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インターンシップを探す【”食”と”えがお”をマチにつなぐ】限界集落でお届けサービスのニューモデルを創造する当事者になろう!移動販売を行う仕出し屋の元に学ぶ。


岩手県

【”食”と”えがお”をマチにつなぐ】限界集落でお届けサービスのニューモデルを創造する当事者になろう!移動販売を行う仕出し屋の元に学ぶ。

仕出しにしやま

このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。

ライフラインを担う届けるというサービスの可能性を当事者として提案!

にしやまは仕出しや移動販売など、食を”届ける”サービスを80年行ってきました。代表が考えているサービスの構想を聞き、自分ならどうするか?当事者として事業アイデアを考え、提案するプロジェクトです!

このプロジェクトについて

■にしやまについて
「にしやま」は岩手県洋野町という岩手県の県北にある人口約16,000人の町から生まれました。洋野町は2006年に海側の種市町と山側の大野村が合併してできた町で、「にしやま」は種市地区に居を構えています。仕出しのお店と産直は国道45号線沿いにあり、車で通った方がよく足を運んでくださっています。事業としては、仕出し、産直、移動販売の三つの事業を行っており、家族経営で事業を行っています。スタッフの体調不良をきっかけに、代表の工藤さんがUターンしてお手伝いを始め、現在は工藤さんが仕出し業務と移動販売を、工藤さんのお母様が産直運営を行っています。地元の方に愛され続け、お店にはリピーターの方が多くいらっしゃってくれています。

★「仕出しにしやま」のInstagram↓
https://www.instagram.com/nishiyama_ig/?hl=ja

★岩手県洋野町のホームページ↓
http://www.town.hirono.iwate.jp/

■現在の事業モデル
にしやまの事業は「仕出し」と「移動販売」、「産直での販売」が主な業務となっています。「仕出し業務」は、お弁当販売と葬儀の仕出しを行っています。弁当の注文や葬儀屋さんからの連絡をもらい、お弁当や仕出し料理、折り詰めを作って届けています。「産直」での販売では、近場にある青森県八戸市の市場から仕入れてきた食材を卸して販売しています。地元にある小売の拠点の一つとして現在も営業を続けています。「移動販売」は週四日、地元の高齢者や買い物困難者へ、地区やルートを変えながら、生鮮食品やお弁当の販売を行っています。限界集落の地区を周る移動販売は、昨年から新サービスとして業務をスタートしました。まだサービス拡充の道なかばですが、移動困難者や限界集落の住民へのサービスとして地域の方に必要とされるモデルになってきています。

■抱える事業課題
にしやまは、現状の事業それぞれに課題を持っています。「仕出し業務」は、電話注文での対応のため不安定な業務になってしまうこと、作業時間が長時間に渡ることが課題としてあります。不規則な労働時間がワークライフバランスの不安定さに繋がっているため、事業を継続するかどうかを考えている最中です。そんな中、現在のコロナが流行し、仕出しの注文が激減してしまいました。仕出しについては、根本的な事業の変革が必要になってきます。「産直」は令和2年度内に完成予定の復興道路(洋野階上道路)が開通した際に、お客さんが減ってしまうのではないか?という課題があります。国道45号線を利用して青森ー岩手間を通る方が減ってしまうため、変わらずお客様でいてくれる、地元の方に向けたサービスがより大切になってきます。「移動販売」は販売車による移動販売を始めたばかりのため、作業工程や販売日、販売ルートの効率化ができていません。他にも、このタイミングだからこそできる新しい事業はないか?と代表の工藤さんは具体的な事業を構想しながら作業を続けています。

■今後の可能性
これからは、”届ける”サービスをより拡充しながら、事業を大きくしていきたいと考えていた矢先、コロナの影響で仕出しの注文が激減。事業モデルをもう一度根本から考え直す、そのタイミングがやってきました。これからの事業展開として、買い物困難者も含めた地域内の方々をターゲットとした移動販売サービスの強化を考えています。また、配達業務の同時展開や御用聞きモデルの構想も持っています。代表が考える事業アイデアや仮説をシャープに磨きながら、お店の未来を当事者として考え、提案する。そして新事業を共に作り上げていくプロジェクトです。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域食・ライフスタイル
職種 リサーチ・コンサルティング新規事業
活動支援金 なし
活動内容 〜テーマ〜
代表の思いを形に!80年の信用を積み重ねてきた”届ける”サービスと”地域密着”という強みを活かし、代表の事業仮説を聞いて新事業や既存事業の効率化のプランを自分ごとで磨き上げて行こう!


▼【STEP1 (1〜2週目)】
★事業を知る、仮説を立てる
・にしやまの事業を知る、代表の思いを聞く
・事業展開について代表の仮説を聞く
・ゴール設定・前提共有
・論点出し、整理、それぞれの仮説を立てる


▼【STEP2 (3〜5週目)】
★仮説を検証し、深める
・仮説立て、検証とフィードバック
・代表との相談・擦り合わせ
・仮説検証に対してコーディネーターや地域の方からフィードバック
・ゴール再確認、課題の再設定


▼【STEP3 (5〜6週目)】
★「自分ごと」として伝える
・サービス・事業化に向けての調査、エビデンスまとめ
・リサーチをまとめ、それぞれのプランを提案
・プロジェクトを通して自分を振り返る
・活動共有・報告会
期待する成果 ・自分のやりたいことを見つめて、追求する
・代表工藤さんと一緒に事業を磨いていく
・持続可能な事業へのアイデアを出す
・自分の考えを遠慮なく伝える
得られる経験 ・地域の産業について知ること
・既存事業のプロセス理解から効率化の実践
・新しい事業を考えるプロセスを実践する
・PDCAサイクルを回すこと
・人との会話や内省を通して自分について知る
対象となる人 ・代表やにしやまの思いに共感できる人
・事業のケーススタディを自分ごととして実践したい人
・自分自身をもっと深く知りたい人
・事業を考えるためのノウハウを学びたい人
・先が見えない中でも、チャレンジをしていきたいと思う人
活動条件 「インターン期間」
2019年7月下旬~9月上旬の約6週間

※オンライン共創ゼミ形式で6週間程度のプログラム(期間中の1日平均4時間×40日程度の関わり方)
【1】プロジェクト実施(レクチャー→論点整理→リサーチ→フィードバック)
【2】コミュニケーション・サポート(アイスブレーク→チーム化、1on1など深い内省…)、
【3】各種研修(クリティカル思考、オンラインテクノロジー…)、
【4】地域の人々やインターン卒業生など多様なメンバーとの交流企画(アジェンダ・ラボ)など

※プログラムの運営にはコーディネーターも深く関っていきます。オンライン・テクノロジー(zoom、slack、spatial.chatなど)を駆使して“場”を整えていくと共に、復興・創生インターンの特徴でもある、地域の人々との交流や愛着を深める試み(例:出会いや雑談の環境整備、地産品のお届けなど)にも挑戦します。コロナ禍の制限で出現した「フルオンラインでのインターンシップ・プログラム」のモデル創造という機会を最大限活かすべく、参画インターン生、受入れパートナー、コーディネート機関が一体となって、その可能性を追求していきたいと願っています。

地域コーディネート機関:バリューシフト


【こちらは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
※復興庁が主催する復興・創生インターンシップ事業(北三陸ブロック)として実施。活動支援金としての支給はありませんが、一部交通費補助などのサポート制度が充実しております。詳細は個別にご紹介します。
活動場所 【フルオンラインでの共創ゼミ】仕出し料理にしやま(〒028-7900 岩手県九戸郡洋野町種市第28地割114-8及び、洋野町・八戸エリアなど各地とオンラインでつなぎプログラムを進めていきます)
事前課題 決定者に個別にお知らせします。
※オンライン共創ゼミとして、事前及びプログラム中に必要な研修などを随時実施します

私たちはこんなチームです!

地元住民から愛され続けてきた、【”食”と”えがお”をマチにつなぐ】ということ。

「にしやま」は、代表である工藤さんの祖父母が、当時種市町のまちなかで野菜や果物の小売店を創業したのが始まりでした。そして二代目である工藤さんの父の代には、食料品を扱う小型スーパーに小売の形を変えていきました。そんな中、お店に買いに来れないお客様がいることに気づきました。その方たちに対しても自分たちができることはないか?と考えた際に、こちらから届ければいいという発想から、現在のにしやまのお届けサービスが形作られていきました。にしやまは仕出しの業務でお葬式を目にすることが多くあります。「お葬式の簡素化が進み、親族等、ごく僅かな人にしか見送られない現実があり、寂しい気持ちになる」ということ感じていました。また、地域の過疎化が進み、人とのつながりを感じる機会も少なくなってきました。にしやまは、食を届けることを通じて人に笑顔を届け、マチへつなぐ役割を担う。この使命のもと、事業を行っています。人への感謝の気持ちを忘れず、会話を通してお客様に喜んで、元気になってもらう。この思いを大切に、まちをつくる当事者として、これからも活動を続けていきます。

※写真左は移動販売の様子。写真右はにしやまで使用している移動販売車。

受け入れ企業からのメッセージ

代表/工藤統永

【熱い思いを持った方、私と一緒にインターンに取り組みませんか??】私はこれまで仕出しや移動販売を通して、地域の人に食と笑顔をつなぐことを行ってきました。私の住む洋野町は人口約16,000人の町で、他の自治体と同じように若い子たちは県外に出ていき、高齢化が急速に進んでいます。そんな過疎地域には、何か新しいことを生み出せる人が必要とされています。私は買い物困難者が増えた限界集落で、社会問題とビジネスを掛け合わせて解決する『ソーシャルビジネス』で”届ける”というサービスを事業化していきたいと考えています。コロナの影響で先が見えない中、事業を根底から考え直す。この挑戦を一緒にやりたい!という方に来て欲しいと思っています。私と一緒に、新事業を考えませんか?皆さんの参画を心からお待ちしています。

[プロフィール]
1977年岩手県洋野町種市生まれ。青森県八戸市の高校を出た後、千葉県の短大へ進学。卒業後、東京の調理師学校で勉強。品川の創作和食店で1年半、渋谷で3年働きながら実務を行う。家族が体調を崩したことがきっかけで、洋野町へUターン。戻ってからは、仕入れと仕出しの業務を担っていく。後に、叔父の行っていた卸の仕事の繋がりから、移動販売事業を始める。昨年からにしやまの代表に。からあげに対する熱い情熱をもち、からあげ専門店をつくり、独自ブランドを持ちたいという夢を持っている。

団体概要

設立 1937年6月
代表者名 工藤統永
従業員数 11名(パート含む)