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インターンシップを探す【あなたの探求と発信が、漁業の未来をつくる】「渡波赤貝漁業部って何者?」を社会に発信するメディアプロジェクト


宮城県

【あなたの探求と発信が、漁業の未来をつくる】「渡波赤貝漁業部って何者?」を社会に発信するメディアプロジェクト

渡波赤貝漁業部

持続可能な漁業の実現にむけて。現場と社会をメディアでつなげる。

宮城県石巻市渡波の赤貝漁師たちは、震災後に持続可能な漁業を目指して挑戦を重ねてきました。今、彼らは新たな課題に直面しています。知恵や歩みを伝え、社会との接点を再構築する自己紹介メディアを制作します。

このプロジェクトについて

【プロジェクト概要】
渡波赤貝漁業部とは?
渡波赤貝漁業部は、宮城県石巻市・渡波周辺を拠点に、赤貝漁を担う漁業者たちで構成された組織です。全国的にも数少ない「貝桁(かいけた)漁」という伝統的な漁法を守りながら、持続可能な赤貝資源の活用と保全を目指して活動しています。
この地域の赤貝漁は、震災以前から環境変化や後継者不足の影響を受け、縮小傾向にありました。東日本大震災では漁場も施設も壊滅的な打撃を受けましたが、漁師たちは瓦礫を片付け、再び海に出ることを諦めませんでした。

【海へ戻るだけじゃない。資源を守る漁業への転換】
渡波赤貝漁業部は、単なる復旧にとどまらず、「資源を守る漁業」への転換に踏み出しました。漁獲量の事前設定や再放流ルールの導入、リーダー船による操業指示など、資源管理型の漁業を推進。さらに、放射線検査の徹底により、安全・安心な赤貝の出荷体制も確立しています。
これらの取り組みを基盤に、宮城県や東北大学等の研究機関とも連携して「渡波赤貝」という地域ブランドの構築にも挑戦してきました。環境と調和した持続可能な水産業の在り方を模索しながら、地域の漁業の未来を切り拓こうとしています。

【変わりゆく海の異変と向き合う】
今、石巻の海では新たな異変が起きています。本来は赤いはずの赤貝が黒く変色したり、稚貝を捕食するヒトデの増加といった問題があります。その背景には、赤貝の天敵、生育条件、繁殖環境といった生物学的な側面への理解がまだ十分に進んでいないことが挙げられます。
赤貝やその周辺の生態系についての知見が浅い現状では、資源への影響や、将来的な枯渇リスクも見過ごせません。こうした状況のなかで、赤貝資源を長期的に守っていくためには、これまで漁師たちが積み重ねてきた現場の取り組みに加え、科学的な調査や、外部の研究機関との連携が不可欠です。
そうした課題意識を持って、地域の漁師たちは今、持続可能な赤貝漁業の実現に向けて動き出しています。

【渡波赤貝漁業部って何者?を伝えるメディアづくり】
渡波赤貝漁業部がこれまで積み重ねてきた活動や知見、そして現在直面している課題を、外部の人達にも分かりやすく伝えるための発信媒体を制作することです。
現在もネット上には、渡波赤貝漁業部の歴史や資源管理の取り組み、直面している課題などをまとめた資料が存在しています。しかし、行政むけの報告書で情報量も多いため、初めて関わる研究者や支援機関にとっては全体像を掴みにくい状態です。その結果、協業や支援の相談においても「前提となる情報がうまく伝わらない」という壁が生まれています。
こうした状況を改善するため、インターン生には、渡波赤貝漁業部の基本情報や過去の取り組み、現在の課題、将来的な展望を整理し、誰でも短時間で理解できるような発信媒体を1つ形にしていただきます。媒体の形式はnoteでも、専用Webページでも構いません。重要なのは「URLひとつで送れて、団体の全体像が伝わる」こと。将来的には、その媒体が、研究機関や自治体、企業などに協業や資源管理の相談を持ちかける際の「自己紹介資料」として使用されます。
発信内容の中では、赤貝の変色やヒトデの問題といった現状の生態系課題も扱います。漁師だけでは解決できない課題を、社会に共有し、外部とのつながりを生み出すための“はじめの一歩”となる情報発信を形にするプロジェクトです。

水産に詳しくなくても大丈夫!!
赤貝の生態や水産資源に関する基礎知識がある方はもちろん歓迎ですが、専門的な知識は問いません。それ以上に大切なのは複雑な情報を整理し、誰にでも伝わる形にまとめる力、人の話を丁寧に聞き取り、背景や文脈をくみ取る力です。
「渡波赤貝漁業部って、何をやっているの?」という問いに、誰でもすぐ答えられる。そんなわかりやすい自己紹介資料を、あなたの手でつくってください!



FISHERMAN COLLEGEについて
本プロジェクトは、変革の最前線で学ぶ実践型キャンパス「FISHERMAN COLLEGE」の一環として実施しています。
プログラムの特徴
特徴① 水産業の課題をトップランナーのもとで解決!
水産加工屋のHPを作ったり、漁師さんのもとでマーケティング戦略を考えたり、石巻水産業のトップランナーと共に水産業の未来について考えます!
なぜそのプロジェクトを実施するのか?、その戦略は効果的なのか?
インターン生が課題の本質を探ります!
特徴② シェアハウスで楽しく共同生活!
夜ご飯をみんなで食べます!魚捌きを経験できるかも…!!
休みの日はみんなと一緒にお出かけしたり!日本三景の松島にも行けるかも!?
夜遅くまで焚き火をしたり、コーディネーターや仲間たちと話をすることもしばしば…
石巻に来ればあなたはもう一度石巻を訪れたくなる!
特徴③ 漁師さんの仕事を体験できる!
休みの日に漁師さんの仕事をお手伝いをして、体を動かそう!
頑張って仕事をすれば、美味しい海鮮がもらえるかも!

▼【参考記事】
https://note.com/non_oda/n/nf8d2489fef33

募集要項

募集対象 高校生大学生
期間 短期(3週間〜2ヶ月)
テーマ 農林水産・6次産業PR・メディア
職種 マーケティング・広報編集・ライティング
活動支援金 なし
活動内容 ==事前研修==
・事業プロデュース、マーケティング、水産ビジネスなどをテーマにしたオンライン講座
・過去のインターンプログラムの題材としたケーススタディグループワーク(2days)

==本プロジェクト==
渡波漁船漁業協同組合 赤貝部会が抱える課題を解決するための実践型インターンシップ(4weeks)

【1週目】<赤貝部会を知る>
・一緒に動いて赤貝部会の活動を知る
・過去の活動資料などの読み込み
・「ブランディング」「種苗生産」を共にしてきた宮城県とのヒアリング

【2週目】<情報整理・媒体の決定>
・発信媒体の方向性を検討
・コンテンツ構成案の作成

【中間研修】

【3週目】<作成>
・原稿作成
・フィードバック
・仮完成

【4週目】<公開・成果報告>
・媒体での公開
・相談先となる研究機関や専門家へ実際に問い合わせをする
・制作物の引き継ぎ資料を作成
・成果報告

==事後研修==
・チームと個人としての成果や課題をまとめ、自らの成長につなげるための研修(4days)

※参加が決定した後、事前の面談や顔合わせ等で、参加者の特技や想いと受け入れ企業の現状をすり合わせながら、実際の仕事内容、1ヶ月の流れを決めていきます。「このテーマならこんなことがしてみたい」という意見も大切にしていきたいので、ぜひお聞かせください。
期待する成果 ・noteやHPなどのWeb媒体用の発信記事
・赤貝変色に関する現場知見の整理・可視化
得られる経験 ・水産資源管理に関する現場理解とフィールドリサーチのスキル
・社会課題を「伝える」ライティング・編集スキル
・地域の産業のリアルな一面を覗くことができる
対象となる人 ひとつでも当てはまる人におすすめです!
募集人数:2人
・地域資源や一次産業に関心がある人
・行政と現場とのパイプ役になる経験をしたい人
・課題を文章で伝えることに興味がある人
・持続可能な社会や水産業に関心のある人
・デザインに興味がある人
・失敗を重ね、そこから成功へのヒントを探せる人
・この夏周囲の学生とは一味違う経験をしたい人
活動条件 参加型:住み込み
【実施時期】2025年 8月14日〜9月18日(予定)
【活動時間】8:30〜17:00 週5日程度
【宿泊】フィッシャーマン・ジャパンのシェアハウスTRITONに滞在(詳細は面接・説明会時に説明)
・エリア内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)の補助があります。
・宿泊場所は現地で準備しています。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。

※このプロジェクト・活動内容についてのご質問・ご相談は、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(担当:松本、連絡先:0225-98-7071)までお問い合わせください。
活動場所 宮城県石巻市

私たちはこんなチームです!

赤貝を、海を、資源管理で持続可能な漁業をつくる。

渡波赤貝漁業部は、宮城県石巻市・渡波周辺を拠点にして赤貝漁を担う漁業者たちの集まりです。全国でも珍しい「貝桁(かいけた)漁」を受け継ぎながら、持続可能な漁業を目指して活動しています。震災を乗り越えた今も、赤貝の変色やヒトデの増加など新たな課題に直面する中、漁獲量の調整や再放流ルールの徹底、外部研究機関との連携にも取り組んでいます。「渡波赤貝」ブランドの構築にも挑戦しながら、環境と共存する漁業のあり方を探り続けています。

受け入れ企業からのメッセージ

渡波赤貝漁業部 従業員/渡部更夢

こんにちは私たちは、宮城県石巻市・渡波周辺を拠点で代々赤貝漁を続けてきた漁師の集まりです。震災を乗り越え、ようやく漁が再開できるようになりましたが、いま海ではまた新たな課題が生まれています。赤貝の変色やヒトデの異常増加といった現象に向き合いながら、次の世代に漁業をつないでいくために、外部との連携や発信が必要になってきました。
だからこそ、「私たちは何者なのか?」「何に取り組んでいるのか?」を、わかりやすく整理して伝えることが必要です。海や漁師の世界を言葉にしてくれる人を、心から歓迎します。あなたの視点と力で、赤貝漁の未来を一緒にひらいていきましょう。

団体概要

設立 2013年
代表者名 渡波赤貝漁業部 会長/伏見誠
従業員数 5人
住所 石巻市魚町二丁目12番地3