中山間地域にI・Jターンを希望する若者の仕事をつくる!

中山間地域にI・Jターンを希望する若者が少なくないですが、安定した収入を得られる仕事がないことが移住のネック。そこで地域資源である『農業』を魅⼒ある新産業にと野菜/果物販売等に取り組んでいます。

このプロジェクトについて

■プロジェクト背景
ここ岡山県においても、都会から田舎へとI・Jターンを希望する若者が少なくありません。しかし、安定した収⼊を得られる仕事がないことが移住のネックとなっています。

そこで、「中⼭間地域の既存の資源である『農業』を衰退し続ける古臭い産業ではなく、安定して継続的な収⼊を得ることができる魅⼒ある新産業にできれば、⽥舎に住みたい若者を受け⼊れることができるのではないか」と思っています。

漂流岡⼭は契約農家に対して、①⼀定価格、②契約に基づく全量買取、③漂流岡⼭による集荷、④原体出荷(選別・袋詰め等の調整をせずに収穫した野菜をそのままコンテナ等で出荷)を約束し、契約農家が価格と出荷数量が予め提示され、経営計画を立てやすくしています。また、漂流岡⼭が袋詰め、ラベル張り等の商品化を⾏うことで⽣産者段階での選別・調整コストも削減しています。

■プロジェクトを通して描くビジョン
現在、契約農家数は103名で、そのうちI・Jターンの新規就農者が約35%を占めます。中山間地域の集落に、都会の大企業で働いていた若者が移住し、ミニ部会をつくって産地化に取り組むなど、移住者が定着しています。

売上を見込めることで、計画も立てやすくなり、「1haの農地で、年間800万円の売上が見込めるようになった。人を雇って農地を拡大したい」と「法人化」に取り組む農家もいます。そして、売れる目途が立つことで、耕作放棄地も減ってくるのではないかと実感している所です。

この5年間で、契約農家は30名以上増えました。農業を中山間地域の『新産業』にしていくには、新規顧客開拓や販路開拓、そして、他県にも水平展開していく必要があります。

そのためのアイデアはありますが、形(事業)にする仲間が足りていません。
是非、皆さんの力を貸してもらえたら嬉しいです。

募集要項

募集対象	社会人
期間	長期（3ヶ月以上）
テーマ	地域農林水産・6次産業
職種	営業マーケティング・広報
活動支援金	あり
活動内容	皆さんの強みやチャレンジしたいことを踏まえて、以下の①～③から選び、エントリーください〔詳細や質疑は、オンライン説明会にて〕。 ①果物販売(EC)の新規顧客の獲得 リピーターの方による購入が多く、新規顧客を獲得したいと考えています。また、Googleアナリティクスの確認にとどまっており、分析や改善ということができていません。Instagramも投稿はしていますが、まだ成果につながっている状況ではありません。 ②県内の企業提携による販路開拓〔例.ディーラー、住宅、ホテル〕 例えば、県内ディーラー、ハウスメーカーと提携して、定期イベントでの野菜販売。県内ホテルと提携して、宿泊者(インバウンド)向けのサブスクリプションサービスの具体化と推進等。 ③地方創生事業化〔他地域展開〕 他地域展開は、2020年以前を中心に、国の委託事業や大手企業からの声かけにより、西日本を中心にノウハウ移転に取り組んできました。ただ、「自社事業で稼いでこそ」と、ここ数年は、行政の受託事業を受けず、自社事業の拡大に注力してきました。 a.大手企業提携…例)互いの資源と強みを活かした農業支援 →今まで/現在進行中の案件もあります b.出資を仰いでの展開…VCなどから出資を仰いでの展開 c.行政・自治体提携…中山間地域の自治体の事業としての実施 Step0.オンライン説明会 「選考方法」欄に記載の公開資料や弊社WEBを見て、参加いただき、質疑応答の中で、本プロジェクトについての理解を深めていただき、ご自身の強みやチャレンジしたいテーマを選び、取り組みたいことやスケジュール感を記載し、エントリーください。 また弊社社名でWEBやYouTubeを検索いただくと、弊社に関する様々な情報がございます。よければ事前に参照いただけますと幸いです。 Step0.(8月中旬)会社と現地見学 本社・出荷場や野菜を卸している地場の量販店やコンビニの「漂流岡山」コーナーの見学。契約している若手農家の話を聞いてもらうことを予定しています。 8月中旬が会社で最も忙しい時期となり、この時期を見てもらいたいという意図があります。 Step1:9月〜(キックオフ) オンライン面談(選考)でお話いただいたプランとスケジュールの具体化や相談 ↓ プロジェクトの方向性の決定 Step2:プロジェクト推進 例) ②販路開拓…例 ホテル関係者に提案 ③水平展開…例 大手企業に提案 ※役割分担※〔例えば〕 ②販路開拓…兼業者…事業プラン/営業資料作成/営業アプローチ オンライン営業 社長… 対面営業 Step3:プロジェクト期間(1年間)の終了 引き続き関わる、社内に引き継ぐ等、①～③のテーマで異なると思います。相談して、決めていきましょう。 ※プロジェクトは上記の通りを現時点では想定していますが、進展状況に応じて、相談しながら実施できればと考えています
期待する成果	①～③で掲げたアイデア/課題解決を具体的に形と成果につなげること。その為に、手と頭を動かしてくださる方を募集します(③の場合は、1年間での成果は難しいとは思います)。
得られる経験	・地方創生を担う当事者としての経験 ・地方創生で実績ある企業の資源や可能性と自分の強みを活かしたチャレンジ ・全国的に注目される地域企業をさらに成長させる経験
対象となる人	・農業の新産業化に向けて、チャレンジしたい方 ・チームで協調しながらも、自律的に動くことができる方 (兼業者が2名の場合、担当外の事項でも協力・協調できる方) ・コンサル/アドバイザーではなく、手と頭を動かし、主体的に推進できる方 スキル/経験について ①の場合…BtoC向けのWEBマーケティングの経験や実績 ②の場合…BtoB向けの提案営業経験 ③の場合…大手企業・自治体提携や出資獲得などの経験
活動条件	形態:社会人インターン(業務委託) 想定時間数:週1～2日程度 期間2025年9月～1年間(その後は要相談) 活動:1カ月目は毎週定例の打ち合わせ。プロジェクトの方向性が決まってからは、必要に応じて1～2週間毎の定期打ち合わせ。8月中旬は、現地(岡山県)にて顔合わせや見学(交通費・宿泊費支給)。 活動支援金:月額5万円(税別)+成功報酬(例.③水平展開の場合だと、VCから調達した金額の1%など、皆さんからの提案もお待ちしています)
活動場所	基本はオンライン(定期打ち合わせ)、現地訪問(8月中旬) ※社内ではLINEを連絡ツールで使っています
事前課題	◆スケジュール 【0】オンライン説明会 ※7/5と7/12 10時～で実施予定 【1】エントリー締切:7/12(土) 【2】書類選考:7/18(金)までに実施予定 【3】企業面接:書類選考通過後、随時〔目安:~8/2(土)〕 【4】合否通知:9/9(土)までに連絡予定 <エントリー前:会社に関する資料> 以下のURLより事前確認いただき、エントリーください https://x.gd/WJOrU <オンライン説明会> エントリー時に、参加のオンライン説明会日時をお知らせください <書類選考について>プロフィール情報の内容(経歴、スキル、経験等)、志望動機や取り組みたいこと/スケジュールを元に、書類選考をさせていただきます(説明会後の修正歓迎です) ※オンライン説明会実施は、会社やエントリー状況により、変更の可能性がございます ※エントリー状況で、選考方法や要する期間が変わる可能性があります

私たちはこんなチームです!

中山間地域の農業を『新産業』へ

▼ビジョン
中山間地域に「新産業」としての農業を定着させて、自社のビジネスも成長させる
「ふつう農業」ふつうに農業で生活できる、を実現させる
人がやらないビジネスを切り拓く

▼漂流スピリッツ
岡山のことをしっかりやりたい!既成概念にとらわれず、自由にやる。新しい価値をつくる。

受け入れ企業からのメッセージ

阿部憲三／阿部憲三

多くの移住した若手農家に頼ってもらうと同時に、うちはまだまだやれることがあると思っています。アイデアや流通ノウハウはありますが、掲げた課題に取り組む仲間が足りません。一緒にチャレンジしていきましょう!

[プロフィール]
1967年岡山県生まれ。生活協同組合 おかやまコープを退職後、1998年 4月インドネシア バリ島へ移住。インターネット販売の可能性に気づき、アジア雑貨の通信販売を手掛ける。その後、帰国し、2001年5月1日に有限会社漂流岡山を設立。

岡山生まれ、岡山育ち。岡山のことが好きで、岡山と言えばと、岡山県産の桃などのインターネット販売(「岡山果物カタログ」)からスタートし、移住し就農する若手生産者が販路に困っていることから、野菜の量販店での販売もスタート(県レベルのローカルな中規模の流通を構築)。

「クローズアップ現代」等各種メディアや政府の地方創生に関わる資料等で取り上げられるとともに、経済産業省「地域中核企業ローカルイノベーション⽀援事業」等を受託し、西日本を中心とした他地域展開も進めてきた。

コーディネーターからのメッセージ

藤井 智晴(NPOエリアイノベーション)

生産者の方が安心して生産できるよう、リスクも取り、しっかり売る。だからこそ、中山間地域の新産業化に貢献されています。また、本社・集荷場の階段を上ると、代表阿部さん曰く「昭和の市営住宅」という古民家的デザインの事務所があり、打ち合わせスペースの棚には阿部さんの趣味のスペースがあり、昭和40～50年代のコミックやプラモデルが並びます。

阿部さんは、普段から冗談も多く、ユニークな方ですが、事務所のデザイン・内装・家具も凝ったものです。私自身、出会って10数年ですが、このセンス・ユニークさがある阿部さんと仕事をするのも楽しいポイントの一つかと思います。

また、会社においては、量販店・出荷・流通・WEBデザイン・総務と担当が分かれ、スタッフの皆さんがプロ意識を持たれ、自律的に働く風土を感じます。

自律的な任される環境で、プロとして、漂流岡山の一員としてチャレンジしませんか?