インターンシップ情報

ペレットストーブの普及で、地域に根付いた持続可能なナリワイを創る
株式会社長谷川建設
2015/02/18 更新
ペレットストーブのユーザーインタビューを行い、地域の人に火のある暮らしの魅力を発信
日本のあちこちの山で利用価値の無い細い木が捨てられています。岩手県気仙地域でこれらを木質ペレットに加工して使いこなせば、年間8,000世帯の暖房をまかなえます。地域の木材資源を活用でき、暖房機器としての便利な操作性と炎の癒やしを併せ持つペレットストーブ。これが広がると、ペレットの製造や配達、ストーブの設置やメンテナンスなど様々な仕事ができる上に、荒廃した山の手入れも進みます。ストーブユーザーの体験談を地域へ発信し、地域への普及活動と新規顧客の開拓に貢献してもらいます。

募集要項

●特徴1:様々な新規事業へ挑戦する企業精神
 長谷川建設では「我々は震災で何を学んだのか?」という問いに対して明確に答えられる地域づくりを目指して、本業の土木・建築事業の他にペレット(地域木材)の普及やその他の新規事業に取り組み始めました。震災前の状態に戻す復旧ではなく、この地域が持つ魅力に目を向けて新しい価値を生み出し、それらを育てていくことが地域の持続、本当の復興に繋がる。そんな想いを胸に、目標に向けて地域内外を巻き込みながら、前のめりに新たな挑戦を続けていきます。
 中でもペレットストーブは、長年住宅建設に取り組んでいる我が社としては提供する家を特徴づけるのに十分な可能性を秘めています。この事業の成長が自社はもとより、林業や製材業といった地場産業の活性化に繋がります。


●特徴2:ワクワクするような紙面で地域住民の心に火を灯す
 新潟や山形など地域によっては密かなブームになりつつあるペレットストーブ。一方、本州で最も森林面積が多く林業も盛んな岩手県では、間伐材や伐採時に山に放置している細い木を有効利用するために、10年以上前に全国に先駆けてペレットストーブの普及事業に着手しました。しかし、知事の交代に伴う施策の変更で事業が道半ばで終息してしまい、「高くて、それほど温まらない」などマイナスイメージを持っている方が少なくありません。加えて被災地ともなると、人々はエネルギーや暖房の話には神経質になりがちで、災害時のことを優先して考える傾向もあります。これらの先入観や警戒心を払拭しつつ、未だペレットストーブの存在自体を知らない人たちにもその魅力を伝えるには、ストーブやペレットの価格や環境に良いこと以前に、本物の火のある暮らしの豊かさについてシンプルに伝えることが必要です。これは地域のしがらみに囚われがちな我々事業者よりも、何も知らないよそ者である学生が地域住民に聞くことでこそ、最も伝わりやすい言葉が生まれると思っています。


●特徴3:柔軟な発想と行動力で地域を支える立役者 長谷川社長
 長谷川社長は2011年の夏頃から地域の同志の方々と共に多くの大学生をインターンシップで受け入れてきました。仮設住宅のヒアリングという難しい課題に取り組む学生たちと毎日のように対話を続け、寝る間を惜しんで学生一人一人が抱える悩みと向き合いアドバイスをしてきました。当時、関わった学生たちは社会人になった今、時折社長に会いに来ては当時の話を貴重な経験だったと活き活きと語ります。「若者が活躍するにはそのための土壌を地域の大人たちが整え、見守ることが必要」と社長は考えています。
 地域の様々な経営者・リーダーたちと協力し復興の一翼を担ってきた長谷川社長は、今回のインターンを受け入れるにあたっても、多様な人が交流できる場づくりに余念がありません。

▲普及活動の一貫として、地域の催事にペレットストーブを展示し、来場者に説明している様子。いわゆる売込み営業ではなく、興味関心を示してくれる人を地道に増やし続けることが、地域の身の丈に合った普及のポイントです。

▲ペレットストーブは、写真のように煙突が簡易的で床や壁の防火工事も不要なので、薪ストーブよりも導入しやすいです。また、ペレットの自動供給機能やタイマー機能を搭載している機種がほとんどで、手間がからず現代の生活に馴染みやすい製品です。

▶期待する成果 ①ペレットストーブの魅力について、よそ者・素人目線でユーザーインタビュー
地域住民との対話を通してペレットストーブの魅力を最大限に引き出すこと
②ペレットストーブの魅力を多くの人に伝える紙面の作成
よそ者の学生であるあなた自身が感じた事・考えた事からくる想いを載せた紙面で、我々事業者にはできない魅力・価値を地域に発信すること
▶仕事内容

地域住民とあなた自身の想いが重なった 魅力溢れる紙面の制作

●STEP 1 【開始〜1週間】 通常業務を経験&インタビューアポイント
ユーザーにペレットを配達したり、新規ユーザーのストーブ設置の相談に対応したりすることを通して、ペレットストーブのある暮らしを提供することやストーブ自体の魅力に関して理解を深めていきます。また、ユーザーに対してインタビューアポイントの連絡も並行して進めていきます。

●STEP 2 【2〜3週目】 インタビュー
アポイントの取れた方から順にインタビューを実施し、ユーザからペレットストーブに関して聞いていきます。インタビューは基本的に社員の同行を想定していますが、場合によっては1人で行っていただくこともあります。インタビュー件数は最低10件を想定しています。

●STEP 3 【4〜6週目】 紙面制作&発行&設置・配布
ヒアリング内容をもとに紙面の制作を行っていきます。また、発行に向けて印刷会社さんとやりとりをすると共に、 地域のお店や施設などを回って発行物の設置を依頼します。ユーザや催事、イベントがある場合は完成した紙面を配布します。

※地域の催事やイベントがある場合はストーブの実演展示をしたり、地域で林業や製材業などを営んでいる仲間とも交流しながら、ペレットストーブへの理解と地域住民への普及活動を行っていきます。

▶得られる経験 ・取材から紙面作成までの一連の流れについて、実践的な経験を積むことができる
・未開拓分野における広報・普及活動の役割や効果について、実践的知識を得ることができる
・社員や協力会社、ストーブユーザーなど様々な人とのやりとりを通して、復興の現状について理解を深めることができる
▶対象となる人 ・地域おこしに関心があり、自分の故郷の将来についても問題意識を持っている人
・年代や業界に関わらず多様な人と交流するのが好きな人
・自分で仕入れた情報や考えたモノ、コトを発信することができる人
※木質バイオマスやエネルギーの知識は必要ありません
▶事前課題 弊社が指定する木質バイオマスに関する冊子を読んだ感想を、文字だけでなくスケッチや写真なども含めて手作りして提出してもらいます(分量に指定はありません)
▶期間 2015年2月上旬~3月中旬(1ヶ月〜1.5ヶ月間)
▶活動条件 【勤務頻度】
週5~6日

【勤務時間】
8:30~17:00(※基本はこれですが、実際は日によって様々です。)

【宿泊】
陸前高田市周辺での宿泊・滞在が必須
▶活動場所 陸前高田市内 長谷川建設の事務所
▶活動支援金 有り

受入団体紹介

土木・建築の技術を活かして、地域の気候や風土にあった安心・安全な暮らしを提供

 長谷川建設は、戦後に農業用の用水路工事からはじまり、現在は規模の大きな土木工事や一般住宅の建築も手がける地域では数少ない総合建設業者として、安心安全な暮らしを提供してきました。
 しかし、先般の東日本大震災では本社屋は全て流失し何よりも大切な社員も失ってしましました。そんな悲しみ苦しみと向き合う間も無く、復旧そして復興に向けて目の前の工事に追われる日々を送っています。ただ、このある種異常とも思える状態は今後10年もしないうちに次第に終息してゆき、その後は震災前以上に仕事が薄く厳しい状況に陥ることは目に見えています。そんな未来を冷静に見つめると、地域の内外からヒト・モノ・カネあらゆる支援が結集している今こそ地域に眠っている資源を掘り起こし、次世代へと続く仕事の種を蒔き地道に育てていくことが何よりも重要だと思うのです。
 私たちは、いわゆる建設業の枠に捉われることなく、柔軟な発想で気仙地域がほこる豊かな気候や風土に寄り添う暮らしを提供していくために、エネルギーや宿舎事業など多様な分野における挑戦を続けていきます。

▲長谷川建設の建築・土木・総務のスタッフ

株式会社長谷川建設
▶事業内容:
一般土木工事、河川工事、造成工事、トンネル工事
特殊工事(土壌菌緑化工法、MFG工法、厚層基盤材工法、種子吹付)
建築工事(公共工事、民間住宅工事、店舗工事、アパート工事)
不動産(開発分譲、仲介、管理)、一級建築士事務所、リサイクル事業、宿舎事業
木質バイオマス普及事業
▶設立:1972年2月25日
▶代表者:長谷川 順一
▶従業員数:80人
▶資本金:3100万
▶売上高:66億円(2013年度)
▶HP:http://www.khasegawa.co.jp/index.html

経営者・スタッフ・インターン生からのメッセージ

▶経営者からのメッセージ

持続可能な地域づくりに向けて、身近な資源を地産地消する!

 今の日本は森林大国と言われているのにも関わらず、森林の有効利用をしていません。これは民間だけの問題でもなく国策の問題もあります。せめてここだけでも断言しておきます。日本は「住む」為の熱エネルギーは、有限資源である石油に頼らなくても、国として「自立」出来ます。 

 「エネルギーの地産地消」「地域経済循環」のモデルを発信していくには経済性だけでなく、どんな地域を作っていきたいか、何を子供たちに残していきたいのかというビジョンが欠かせません。これから2、3年の間に仮設住宅から復興住宅への入居が進んでいくなかで、共感者を増やすために地元の林業家や製材所・地元の有志住民・その他多くの仲間たちとともに仕掛けていきたいと思います。

 今後被災地で必要な事は本当の意味での「自立」です。森林循環システム構築を被災地で「可能」にした時に本当の意味での「自立」が出来ます。「持続可能な社会」をリアルに感じられる地域づくりを目指して一緒に取り組みましょう!

▲ペレット普及への熱い想いが結実し、国産初 薄型ペレットストーブを他社と共同開発。プロトタイプの火入れ式で開発秘話を語る。

代表取締役社長 /  長谷川 順一
岩手県陸前高田市横田町出身
高校まで陸前高田市。大学進学で埼玉県へ。卒業後、埼玉県所沢市の企業へ就職するも同年に父親が倒れ翌年帰省。同年平成16年株式会社長谷川建設入社。平成20年代表取締役就任。家族は妻と子4人、母親と一緒に実家で暮らしている。

▶スタッフ/インターンのメッセージ

若者・よそ者パワーで駆け巡り地域を元気に!
総務・エネルギー事業部 責任者/ 溝渕 康三郎
 わたしはNPO法人ETIC.の右腕派遣プロジェクトに応募し、2013年9月から長谷川社長の元でペレット普及の事業に取り組み始めました。東京の飲食FCチェーンという全くの異分野から飛び込んでわずか1年と数ヶ月ですが、この気仙地域の豊かな自然とあたたかい人に囲まれての暮らしは毎日が新鮮です。
 木質ペレットという見ず知らずの燃料を介して、家業で林業や製材業を営む同世代の方々と出会い、気仙地域の将来について本気で語り合い、試行錯誤を繰り返しています。
 震災で人口が激減し、少子高齢化にも拍車がかかるこの地域では、地元のしがらみに捉われない若者の自由な発想と行動力が求めれらています。よそ者ならでのフットワークを活かして一緒に地域を元気にしていきましょう!

自分の新たな可能性や予想外の発見に出会えます!
総務・エネルギー事業部/ 加藤 光
 わたしは以前、盛岡でプログラミングの仕事をしていましたが、縁あって2014年7月から長谷川建設で働いています。前職の経験を活かして、社内の部署横断的に業務の効率化に取り組むと共に、ペレットの事業にも従事しています。これまでは想像もつかなかった色々な場面で自分の特技を活かすことができ、また仕事を通じて沢山の出会いに恵まれています。ペレットに関しては学び始めて間もないですが、新参者同士一緒に働ける日を心待ちにしています!

担当スタッフから一言

50年間で積み重ねてきたまちを7年で復興することを目指している陸前高田市。復旧・復興工事により日々、劇的な変化をしています。急劇なハード・インフラ整備の中で大事なことは持続可能なまちになるために地域資源を活用した仕組み作りに試行錯誤していくことです。長谷川社長とスタッフの方々は復旧ではなく、自立した復興を目指し、地域で供給可能なエネルギーである木材を活用し、循環可能な仕組みを構築しようとしています。一緒に復興のその先を考え、活動してみませんか?

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