「コロナ禍の今だからこそ」のマーケティング戦略を作りだせ!

2020年4月いわき駅前にオープンしたゲストハウス「FARO」。コロナ後を見据え、ターゲット層(都市部の若者)にリサーチし、「FARO」に予約をいれるまでのマーケティング戦略を立案・実行して下さい。

このプロジェクトについて

「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」と言うプロジェクトは今から6年前ほど前に生まれました。
きっかけはいわき市内の「小名浜(おなはま)」という地域で持ち上がった大型ショッピングモールの建設計画でした。「このままでは駅前商店街が死んでしまう」と、様々な可能性を模索し、2016年には、とりあえず一人でプロジェクトスタートを宣言。
そこからは手探りでしたが、徐々に仲間も増え、商店会にも少しずつ理解が深まりました。イベント企画やワークショップ、クラウドファンディングなど、さまざまな施策を実行していく中でたくさんの人に関わっていただき、背中を押して頂き、2019年10月からビルのリノベーションに着工、2020年2月下旬に竣工しました。
3月からいよいよオープン準備に入り、スタッフ採用のための面接をしようと準備していたタイミングでしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、状況を鑑みて宿泊事業の延期を決めました。現在は1階のラウンジにてカフェなどの飲食やテイクアウトを行っています。
国内の移動が自由になるのに合わせ、宿泊事業も受け入れ人数を制限して開始していく予定です。

募集要項

募集対象	大学生
期間	短期（3週間〜2ヶ月）
テーマ	地域まちづくり
職種	マーケティング・広報リサーチ・コンサルティング
活動支援金	あり
活動内容	【1】いわき市について知ってください。本来は現地にてご案内したいのですが、今回は移動が限定される環境で宿泊客を呼び込むためのマーケティング戦略なので、ちょうどいいかも知れません。オンラインで調べられる範囲で「いわき市」「浜通り」「福島」についてリサーチして、あなたのいる場所から見える「いわき」をレポートしてください。 【2】GuestHouse & Lounge FAROについて、オンラインでリサーチしてください。特に「コロナ禍」の中、様々な情報発信を模索しています。そんな声があなたにどれくらい届いているか、どう感じたか、どうすれば、より良い発信になるか。キャッシュポイントは作れるか、などをレポートしてください。 【3】ゲストハウスのターゲットである東京など大都市に住む同世代の若者にリサーチしてください。彼らが行きたくなる地方都市の街なかゲストハウスとは、どんなものですか? 【4】これまでのリサーチで得られた情報から「都市部に住む若者がいわき駅前のゲストハウスに興味を持ち、予約を入れるまでのマーケティング」を作り出して下さい。 【5】立案した戦略を実行して下さい。実行した戦略の効果を振り返り、次への課題、修正点などまとめて下さい。
期待する成果	ゲストハウスのメインターゲットである若者(大学生)視点からのマーケティング戦略の提案
得られる経験	・地方都市でのまちづくりの現状理解 ・「FARO」が出来るまでの、ゲストハウスプロジェクト全貌の追体験 ・地方で活躍するアーティストやクリエーターとの繋がり。 ・マーケティング戦略の立案経験
対象となる人	・いわきに興味がある人 ・地方に興味がある人 ・リノベーションに興味がある人 ・まちづくりに興味がある人 ・地方のクリエーターに興味がある人 ・ゲストハウスに興味がある人 ・オンラインでのリサーチ手法に興味がある人 ・マーケティング戦略を考えたい人
活動条件	【活動期間】2020年8月3日～9月30日 【活動頻度】週5日、1日4時間程度(20時間/週)その他、業務時間外に研修があります 【参加条件】自分用PCがあること、自宅にネット環境が整っていること 【活動支援金】このプロジェクトの参加者には活動支援金20,000円が支給されます。 ※活動支援金は「いわきアカデミア協議会」から提供されます。 【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】 「復興・創生インターン」に関するご質問・ご相談・事務手続きなどは、統括事務局の株式会社パソナ(担当:高橋 連絡先:03-6262-6340)、このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人TATAKIAGE Japan(担当:小野寺・森・菊池 連絡先:info@tatakiage.jp)までお問い合わせください。
活動場所	自宅を基本としたオンラインでのインターンシップとなります。(新型コロナウイルスの収束状況に応じて滞在型の地域活動となる可能性有り。詳細はエントリー時に説明)
事前課題	Guesthouse & Lounge FARO iwakiを作るまでの過程や、オープン後の状況について、SNSやWebページ、動画、ネットショップ、noteなど様々な媒体で発信をしてきました。その発信が、ターゲット層(あなた)にどのように届いているか(いないのか)、発信の内容についてどう感じるのか、リサーチしてレポートしてください。

私たちはこんなチームです!

あなたの、その次を照らす宿

(株)やまとはいわき駅前商店街の一角に店舗を構えて私で3代目になります。以前は1、2階が店舗で、呉服屋、洋服屋、舶来雑貨、子供服、アレンジメントフラワーなど物販業を営んできました。2004年に帰郷し、3階の倉庫兼事務所だった場所をリノベーションし、イタリアンバール「スタンツァ」をオープンして現在に至ります。震災原発事故後は、地元の生産者さんたちと出会い、畑など生産現場を回り、安心安全は最低条件として、味品質も納得できる食材だけを使用したイタリアンを目指しています。近年では、同じ志を持ったシェフや生産者さんたちとタックを組み、食のイベントを積極的に開催。他にも、アート、音楽、演劇などのイベントも開催。店名の「スタンツァ」イタリア語で「～の間(部屋)」と言う意味の通り、多くの人たちと食を中心とした文化を共有できる場所としてありたいと考えています。今後1,2階の改装にあたって、当初はテナントに入って頂くことも考えたのですが、チェーン店やフランチャイズが増加している駅前商店街に、違う風を吹かせたいと「ゲストハウス」開業を目指すことにしました。そして4年前プロジェクトを立ち上げ、この春「GuestHouse & Lounge FARO」を開業しました。コロナ禍のため、宿泊事業は自粛～縮小での運営を余儀なくされていますが、今出来ること、今しか出来ないことを探しながら、場の維持を模索中です。

受け入れ企業からのメッセージ

GuestHouse & Lounge FARO代表、La Stanza店長／北林由布子

一人でも本気で「変えたい!」と思って、リスクを背負って行動したら、仲間や応援してくれる人がたくさん現れて、形になっていく。「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」と言うプロジェクトはまさにそんな出来事でした。「GuestHouse & Lounge FARO」という形となってそれが始まろうとした矢先のコロナ禍でした。

ゲストハウスは、たくさんの出会いと化学反応の場所です。そのため、シェアする出来事や場所が多く、ウイルスの感染拡大に貢献してしまう可能性が高いと考えられます。この状況が長く続くことが分かっている中、ゲストハウスの必要性も含めて新たに考え直しをさせられました。でも、やはり、リアルな場のコミュニケーションを大切にしたい。それが少し先になっても。今はマスク越しでも。

今は、今しか出来ないことをポジティブに模索しながら、皆さんと会える日までこの場所を守ることに全力を尽くすことにしました。ネットショップを始めたり、動画配信やnoteも始めました。今回のインターンもそうです。今しか出来ないオンラインでのインターンシップ。是非「FARO」の広報部になってください。そしてインターンシップが終わったら、みなさん自身もFAROに来たくて仕方がない状態になってくれたら最高だな、と思いつついわき駅前でお待ちしています。

[プロフィール]
イタリアンバールLa Stanza(スタンツァ)オーナーシェフ。平駅前育ち。高校卒業後上京。2004年帰郷し「スタンツァ」開店。震災原発事故を経験し、顔の見える生産者から安全で極上の食材を直接入手するスタイルになり、定休日を増やし、主に有機栽培の畑に通う。100%いわき産のイタリアンをめざし、高級ではないけど、ここでしか食べられない料理を提供。F’sKitchen理事。いわき夢ワインを育てる会理事。三町目ジャンボリー実行委員。2016年から「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」と言うプロジェクトを立ち上げ、2020年4月「GuestHouse & Lounge FARO」を開業。