全しながら、次の世代へつなぐための持続可能なまちづくりを進めていかなければなりません。
そのためには、生き生きとしたまちづくりを実現するための地域経済の活性化が喫緊の課題です。基幹産業である水産業を盛り上げていくことがまち全体を元気にしていくカナメと言えます。
<自社の課題>
創業90年を超える当社は、地域に根ざしながら、海洋土木工事を主体とする事業を続けています。震災による復旧もまもなく完成を迎える現在、この先のハード整備だけでは事業を継続していくのは困難です。地域と共に、まちづくりの一端を担ってきた当社は、この先の復興という新たなステージで、南三陸に求められる企業を目指していきます。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 農林水産・6次産業起業・経営支援
職種 企画・商品開発リサーチ・コンサルティング
活動支援金 なし
活動内容 三陸地方の伝統食材である海藻「マツモ」を用いた地域活性化を目指し、天然資源に影響を与えない完全陸上養殖へ向けた検討を行うとともに、その特徴を活かした商品提案を行います。
具体的には、マツモの培養実験により、成長に最適な条件を明らかにします。
これまでの先行研究により、室内培養が可能なことは実験室レベルでは明らかとなっていますが、商業的にどのような照度や照明間隔、流速、温度が適当なのかについては分かっていません。そこで、これらの条件を変えた試験培養を行うことにより、最適倍与条件の検討を行います。
また、マツモの形状、食感、栄養成分等の特性を活かした商品の検討を行い、用途、市場予想、販売戦略、設備投資計画などについての提案を行います。
インターンは以下のようなスケジュールを予定しています。

第1週:実験計画と準備、マツモの特性整理
・プロジェクトの理解
・マツモの特性についての整理
・最適培養条件検討のための実験計画と実施準備
第2週〜第3週:培養実験実施と商品化検討
・最適培養条件検討実験
・商品化のための情報収集、商品検討
第4週:培養実験まとめ・商品化提案の作成
・情報整理
・報告書の作成
期待する成果 マツモ培養実験による最適培養条件仮説に関する情報整理
マツモ商品と販売戦略等の提案
得られる経験 ・事業化に向けたリアルな研究開発体験
・商品企画と販売戦略の立案経験
・地方の現状を理解し、職業観が広がる経験
・地域のアツい事業家達と交流する経験
対象となる人 ・地域の課題解決に興味のある人
・生物を育てるのか好きでマメに世話ができる人
・論理的な思考ができる人
・商品開発に興味のある人
・そのまま卒論のテーマにしたい人
活動条件 ・インターン期間:2/14(金)〜3/14(土)を予定。
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修を実施します。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)補助有。
・宿泊はインターン生同士でシェアハウス等を予定。宿泊代はかかりません。

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」として実施します。
※このプロジェクトについてのご質問・ご相談は、(一社)サスティナビリティセンター(担当:太齋(ダザイ)、連絡先:050-5236-2263)までお問い合わせください。
活動場所 宮城県南三陸町/最寄り駅:陸前港
事前課題 有り(詳細はエントリー時に説明)

私たちはこんなチームです!

豊かなまちづくりで夢と感動を創造します

会社創立60余年。
私たちは地域の「活力創造集団」を目指します。
まち、社員、私たちに関わる一人ひとりが夢を描ける社会づくりに挑戦していきます。
建設業を中心に「社会の幸せづくり」の一端を担う使命として、地域から信頼される会社を目指しています。
建築事業は、公共物をはじめ水産加工工場や一般住宅などの建築を行っております。土木事業は、防潮堤や防波堤など、海関連の土木を得意としております。
その他、風力発電事業、介護リース事業など、社会的な課題解決に取り組みながら事業を拡げています。

受け入れ企業からのメッセージ

取締役/阿部将己

わたしたちは、総合建設業としてまちの安全・安心をつくり、地域と共に歩んできました。
建設業以外にも再エネや介護リース事業などにもチャレンジし、社会的課題にも取り組んでいます。

一度は何もかも失った南三陸町に、みんながワクワクするような未来をわたしたちと一緒に実現しませんか?
本事業は既存事業の改善策ではなく、全く新しいものを生むZero to Oneがテーマです。
事業化も見据えた今回のプロジェクトは、苦労も多いと思いますが、確かな成長を期待できる経験になるはずです。
プロジェクトのパートナーとして、ともに汗をかきましょう!

[プロフィール]
1985年生まれ。南三陸町出身。
自然への強い関心から環境化学を専攻し、環境学修士を修了。
その後、化学商社で建築材料の営業を約7年経験。
2017年にUターンし、家業である同社に入社。
2018年から経営大学院に入学。
経営学を学びながら、この先の新事業の立上げを目指しています。

団体概要

設立 1971年
代表者名 代表取締役 阿部隆
従業員数 48名
資本金 3000万円
WEB https://www.abei.jp/
住所 宮城県本吉郡南三陸町歌津字港175-2