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島根県

写真が語る「まちの記憶」地域の誇りを未来に届けるインターンシップ!

久野地区振興会

地域で働き暮らしキャリアを育む、まちまるごとインターンシップ!

このインターンシップは、日本の25年先をいく課題解決先進地である雲南市を舞台に、受け入れ先で働く体験をすると同時に、雲南での暮らしも体験する「雲南コミュニティキャンパス」プログラムの一つです。

このプロジェクトについて

■インターンシップの概要
今回の受け入れ先となる久野地区振興会は、486名の地区住民を中心として地区イベント・防災・環境整備・見守り・子育て支援など、地域の課題や暮らしに関わる活動に取り組んでいます。本プロジェクトでは、島根県雲南市の久野地区に残された「地区の記憶」となる写真の数々をデータベース化して未来へ繋いでいただきます。

■プロジェクトの背景と詳細
今回のプロジェクトの内容は、閉校後の久野小学校に残された写真がきっかけで生まれました。久野小学校は平成26年に閉校しましたが、地域の思い出が詰まった大切な場所として、その後も地域活動の拠点として活用されてきました。令和6年に解体されることとなり、最後に開催した「お別れイベント」には、地域住民だけでなく地区を離れた卒業生や先生たちも集まり、校舎との別れを惜しみながら思い出話に花を咲かせました。そして小学校から出てきたたくさんの写真――。それは、久野の子どもたちの笑顔、地域の行事、ありし日の風景など、時を超えて語りかけてくる「地区の記憶」です。
さらに、久野地区交流センターの書庫や地域の家庭の蔵の中にも、久野の歴史を物語る貴重な写真や資料が多く残されています。
今回のインターンシップでは、小学校に残された写真を中心にデータベース化し、活用方法を提案していただきます。また、このデータベースが地区住民の誇りとなっていくために、写真と一緒に資料もデータベース化する場合、どのようなことが実現可能になるかも合わせて検討・提案していただきます。
記録を残す先にあるのは、地域の文化や想いを“未来の誰か”と共有すること。写真一枚にも物語があります。地区住民と対話を重ねながら、あなたの視点で地域の歴史と向き合ってみませんか?あなたの感性と発想力が、久野の未来を形づくるきっかけとなります。

募集要項

募集対象 大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 地域まちづくり
職種 エンジニア・プログラマーリサーチ・コンサルティング
活動支援金 あり
活動内容 <STEP1>地域理解
・久野地区振興会の事業内容について知る
・地区イベントへの参加を通して、住民との交流を深め地区に対して理解を深める
・久野地区振興会職員と対話をし、今回のプロジェクトへの想いに理解を深める

<STEP2>実践
・小学校に残された写真をスキャンしデータ化する
・データのまとめ方を検討し、受け入れ担当者に相談する
・データをまとめる

<STEP3>データ活用提案
・まとめたデータの活用方法について提案をする
・久野地区にまつわる歴史や文化的資料など、どのような資料をデータベース化すると、どのようなことが実現可能になるかを検討、提案する

<STEP4>振り返り
・提案内容に対して、久野地区振興会や地区住民の反応をまとめる。

本インターンシップでは、下記内容に取り組んでいただきます。
記載のステップはあくまでも仮となりますので、実際に現場に入って変更が生じる可能性もあります。
期待する成果 ・小学校に残された写真をスキャンしデータにまとめる
・データの具体的な活用方法を提案する
得られる経験 ・地域住民との交流を通して地域資源を肌で感じる経験
・地域を住民主体で運営する”地域自主組織”という考え方に触れる経験
対象となる人 ・地域づくりに関心がある
活動条件 <期間>
令和7年8月〜9月までの1ヶ月程度(期間・日程共に相談可)

<活動頻度>
4〜5日程度/週
※事業所により異なりますので、詳細はコーディネーターにお問い合わせいただくか説明会等へご参加ください。

<活動支援金>
月額100,000円程度(活動日数に応じて1日あたり5,000円支給)

<滞在費>
滞在拠点が必要な場合のみ、滞在日数に応じて滞在費を一部助成(30,000円上限/月)
※雲南市入り(初日)から雲南市を出発する日までの滞在日数分

<交通費>
【市外交通費(現住所⇄雲南市の移動)】
片道60キロ以上の中国圏内に現住所がある場合は、一律10,000円
四国/九州/近畿/中部に現住所がある場合は、一律20,000円
上記以外の遠方に現住所がある場合は、一律40,000円
【市内交通費(滞在場所⇄活動場所】
500円/1日(上限10,000円/月)
活動日に応じて交通費を支給

<活動期間の支援体制>
・研修を月1.2回程度、面談を週1程度実施いたします。
・参加学生と受け入れ先の雇用契約は存在しないものとします。
※参加学生は、インターンシップ開始までに、インターンシップ活動が適用になる保険(損害賠償保険、傷害保険)への加入をお願いします。

<活動報告>
・活動日報の提出
・活動報告会への参加(9/19を予定)

<その他>
こちらのプロジェクトは雲南市の地域おこし協力隊インターン制度を利用しています。
活動場所 久野交流センター(〒699-1211 島根県雲南市大東町上久野30-4)

私たちはこんなチームです!

まちの記憶をつなぐプロジェクト、あなたの企画力で動き出す。

雲南市にある久野(くの)地区は、古くから「久野谷三里(くのだにさんり)」と呼ばれてきた地域で、現在の人口は486人。高齢化率は50%を超えています。
そんな中、地域の未来を支えているのが「久野地区振興会」です。この振興会は、雲南市が推進する「地域自主組織」のひとつとして、久野交流センターを拠点に活動しています。キャッチフレーズは、『笑顔でつくるふるさと久野』。住民一人ひとりが主役となり、笑顔あふれるまちづくりに日々取り組んでいます。
久野交流センターには、看護師、銀行員、JA職員、公務員、プログラマーなど、さまざまな経歴を持つ職員が在籍しており、それぞれの経験を活かして地域活動を支えています。センターは、地域の拠点として多くの人が訪れる場であり、事務所内は明るく、楽しく働ける雰囲気に包まれています。

受け入れ企業からのメッセージ

集落支援員/長妻美保子

昨年解体された小学校には、かつてそこにあった風景、人びとの暮らし、さまざまな出来事がありました。小学校の卒業生の多くは、地元を離れ、地元に残っていても、校舎がなくなったことから、かつての学び舎の姿が人々の記憶から消えていってしまうことが想像されます。
実は、地域の中には、記録されずに消えていこうとしている「大切な記憶」がたくさん眠っています。
記憶を持った人たちが生きている今、そして小学校が解体されて間もない今だからこそ、地域の歴史や文化、これまでの日々の営みを「掘り起こし」「つなぎ」「残す」プロジェクトを進めないといけません。
この活動を本当に動かしていくのは、現場で考え、動く人の力です。
今回のインターンでは、単に記録を残すのみではなく、地域の人たちと関わりながら、この地域の人を知り、そしてこのプロジェクトを企画・設計・実行するチームの一員として、リアルに動いていただきます。
・どんなテーマで記録をまとめるのか?
・誰に話を聞くべきか?
・どうすれば多くの人に関心を持ってもらえるか?
——そういった問いに向き合いながら、あなたの視点とアイデアで、地域の未来に残る価値を形にしていきませんか。
ゼミや講義では味わえない、「地域を動かす体験」がここにあります。
あなたの一歩が、まちの記憶を未来へとつなぐ、はじまりです。

団体概要

設立 平成16年 (2004年)
代表者名 落合孝司
従業員数 9
WEB https://kuno.my.canva.site/index
住所 島根県雲南市大東町上久野30-4