石川県
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祭り好き集まれ! 震災を経た集落の祭礼を次世代へ。若者の感性と現場調査から「持続可能な祭りの継承モデル」を地域と共に描き出す1ヶ月インターン
▶一般社団法人 能登町定住促進協議会
祭りを思いっきり楽しみながら、祭りの未来を描くインターン!
石川県能登町の震災被害を受けた集落で、祭礼の存続に挑むプロジェクト。過去の外部連携事例の調査や祭りの運営支援を通じて、若者の視点から課題を分析し、持続可能な継承モデルを地域と共に構築します。
このプロジェクトについて
■ 暮らしのなかに「祭り」が息づく町、能登町
石川県能登半島の北東部に位置する能登町(のとちょう)は、豊かな宇出津港の海の幸と、奥能登の深い山々に囲まれた、自然の恵み豊かな町です。この町を語る上で欠かせないのが、年間を通じて各集落で行われる「祭り」の存在です。
能登町には、巨大な奉燈(キリコ)が乱舞する勇壮な祭りから、各戸の座敷で神を祀る静かな祭礼まで、多様な文化が残っています。地域の人々にとって祭りは、単なるイベントではなく、一年の暦を刻む節目であり、日々の暮らしの拠り所となってきました。
■ 地震が加速させた「祭りの存続」という危機
しかし、令和6年能登半島地震は、この伝統に大きな影を落としています。
度重なる家屋の倒壊や、それに伴う若年層・子育て世代の二次避難、人口流出。震災前から課題であった高齢化と人口減少が、地震によって一気に加速しました。多くの集落で「これまで通りに神輿を担げるのか」「準備をする人手が足りない」といった、祭りの存続そのものを危ぶむ声が上がっています。
■ 集落の存続に、なぜ「祭り」が必要なのか
それでも、私たちは祭りの継続を諦めていません。
集落にとって祭礼とは、地元に残る人、町を離れた人、そして外部から訪れる人が一堂に会し、地域が最も活気づく瞬間です。これまで祭りは、世代を超えた交流を促し、地域の結束を強める「装置」としての役割を果たしてきました。
祭りが消えることは、単に行事がなくなることではなく、地域を支えてきたコミュニティの連帯が失われ、集落の存続が困難になることを意味しています。
■ 祭りの存続に「若者」の力を必要とするワケ
祭りの継続には、物理的な「担ぎ手」としての力はもちろんですが、それ以上に「若者の視点」が必要です。
外部から来た学生が、慣れない手つきでも一生懸命に準備を手伝い、地域の方々と共に汗を流す。そのプロセスそのものが、困難な状況にある地域の大人たちにとって「自分たちの文化には価値があるんだ」と再認識するきっかけや、前向きな活気をもたらします。
また、しがらみのない若者だからこそ、「そもそもなぜこの形なのか?」「何が負担になっているのか?」という素朴な疑問を投げかけ、これまでの慣習を現代に合った形へアップデートするヒントを見つけられると考えています。
■ このプロジェクトが目指すもの ※当日の状況や集落の状況によって役割が変わることがあります。
今回のインターンでは、能登町の様々な集落に出向き、祭りの準備・本番・片付けまでを一気通貫で経験します。その中で、以下のミッションに取り組んでいただきます。
祭礼運営の伴走: 祭礼の準備、当日の運営などバックアップ的な動きだけでなく、実際に神輿の担ぎ手として祭りに参加してもらいます。
現状のヒアリング調査: 準備から片付けまでのプロセスを記録し、「人・モノ・金」の観点から、何が不足しているのか、何があれば維持可能なのかを整理します。
継続支援の仮説立案: 調査に基づき、学生や外部の人間が今後どのように祭礼に関われば、無理なく文化を次世代へ繋いでいけるか、具体的な支援のあり方を提案します。
祭りや文化、地域の方々とのコミュニケーションに関心のある方にとっては、深い学びにも思い出にもなるプロジェクトだと思います。
ぜひ、混沌としているけど面白い、そんな能登の祭礼文化に飛び込んでみませんか?
募集要項
| 募集対象 | 大学生 |
|---|---|
| 期間 | 短期(3週間〜2ヶ月) |
| テーマ | まちづくり文化・伝統産業 |
| 職種 | リサーチ・コンサルティング |
| 活動支援金 | なし |
| 活動内容 |
【STEP1】(1週目)|集落への合流と過去の連携事例の調査 ■祭礼の準備参加と成功事例のヒアリング 集落での生活をスタートさせ、まずは祭礼の準備(会場設営や道具の整備)を地域の方々と共に行い、信頼関係を築きます。並行して、過去に外部人材(ボランティアや他地域の助っ人など)を受け入れた際、「どの工程で連携がうまくいったか」「外部の力がどう活かされたか」を、祭礼の責任者や事務局から聞き取ります。これにより、外部人材が地域に入ることのメリットと、現状の課題を早期に把握します。 【STEP2】(2週目)|現場への適用とアクションプランの作成 ■ヒアリングに基づいた関わり方の設計 1週目の聞き取りをもとに、今回の祭礼本番において自分たちがどのような立ち回りをすべきか、具体的なアクションプランを立てます。「人手が足りないが、外部の人が入ることで円滑になる工程」を特定し、地域の方々と役割分担を調整します。また、学生ならではの視点で、SNS等を通じた情報発信や、外部の若者が参加しやすい環境づくりについても検討し、本番に向けたシミュレーションを行います。 【STEP3】(3週目)|祭礼本番への参加と連携の実践 ■「外部人材」としての役割遂行と現場観察 祭礼の本番において、立てたプランに基づき運営に深く携わります。自ら神輿や奉燈(キリコ)の巡行を支え、現場が活気づくよう動くと同時に、1週目に立てた「連携の仮説」が現場でどう機能したかをリアルタイムで観察します。震災を経て変化した祭りの形態に対し、若者の参加が地域の方々の心理面や運営面にどのような影響を与えたかを、肌で感じながら記録します。 【STEP4】(4週目)|「祭礼継続支援」のモデル構築と引継ぎ ■持続可能な協力体制の提案 本番での経験を振り返り、人・モノ・金の不足を補うための「祭礼継続支援モデル」をレポートにまとめます。特に、外部の若者が無理なく、かつ継続的に関わり続けるためのポイント(募集方法や当日の受け入れ態勢など)を整理します。この成果を集落のリーダーへ共有し、次回の祭りや今後のインターン生がより効果的に地域と連携できるよう、具体的なマニュアルとしてスタッフに引き継ぎます。 |
| 期待する成果 |
・インターン生と地域住民の間に「また来たい」「また来てね」という信頼関係が生まれていること。 ・一人でも多くの住民が、祭りの未来について建設的に考えられるようになっていること。 |
| 得られる経験 |
・「震災後の地域存続」という正解のない問いに向き合う経験 ・外部人材と地域の「最適な連携」を設計する調査・分析スキル ・世代や立場を超えた多角的なコミュニケーション能力 ・現場の違和感を言語化し、施策へと落とし込む「仮説検証」の力 ・伝統文化を現代の文脈でアップデートする視点 |
| 対象となる人 |
募集人数:3人(高校生の参加不可) ・現場の「事実」から課題を捉えようとする方 ・多様な価値観を持つ人々と、粘り強く対話ができる方 ・伝統を「守る」だけでなく「持続させる」仕組みに関心がある方 ・正解のない状況を楽しみ、試行錯誤できる方 ・祭りや文化に関心のある方 ・男女不問 |
| 活動条件 |
参加型:住み込み(集落の古民家) 活動期間:8月17日~9月10日 ※前後に延びる分にはOK! 活動時間:日の出から日の入りまで。おおよそ日中。特に時間指定無し 交通費:自己負担(県外の学生は、石川県の助成あり。詳しくはご相談ください◎) 宿泊費:無料 ※食費やそのほかの費用はなどは基本自己負担となりますが、野菜を収穫するなどの自己調達やお裾分けなどの提供もあります。海も近いため、アカイカや魚などの釣りも可能です。 |
活動場所 | 活動場所:能登町の集落 |
私たちはこんなチームです!


来てもいい、通ってもいい。関わることで、集落は強くなる。
能登町定住促進協議会は、石川県能登町において移住・定住の促進、関係人口・交流人口の創出を通じて、地域の活性化と持続可能な集落づくりを推進する一般社団法人です。町内各地で人口減少や高齢化が進むなか、地域内外の多様な人々の関わりを支える仕組みづくりを行っています。令和6年の能登半島地震および大水害以降は、特に被災集落の復旧・復興支援に注力し、地域住民と外部人材が協働しながら新たな暮らしの再建とコミュニティの再生を支援しています。行政や企業、大学とも連携しながら、関係人口による「賑やかな過疎」の実現を目指しています。
受け入れ企業からのメッセージ
専務理事/移住コーディネーター/森進之介

今、地域で一番求められているのは、「何ができるか」よりも、「また来てくれたね」という関係です。
令和6年の地震と水害で、能登の多くの集落は傷つきました。
復旧が進まない場所も多く、先の見えない日々に心が折れそうになることもあります。
けれど、そんな中で、何よりも地域の人たちの心を支えているのは――初めて来た人が、もう一度戻ってきてくれることなんです。
「また来てくれた」
このたった一言が、地域にとってどれだけの励ましになるか。
皆さんに、特別なスキルや体力はいりません。
笑ってくれること、話を聞いてくれること、一緒にご飯を食べてくれること――それだけで、地域の空気は変わります。
「関係人口」なんて難しい言葉にしなくても、ただ関わってくれる人の存在が、集落の希望になります。
だから、どうか気軽に、そして気長に。
一度来てくれたら、きっと「また来たい」と思える何かに出会えるはずです。
能登でお会いできるのを心から楽しみにしています。
[プロフィール]
石川県金沢市出身。民間企業や起業などさまざまな職業を経験した後、2015年、家族とともに石川県能登町に移住。移住を検討していた当時、地域から「移住コーディネーター」の仕事を紹介されたことをきっかけに、地域と人をつなぐ役割を担うようになりました。現在は、能登町定住促進協議会の専務理事として、町内の集落支援や移住・定住、関係人口の受け入れ体制づくりを進めています。令和6年の能登半島地震では、自宅を失い、家族にも大きな影響がありましたが、地域の方々とともに再建に向けて歩んでいます。「また来てくれた」と言ってもらえる関係を大切に、外の人と地域の未来をつなぐ活動を続けています。
団体概要
| 設立 | 2015/04/01 |
| 代表者名 | 理事長 田代信夫 |
| 従業員数 | 7名 |
| WEB | https://nototown.jp |
| 住所 | 石川県鳳珠郡能登町宇出津ト字29-2 コンセールのと1F(仮事務所) |
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