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石川県

課題先進地×被災地となった「能登」にヒトのつながりを作りだそう!

能登復興ネットワーク

能登が抱えてきた「人材枯渇」に立ち向かう。

能登半島地震からもうすぐ1年。まちを見渡すとまだまだ復興に向けた課題が多く残っています。それは一重に人材不足が原因。コーディネーターとして、外から人をつなぎ、能登の未来を一緒につくりませんか?

このプロジェクトについて

2024年1月1日に発災した能登半島地震。
能登を大きく揺らしたその地震は、私たち能登に住む人たちの生活を一変させました。あらゆるものが崩れ、壊れ、バラバラとなった生活。
発災後の混乱渦巻く能登には、全国からボランティアが駆けつけ、今なお、私たちの生活を支えてくれています。
発災後に立ち上げた当団体「能登復興ネットワーク」でも、全国からボランティアを募り、特に行政支援の網の目から漏れてしまう被災現場へのボランティアコーディネートをしてきました。

発災から半年以上が過ぎた今、必要な支援は多様化しています。
被災者の中でも、しっかり支援を受け、安定した生活を送れるようになった人もいれば、いまだに生活再建の途上で、不安な日々を送る人もいます。

復旧支援も引き続き行われている中、能登復興ネットワークでは、支援団体や地元事業者など復興を担う人たちのサポートを中心に行なっています。
能登のアイデンティティを形成する大事な要素「里山里海」という側面。半島ならではの豊かな自然資源に恵まれたこの地では、農業や漁業など一次産業が盛んです。
しかし被災によって、二次避難(遠方避難)により地域を離れた人が多くいる地域では、人手不足により、それら一次産業や地域保全に関わる作業が後回しになっていたり、例年通りの作業が行うことができていません。

発災前から過疎化による人手不足が深刻だった能登が、大震災によってさらに人手を失い、それにより課題が深刻化していますが、
地震によって、多くのボランティアや専門家集団などの「人」、各種支援金をはじめとする「お金」、物資などの「もの」など、平常時では集まらない資源が集まってきていることが、
しかし、日本全国にある多くの地域は、能登と似たような課題を抱えている地域でもあります。
だからこそ、能登が復興するということは、これからの日本を考える希望になるのだと思っています。

地震によって、多くのボランティアや専門家集団などの「人」、各種支援金をはじめとする「お金」、物資などの「もの」など、平常時では集まらない資源が集まってきています。
「コーディネーター」とは『人々や物事を組織し、調整し、一緒に働くことを可能にする人物』のことを示します。災害時、そのような人の存在はとても重要でした。そして、コーディネーターの存在が、これからの復興の中で重要な役割を担うと思っています。しかしそんな人の数は全く足りていません。

まだまだ課題に溢れ、復興の道筋が見えない能登という地域。ここで、一緒に能登の未来を考えてみませんか?

募集要項

募集対象 大学生社会人
期間 長期(3ヶ月以上)
テーマ まちづくり
職種 企画・商品開発新規事業
活動支援金 あり
活動内容 <1ヵ月目>
【能登を知り、コーディネートの仕事を知る】
・能登のいろいろなところに訪れ、いろいろな人と話をし、繋がりを作り、現状を把握する。
・すでに募集を開始している案件で、コーディネートの仕事を実践。
・応募が来たボランティアを支援先とマッチング、調整などをしてボランティアさんと連絡を取り合い、当日の活動までの準備を行う。
・ボランティアの生活のサポートを行う。

<2ヵ月目以降>
【ボランティア支援先にてプロジェクトを作る】
STEP.1
・支援先に対してヒアリングをする(受入側が置かれている状況、生活のこと、困っていることなど)
・受け入れ側のニーズを分析し、必要な支援について議論をする。
・仮説を立て、プロジェクトを支援先と一緒に生み出す。

STEP.2
【人材の募集をする】
・必要な支援が人材を入れることで解決できそうな課題であれば、以下の手段を使い人材募集をかける。
ボランティア(一時的な関わり)
プロボノ・兼業(中長期的な関わり)
インターン(大学生による関わり)
ツアー参加者 など

STEP.3
【プロジェクトの実施・伴走支援】
支援先と適宜相談をし、プロジェクトの進行をサポートする
期待する成果 定量
・支援先とつながった人材の数(特にリピートした数):1件あたり5名
・支援先で組成したプロジェクト数:2つ
定性
・外の人が能登に来たいと思えるきっかけが作れること
・事業者や支援団体の復興の一助になるプロジェクトが作れること
得られる経験 ・被災地の状況を見て、自分ごとにして行動するという経験
・能登の人とコミュニケーションを取り、関係性を築く経験
・上記を通じて、自分自身を見つめ直す機会が得られます
対象となる人 ・災害支援/防災に興味がある人
・能登の人の話にしっかり耳を傾けることができる人
・田舎らしい営みや暮らしに興味がある人
活動条件 【期間】半年(応相談)
【活動時間】9:30〜18:30(完全週休2日)
【活動支援金】~3万円(応相談)
【その他条件】
・自分用のPCがあり、現地に持ってこれること。
・現地までは自費(石川県インターンシップ助成金の申請ができます。 https://jobnavi-i.jp/detail?id=20604)
活動場所 七尾市内のシェアハウスにて住み込み
(石川県内からの通いの場合は応相談)

私たちはこんなチームです!

能登が能登らしく復興するために

今年1月1日に発災した能登半島地震を受けて、私たちは地域の内外のつながりの重要性と心強さを改めて体感しました。
地域内外のあらゆるリソースを繋ぎながら、情報を共有する場を作ったり、能登で暮らす人たちが様々な支援を適切に受けることができるように尽力しています。
能登半島地震における支援ネットワークを一過性のもので終わらせず、継続して強化することで効果的な復興支援・ひいてはまちづくりにつながる活動を行なっていきます。

受け入れ企業からのメッセージ

事務局長/森山奈美

震災復興の現場は、多くの悲しみや理不尽さや困難がつきまといます。それでも、前を向いて進もうとする人たちをつなぎ、未来に向けて着実な一歩をつくりだすこと。それが、コーディネーターの仕事です。まだまだ道のりは長いですが、その最初の年に能登にいたことが、きっと、あなたの将来の糧になると自信を持って言えます。私たちと一緒に、能登の未来、そして「日本の未来」をつくるための試行錯誤をしてくれる人との出会いを楽しみにしています。

[プロフィール]
石川県七尾市生まれ。
横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業。
平成7年 (株)計画情報研究所入社。都市計画コンサルタントとして、地域振興計画、道路計画等を担当。
民間まちづくり会社(株)御祓川(みそぎがわ)の設立に携わり、平成11年より同社チーフマネージャーを兼務。平成19年より現職。
平成19年の能登半島地震をきっかけに、能登の特産品を取り扱う「能登スタイルストア」を運営するほか、地域の課題解決に挑戦する若者を能登に誘致する実践型インターンシップ「能登留学」、能登半島の地域企業の人材研修・組織開発・採用支援などを担う「能登の人事部」として地域全体の人材育成にも取り組む。
能登留学生と生活を共にするインターンハウスの家主でもあり、200名を超える能登留学OBOGが能登に帰る際の拠点になっている。
令和6年能登半島地震をきっかけに能登復興ネットワークを立ち上げ、事務局長として地域内外の活動をつなぎながら、能登の元気を発信し「小さな世界都市・七尾」の実現を目指して日々、挑戦中。

団体概要

設立 2024年1月
代表者名 木下徳泰
従業員数 3名