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福島県

福島県双葉郡のとあるビジネスホテルの挑戦。インバウンド向けの観光プランを作り、地域に外国人観光客が来る流れを生み出そう!

株式会社フタバ・ライフサポート

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

今後増加していくインバウンド需要を掴む宿泊・観光プランを設計せよ!

新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、そして双葉郡全町に居住ができるようになった現在。今後増えていく外国人観光客(インバウンド)を掴んでいくためにも、先駆けて取り組みを考えていきましょう!

このプロジェクトについて

学生のみなさん、はじめまして。
株式会社フタバ・ライフサポートの代表取締役社長・志賀 崇(しが たかし)と申します。
双葉郡浪江町出身で、現在原発被災からの復興が進む双葉郡内2拠点でビジネスホテルを運営しています。
|温もりの宿 ホテル双葉邸(広野町) https://www.futabatei.me/
|やすらぎの宿 双葉の杜(浪江町)https://hotelfutabanomori.com/

今回、今後増えるであろう双葉郡へのインバウンド需要を見据えて、外国人観光客向けの観光プランを作っていきたいと考えています。私たちだけの考えだけでなく、さまざまな価値観を持っている学生の皆さまと一緒に考えていきたいと思い、今回インターンのプロジェクトを立ち上げました。

少し長くなりますが、今回のプロジェクトへの思いをお話ししたいと思います。ぜひ読んでいただけたら幸いです。


弊社初のビジネスホテル「ホテル双葉邸」を双葉郡広野町に開業したのは2015年5月になります。その時期というと、避難指示区域の放射線量によって区域の見直しが終わり、復旧・帰町に向けた動きが本格化する時期でした。

広野町というのは双葉郡の南端に位置していて、避難指示が出ていなかったこともあり、復興工事関係者の拠点が多くありました。プレハブ型の宿舎や簡易ホテルなどが多くあったのですが、なんとなく違和感を感じていました。

宿泊業を立ち上げるまでは私は料理人だったのですが、客商売というものは、お客さまに美味しいものを提供して喜んでもらうのが大前提です。ビジネスホテルといえど、工事関係者の方にとってもきちんと美味しいごはんが食べられて、きちんと体を休められるそんな宿を作りたいと思ったんですね。プレハブの宿舎は作れないと。

そのようなことを考えてできたのがホテル双葉邸でした。民間業者のビジネスホテルとしてはかなり先駆けであったと感じています。美味しいごはんや快適な客室だけでなく、フロントの先の八角形のスペースにはそれぞれ双葉郡8町村のお祭りの写真を掲げ、双葉郡の文化や伝統を伝える場所も作りました。久々に戻ってきた地元の方には懐かしいねと声を掛けていただくことも何度もあります。

続いて、2つ目のビジネスホテルは浪江町。2017年3月にできた「やすらぎの宿双葉の杜」です。浪江町は私の故郷でもあります。現在でこそ避難指示が一部地域で解除され、道の駅なみえや浪江駅前の再開発で盛り上がりが出てきている地域ですが、ホテルを計画していた当時は一部避難指示解除を目指しているところでした。

故郷の浪江で宿泊事業をやってみたいけれど、採算面で難しいのではないかと二の足を踏んでいたところ、浪江前町長の故馬場有氏と面会する機会があり、「故郷の復興を後押ししてほしい」とおっしゃられたんですね。その言葉に後押しされるように、ホテルの開業を決めました。

こうして二つの拠点でビジネスホテルを構え、ここまでやってきました。復興のために従事する工事関係者の方や、帰町のために戻ってくる地元の方を多数受け入れてきまして、少しでも双葉郡の復興に寄与してきた自負があります。

ところが、ここ数年で状況はかなり変わってきています。まずは新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けました。最近ではようやく宿泊需要も戻ってきていますが、その代わりに、今度は復興工事関係者の需要が落ち込んできているのです。

震災と原発事故から11年以上が経ち、双葉郡内では、これから復興というところもありますし、復興も落ち着いて来ている場所もあります。地域によって状況は違います。双葉郡内で宿泊施設を営むものとして、これからできることはなんだろうと考えた時にずっと取り組んでみたかったことがありました。

それは、今回のプロジェクトでもあるインバウンド需要の取り込みです。
2011年から11年以上が経過し、ようやく福島第一原発が立地している双葉町や大熊町でも居住ができるようになり、復興も進んでいます。一方で、福島第一原発の事故対応にはまだまだ時間がかかります。

長期的にみて、これから外国人観光客の方が訪れる場所になっていくであろう、そのように考えています。そのような方にどのような観光プランを提案できるか考えていきたいのです。まだまだこの地域ではインバウンド向けの取り組みはあまり多くはありません。

これまでのホテル開業を振り返っても、私たちは先駆けて取り組んでいくことを大切にこれまでやって参りました。率先して外国人向けの施策に取り組んでいって、外国人の方もこの地域を観光し、震災や原発被災を視察する、この地域にそんな流れを作っていきたいと考えています!

ぜひ、この思いに共感してくださった方とともにインターンを取り組んでいけたらと思います。一緒に考えていきましょう!

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 国際協力観光・おもてなし
職種 企画・商品開発マーケティング・広報
活動支援金 なし
活動内容 ■ステップ1(オンライン・2月6日〜12日)
◯事業・地域理解
◯ターゲット理解・リサーチ・インタビューなど
現地に行く前の1週間はオンラインで、まず事業全体の理解、広野町・周辺地域の理解を進めます。オンラインでは理解が難しい部分もありますが、頑張っていきましょう。
並行して、身近にいる外国人の方のリサーチ、アンケートや場合によってはインタビューを行っていきながら、福島県双葉郡への観光の意向やニーズの把握を行っていきます。ここでの調査が現地滞在での活動のベースともなりますのでしっかりやっていきましょう。

■ステップ2(現地活動・2月13日〜3月上旬)
◯双葉郡内の観光資源を自ら体験
◯外国人観光客向け観光プランの設計
◯モニターツアーの計画
◯モニターツアーの実行
1週間のオンライン期間を終えた後、現地滞在に入ります。まずは、学生チームで双葉郡の観光資源を体験していきましょう。その後、外国人観光客向けの観光プランとモニターツアーを計画していきます。もちろん、オンライン期間でのリサーチ結果を計画に活かしていきます。
短い時間の中ではありますが、モニターツアーの実施まで行っていきます。宿泊施設やバスの手配などは、弊社の力を最大限頼っていただけたらと思います。

■ステップ3(現地活動・3月上旬〜3月17日)
◯モニターツアーの振り返り、ブラッシュアップ
◯外国人観光客を受け入れるための提言
◯成果報告会の開催
モニターツアーでは、アンケートやヒアリングなども実施し、実際に参加した外国人観光客の方の生の声を聞いていきます。その結果をもとに、観光プランのブラッシュアップと、今後やっていくべき提言をまとめていきましょう。
最後には、成果報告会にてこの1ヶ月間行ってきたことを発表します。
期待する成果 ・インバウンド向け観光プランの策定
・モニターツアーの実施と知見の蓄積
・学生それぞれの価値観でこの地域の観光を捉えること
・この地域をよそ者の目線から見つめ直してもらうこと
得られる経験 ・観光プランの計画と実施の経験
・外国人の方との交流(ヒアリング・リサーチ等も含め)
・福島県沿岸部の特殊性と普遍性の中で観光プランを考える経験
・学生さんご自身の語学力を活かす経験
対象となる人 ・外国人観光客(インバウンド)向けの仕事に興味がある方
・旅行や観光をするのが好きな方
・海外旅行に興味がある、好きな方
・日本語以外の外国語を話せる、聞ける方
・留学生の方
※外国語の語学力は必須ではありません。
活動条件 ◎インターン期間
2023年2月4日〜3月17日 現地活動/オンラインハイブリッド型
2月4日,6日 オリエンテーション(オンライン)
2月7日〜2月10日 オンラインインターン期間
2月13日〜3月17日 現地活動期間
3月16日 成果報告会
3月17日 修了研修
※福島県内での複数のインターンプロジェクトとの合同集合研修(事前・事後等)を予定しています。
※大学によってテスト期間が違うと思いますので、それぞれの事情に柔軟に対応します。

◎活動頻度
<オンライン>
2月4日,2月6日〜2月10日
【勤務頻度】期間中 週20時間目安
【勤務時間】9:00〜18:00の間で5時間程度
<現地活動>
2月13日〜3月17日
【勤務頻度】期間中 週5日(その他、業務時間外に毎週研修があります)
【勤務時間】9:00〜18:00 (日によって変則となります。原則8時間以内です)

◎活動費について
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)が支給されます。
・宿泊場所は「ホテル双葉邸」を無償提供します。(シングルルーム朝夕食付)
https://www.futabatei.me/
・その他、現地滞在に関わる昼食などの費用は実費となり、平均で2.5万円ほどとなります。
※何か不明点・ご相談があれば、onodera@tatakiage.jp(小野寺)までご連絡ください。

◎備考
本事業は『福島県双葉郡広野町インターン地域交流活動等支援事業』を
一般社団法人TATAKIAGE Japanが受託運営しており、今回は合計4社の
企業と連携して取り組みます。
(宿やオリエンテーションでは、他3社のインターン生と合同になります。)
他の3社のプロジェクトについてはこちらを参照してください。
https://www.project-index.jp/coordinators/list?cd_id=78
活動場所 福島県双葉郡広野町/オンライン(自宅等)
事前課題 ・インバウンド(外国人観光客)がどの情報に触れ、日本を旅をするか調べてきてください。

私たちはこんなチームです!

ビジネスホテルにも居間のくつろぎと泊まりたくなる期待感を。

福島県双葉郡内の、原子力災害からの復興が進むエリアで2拠点のビジネスホテルを経営。2015年5月、当時復興の前線基地だった広野町に1拠点目「温もりの宿 ホテル双葉邸」をオープンし、続く2017年7月に浪江町に2拠点目「やすらぎの宿 双葉の杜」を整備。一時帰宅や復興事業、観光など、さまざまな利用を想定している。「被災地では挑戦するだけではなく、成功しないといけない」。後から続いてくる人たちの見本となる経営を目指している。

受け入れ企業からのメッセージ

代表取締役社長/志賀 崇

”チャレンジャー”をお待ちしております。

[プロフィール]
福島県浪江町出身。飲食業を経て33歳で洋食店を起業。2011年震災後、福島に単身Uターン。
趣味はバイクでカワサキのNinja1000が愛馬。アニメも好きで最近ハマっているのは「オーバーロード」。

団体概要

設立 1999年
代表者名 志賀 崇
従業員数 50名
資本金 1000万
WEB https://www.futabatei.me/
住所 福島県双葉郡広野町下北迫字二ツ沼45-32